
今回は紹介するレンズは トキナー AT-X ProD 100MM F2,8 Macro です。
ニコン(あるいはキャノン)ユーザーなら、
「所有しなければならないレンズ10選」
に数えられるトキナーのマクロレンズ。
本当にシャープなのか?
検証したいと思います。
この記事の目次
トキナー AT-X ProD 100MM F2,8 Macro 今度は本物?
先週、間違ってトキナー AT-X ProD 100MM F2,8 Macroの
「旧型」
を購入。
でも、
「そこそこ」
シャープに撮れるんですよ!
発色もいい!
パソコンの画面で見ると、キレキレ~。
おまけに滅多にない
“Inner focus”(インナーズーム)
なので、レンズが飛び出してこない!
全部金属製。
手に持った際の
「えも言われぬ高級感」
がたまらんん。
旧型でこんなに綺麗に撮れるなら、
「新型」
ならもっと綺麗に撮れるの?
興味が湧いてきました。
日本で最後の新品?
そこで
「新型はなんぼ?」
と興味が湧いてぐぐってみました。
なんと!
2万円台で買えるよ!
でも、
「程度のいいのは稀だな~。」
と思っていたら、
「未使用品」
がオークションに登場してました!
ニコン用とキャノン用が、それぞれひとつづつ。
日本で最後の新品じゃない?
メーカーのページによると
2015年までは販売されていたようです。
今では勿論、廃盤。
程度のいい中古品は少ないので、この未使用品が
「日本で最後の新品 トキナー AT-X ProD 100MM F2,8 Macro」
じゃない?
おまけに価格が2万6800円(送料込み)。
安いっ!
この機会を逃すともう手に入ることはない!
トキナー AT-X ProD 100MM F2,8 Macro 第一印象

届きました。
ネットオークションの常套句が、
「ほとんど使ってません。」
なのでマウントを見てみましたが、傷なし。
本当に新品のようです。
第一印象は軽い!
たったの490g。
旧型と違い、プラスチック製。
高級感はあまりない。
でもちゃんとレンズフードがついてるのが嬉しい。
旧型のレンズフード、
「2000円+送料」
で売られてますからね。
では早速、カメラに装着して試写です。
風景 遠距離
トキナー AT-X ProD 100MM F2,8 Macro はマクロレンズ。
風景は想定されてない。
それも遠距離撮影は。
なのであまり期待しないほうがいい?
アパートから名古屋(熱田区)の市街を撮影。

ISO100 F8 1/400で撮影。
おっつ、結構、シャープ。
高層マンションの最上階をアップ!

マクロでこの解像度!
ちなみに
で撮ると、

ISO100 F8 1/500
発色が全然違う!
高層マンションの最上階をアップ!

ニコンの勝ち!
まあ、マクロレンズと望遠連レンズの
「不公平な比較」
をすればね!
風景 中距離
お次はトキナー AT-X ProD 100MM F2,8 Macroで、風景(中距離)を撮ってみます。
被写体はお馴染みのレトロ喫茶です。

ISO100 F8 1/400
ピントは中央に合わせました。
十分にシャープ!
中央部のステンドグラスを拡大します。

アップすると、ちょっと弱いですね。
同じ被写体をタムロン 24-70mm F2,8 で撮るとこう。

IS100 F8 1/200
むむむ?
すでにアップする前から、タムロンのズームレンズの方がシャープじゃない!?

ほらね!
ステンドグラス横のレンガを見てください。
タムロンで撮るとキレキレ。
タムロンには勝てん!
トキナー AT-X ProD 100MM F2,8 マクロ
マクロレンズの
“Paradedisziplin”(特異な科目)
は?
そうマクロ撮影です。
どこかに花が咲いていなかったけな?
そうだ!
ある会社の前に
「花壇」
の植え込みがあったぞ!
コレ!

ISO100 F3,2。
マクロ撮影していると
「最大の開放値がF3.2」
なんですよね。
F2,8にはなりません。
理由を知っている人、教えて!

ISO100 F3.2 1/4000
ボケが素敵!

ISO100 F3,2 1/2000
やっぱりトキナー AT-X ProD 100MM F2,8 Macro はマクロレンズ。
キレキレです。
小さな花さえマクロ撮影すると

十分に主役になれるのが面白い。
これに黄金虫なんか止まってくれたら最高なんだけどな~。
俯瞰撮影
今度は俯瞰撮影です。
わざわざ専用の三脚買って、

タイの1000バーツ紙幣を撮影。

ISO100 F4,0 S1/20
紙幣が完全に平らだったら、もっと解像度が上がった筈。
そこで絞ってF8で撮影。

ISO100 F8,0 S 1/13
ズームして比較。
まずはF4。

悪くない。
続いてF8。

まあ、F8の方がシャープかな。
でもF4で十分使える。
結論
ニコン(あるいはキャノン)ユーザーなら、
「所有しなければならないレンズ10選」
に選ばれるのも納得。
風景撮影ではニコンやタムロンに及ばないが、それはリンゴと梨を比べるようなもの。
とりわけマクロ撮影では秀逸。
おまけに2万6800円(送料込み)
軽いので撮影用のカメラバックにいつも入れておいても、苦にならないっ!
まだ
「キャノンマウント用」
の未使用品が残ってたよ!
早い者勝ち!
それとも自分で買い占めて、ドイツで高く売るか?