投資 雨にも負けず

リバウンド! 回復ラリーを利用して利益確保せよ!

投稿日:2021年10月16日 更新日:

リバウンド! 回復ラリーを利用して利益確保せよ!

先週、修正が終わり。

今週の初めはまだ不安定。

しかし水曜日から株式市場、はっきりと上昇に転じました!

9月の

「超~ブル~」

な時期を絶えしのいだ株主には、収穫の秋が待ってます。

しかしこのまま上昇が続き、

「クリスマスラリー」

に直結すると思ったら、大間違い!

リバウンド! 回復ラリーを利用して利益確保せよ!

まだ10月中旬です。

年末までこのまま上昇機運が続くと思ったら、大間違い!

 

  • 中国の不動産活溌会社のドミノ倒し懸念
  • 中国に端を発するサプライチェーン問題
  • エネルギー価格の高騰
  • テーパリング
  • 12月にデッドラインを迎える米国のデフォルト懸念

など、これまでの問題は何一つ解決されていません。

10月の回復ラリーが、そのまま12月のクリスマスラリーに移行するなんて甘い!

下手すれば10月末に、

「えっ、マジ?」

とサプライズに遭遇する可能性大。

回復ラリーを利用して、利益確保を忘れずに!

含み益だけで喜んでいたら、次の修正で一気に吹き飛んで、含み損に変わるよ!

 

以下に今週の回復ラリーで、注目を浴びた銘柄を紹介します。

常習犯 TUI 今年二度目の増資を発表

会社のオペレーション用の資金が底をついていた世界最大の旅行会社 TUI。

社債を発行して、急場しのぎ。

ルフトハンザが増資して国に借りた金を返却すると、

「俺も!」

と、今年二度目になる増資を発表。

株価は奈落の底に。

常習犯 TUI 今年二度目の増資を発表

参照 : TUI

 

新株は2,15ユーロ。

旧株との割合は、21:10。

9300株持っているので、

9300 ÷ 21 X 10 X 2,15 + 銀行手数料 = 1万ユーロ。

あるいは購入権を

46セントで売るこもできます。

9300 ÷ 21 X 10 X 0,46 = 2037ユーロ。

う~ん、悩むな~。

しばらく(十分な黒字で)売れそうにない。

だったら2000ユーロもらったほうが?

コロナ前を上回る予約数

今年二度目の増資に、株主は喜ばない。

そこはTUIも承知の上。

そこで丸薬を飲みやすくするために、

「来年の予約数は、コロナ前の2019年を上回る!」

とのコメントを出しました。

来年ね、、。

すなわち、最短でも2022年の春先まで株を手放せない!

すなわち、ドイツ帰国もそれまでお預け!

悩んだ末、

「毒を食らわば皿まで」

の精神で増資をフルオーダー。😢

TeamViewer グーグルとの共同事業を発表

先週、修正の真っただ中で

「業績下方修正」

をしたTieamViewer。

けちょんけちょんに売られました。

その後、銀行やアナリストが、

「売れ!」

と推奨。

株価はさらに下落。

ここでTeamviewerが、グーグルとの共同事業を発表。

株価は一時、大きく反発。

もっとも取引が終わる事には、2.7%だけ。

TeamViewer グーグルとの共同を発表

翌日、さらに下げました。

底値はまだまだ先だね!

Curavac コロナワクチン認可申請を撤回!

まだ

「ビオンテック」

なんて会社の名前を誰も知らない去年の夏、

「コロナワクチン完成に最も近い」

と言われていたCurevac。

遅れに遅れ、やっと完成したワクチンは、

「有効性48%」

でライバル社よりもはるかに下回る免疫反応。

なのに、

「アフリカなどに需要はある筈だ!」

と認可申請。

今回、その認可申請を撤回。

株価は、

キュアヴァック コロナワクチン認可申請を撤回!

大きく下落。

なのにまだ株を買っている投資家が居て、40ユーロ台回復。

「まだ第二世代のコロナワクチンが開発中」

と意気揚々。

「蓼食う虫も好き好き」

とはよく言ったもの。

ドイツ銀行(また)訴えられる!

今週、

「一瞬」

注目を浴びたのが、

「ドイツ銀行(また)訴えられる!」

というニュース。

参照 : fuw.ch

 

訴えたのはスペインのホテルチェーン。

ドイツ銀行の、

「為替商品」

に投資して大火傷。

「5億ユーロの損害を補填せよ!」

とドイツ銀行を訴えました。

この日、銀行株は利益確保で売られたので、

ドイツ銀行(また)訴えられる!

訴えで下げ幅を拡大。

しかし!

為替商品なんて、

「損をするのが当たり前」

の商品。

その分、あたるとデカイ。

これを知ってて投資したのに、

「損をしたので補填せよ。」

なんて子供の理屈。

裁判所が訴えを受理する見込み、受理されても勝てる見込みはかなり薄いです。

なので株価に長期的な影響はなし。

第三期業績発表スタート!SAP 業績上方修正

第三期の業績発表が始まりました。

JPモーガン、たった3か月で110億ドルの儲けを計上。

ドイツ銀行の過去10年の儲けよりも多い!

まさにスケールが違う。

なんでドイツ銀行の株なんぞ買ったのか、、。

さて今週、SAPが予想外の業績発表を行いました。

株価の動きを見ればわかる通り、

SAP 業績上方修正

業績が予想を上回りました。

さらに2021年度の業績上方修正のオマケ付き。

「いい銘柄だね!」

と思うかもしれませんが、1年チャートで見れば、

まだマイナスなんです。

前の社長が会社の業績を上げるため、見境なく企業買収。

新しい社長が、その後始末をしている最中です。

ただ底値は脱したかもしれません。

アデイダス 自社株買い戻しを発表

アデイダス 自社株買い戻しを発表

SAPよりも株価が低迷しているのがアデイダス。

今年はサッカーのヨーロッパカップ、オリンピックもあって株価は順調に回復。

したんですが、サプライ問題にご対面。

ベトナム全土でロックダウンになると、工場封鎖。

ライバルのナイキが

「売る商品がない。」

ので大打撃。

するとアデイダスも一蓮托生。

しかしベトナムのロックダウンは解除され、

「11月からフル稼働」

のニュース。

「買うなら今!」

とオーダー。

オーダー完遂の目前で、株価垂直上昇。

「自社株を買い戻す。」

と発表したんです。

く~。

わずか15セントの差で買い損ねた!

ただし!

業績発表の前に、自社株の買い戻しも発表をするなんて、少しおかしい!

通常は、業績発表と一緒に発表するもの。

邪推ですが、第三期の業績が

「かなり悪かった」

ので、事前に発表したのでは?

そう考えると、無理して株価を追わず、株価が戻ってくるのを待った方が正しい?

来週の注目銘柄 Hugo Boss

ドイツの衣料品メーカー”Hugo Boss”。

言うなればドイツのシャネル。

「ヒューゴ」

ではなく、

「フーゴ」

と読みます。

隠れたコロナ禍の勝者です。

素早くオンライン販売に乗り換えたお陰で、

  • 高い店舗の賃貸料・人件費節約
  • 直接販売による高いマージン率

で業績が右肩上がり。

株価も右肩上がり。

来週の注目銘柄 Hugo Boss

「安くなったら買おう!」

と思っていたけど、チャンスなし。

金曜日、2021年度の業績を40%も上方修正。

すると株価を2.3%も下げました!

これは、

“Sell on Good News”

という不思議な現象で、投資家の利益確保の方法。

月曜日、株価の上昇は(ほぼ)間違いなし!

早速、買いオーダー!

買えるかな?

ドイツ テレコム株 ジークフリート線まで撤退か?

「フーゴ ボスはKGVが高いから気が進まない!」

という貴兄にお勧めるのがドイツ テレコム株。

ドイツ テレコム株 ジークフリート線まで撤退か?

チャート抜粋 : onvista

 

ソフトバンクが株を大量に手放してから、落下が止まらない!

そもそもテレコム株は

「デフェンシブ株」

と呼ばれ、景気後退に強い銘柄。

株価が上昇するときは、

「おいてけぼり」

にされるもの。

チャートを見るとわかるように、すでに200日平均を割り込み、上から50日平均線が迫ってる!

これがクロスすると、

「デッドクロス」

と呼ばれ、さらなる大売りの兆し。

ドイツ テレコム株は、16ユーロで防御ラインを形成。

その下にはさらに強固な

「ジークフリートライン」

「15ユーロ防衛線」

を形成。

もしデッドクロスになれば、15ユーロまで後退します。

しかし!

テレコムは業績が好調なのでジークフリートラインまで下がらず、16ユーロで反発します(きっと)!

KGVも15を割り込んで、比較的お得。

大安売りに備えて、持ち株に一銘柄くらいはデフェンシブ株を加えておきましょう!

配当金もフーゴ ボスに比べたら、天と地の差だしね!

-投資, 雨にも負けず

執筆者:

nishi

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