一眼カメラ、高いのはカメラだけじゃない。
レンズが滅茶苦茶高い。
これがフルサイズのカメラになるとさらに高く、
「レンズの方が、カメラより高いっ!」
なんてことも。
一番高いのはメーカーの
「純正レンズ」
こちらは、クラス一の美人と同じで、
“Otto Normalverbraucher”(日本語で一般ピープル)
には手の届かぬ高値の花。
素人カメラマンは、
- “Drittanbieter”(第三者)の提供するレンズを買う
- 純正レンズを中古で買う
事になります。
去年、まだコロナが上陸する前に、第三者レンズ、タムロン SP 45mm F1,8を購入。
1年間使ったので、そのレビューを紹介します。
この記事の目次
単焦点レンズとは?
タムロン SP 45mm F1,8は、単焦点レンズ。
ズーム機能が付いていないので、焦点(距離)を変えられません。
だから単焦点レンズという名前。画質を最優先する人が使うレンズです。
F1,8(開放)して撮影すると、ピントを合わせた部分がキレキレ。
その一方で、ピントを合わせた部分以外はボケボケ。
この差により、さらに被写体がシャープに見えます。
フルサイズ(センサー)のカメラで撮ると、さらに美しく撮れます。
【例】ニコン展示場にて、普段は手に取ることさえできない超高価な単焦点レンズ、105MM,F1,4で撮影。
ピントは蕾に合わせました。
この単焦点レンズで人を撮ると、思わず息を呑むほど美しく撮れます。
勿論、
「どんな人物」
でも美しく撮れるわけではなく、
「美しい人はさらに美しく、そうでない方でもそれなりに。」
です。
とは言っても、私の趣味は風景撮影。
単焦点の出番は滅多にないです。
だって屋根の瓦の一部だけピントを合わせて取ると、
「何、コレ?」
風景の撮影ではF8まで絞って全体像を取るので、単焦点でなくても良し。
ニコン 50mm F1,8 G
カメラを買った際、
「安くて、写りがよくて、小さくて場所を取らない。絶対に買い!」
と言われ、ニコンの50mm F1,8 G を買いました。
安物ですが、この単焦点レンズで学校の生徒を取ると写りが実にシャープ。
何も知らなければ、
「カメラマンが撮りました。」
と言っても誰も不思議に思わない出来栄え。
カメラバックに潜ませて置き、観光名所での撮影では稀に出番が出る程度。
が、この単焦点、ちょっとした短所があることに気が付きました。
ニコンの50mm F1,8、背中からお日様が照っていれば、OK。
ISO160 50mm F3,2 で朝の6時30分に撮影。
発色もそこそこ。
斜め逆光になると、こんな色に。
ISO100 50MM F8,0
ニコンの50mm 短焦点、人を撮るのはいいけど、逆光に弱い。
逆光になると、発色があまりよくないです。
又、50mmは人を撮るにはいいが、風景を撮るには画角がちと狭い。
新しいレンズを試してみることにしました。
タムロン SP 45mm F1,8
というわけで買ったのが、タムロン SP 45mm F1,8 です。
販売当時、
「最高のレンズ」
と褒められ、とっても高かった~。
今、見ると激安。
オークション(中古)で2万円以下で買えます。
新品でも3万円を割ってる!
コロナ前は商売が好調で、
「夏にはドイツに帰国じゃ!」
と密かにドイツ帰国を計画。
カメラ製品は日本で買うと2割お得なので、帰国前に新品をゲット。
早速、殺風景な名古屋の街に出て、撮影してみました!
タムロン SP 45mm F1,8 実写サンプル
設定はF1.8, ISO100, 1/640
流石、F1,8 シャープさが違う。
こちらは名古屋の駅前にある巻ビル。
ISO100、45mm F2,8
くっきり、ハッキリ。
こちらは結婚式場。
設定はF2.8, ISO100, 1/2000
風景を撮る限り、こちらの方が発色がいい。
ドイツ人に写真を送ると、
「名古屋にも大きな教会があるのか。」
というので、
「結婚式場だよ。」
というと、なんで結婚式場が教会の形をしてるんだ。
に始まり、
「日本人はキリスト教の信者なのか?」
「そもそも結婚式場ってなんだ?」
と質問の嵐。
キリスト教なんかどうでもいいのに、
「挙式は教会で。」
という日本人の心理を説明するのは恥ずかしい。
コロナ禍で帰国延期
レンズを調達して、
「これで夏にはドイツ帰国!」
と思っていたら、世界中でコロナ禍が蔓延。
日本人はドイツはおろか、EUへの入国禁止になり、
「ドイツ留学」
を扱っていた会社は3月以降、仕事なし。
帰国延期となりました。
延期で済んで、中止にならなければいいが、、。