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幻の神レンズ Tamron 17-35mm f/2.8-4 di osd

投稿日:2022年12月3日 更新日:

幻の神レンズ Tamron 17-35mm f/2.8-4 di osd

風景の撮影に欠かせない広角レンズ。

なんで?

広角レンズなら、綺麗な街並みを一枚の写真に収めることができます。

とりわけ狭い街中では必修。

これまで私が愛用してきたのは、ニコンの広角レンズ。

そこそこ満足。

が、ニコンのFマウント用にはもう一つ

「幻の神レンズ」

が、存在しています。

それが”Tamron 17-35mm f/2.8-4 di osd”です。

幻の神レンズ Tamron 17-35mm f/2.8-4 di osd

幻の神レンズ Tamron 17-35mm f/2.8-4 di osd

表題を読んで、

質問
なんで幻なの?

 

と思われた方。

このレンズが販売になったのは、2018年9月。

ちょうど一眼カメラからミラーレスカメラへの過渡期。

なのに今更、一眼カメラ用の新型レンズ?

希望小売価格は9万3500円。

決して安くはない。

結果、全然売れなくて、2年後には製造中止。

新品はもう手に入りません。

中古のみ

が、全然売れなかったので、中古市場でも稀な存在です。

程度のいいレンズとなると、さらに希少です。

中には、

「価値が上がるぞ!」

と踏んで、中古品を新品よりも高くオファーする輩まで。

私はヤフーオークションで

「使用頻度少なし」

というレンズを5万円でゲット!

第一印象 & スペック

第一印象 & スペック

届きました。

幸い、本当に使用頻度の少ない美品レンズでした。

元箱こそないが、傷なし。

埃の混入はわずか。

写真で撮って初めて、レンズの裏に小さな埃が付着しているのがわかりました。

後で書きますがこのレンズ、埃の侵入は否めません。

手に取ってみると、おもちゃのように軽い!

それもその筈。

たったの460g。

この軽量を実現するために、全部プラスチック。

当然、タムロンの

“SPシリーズ”

ではありません。

手振れ補正なし。

この欠点を克服するため、なんと17mmの広角側はF2,8という明るいレンズ!

望遠端の35mmでやっとF4。

ニコンの16-35mmは、16mmでもF4ですからね!

これだけ明るいと、シャッタースピードを上げて撮影、手振れの発生を妨げることができます。

Tamron 17-35mm f/2.8-4 di osdのもうひとつの特徴は、マクロ機能。

被写体に28cmまで近寄れます!

試写

試写

早速、Tamron 17-35mm f/2.8-4 di osdを装着して、熱田神宮で試写してきました。

まずはボケ味のテスト。

ISO100、27mm F3,5です。

ボケ味はなかなかよろしいようです。

次は肝心要の

「切れ味」

をチェック!

ISO 100 26mm F6,3。

F8のマックスに達する前からすでに、

「痛っ!」

と指が切れるほど、シャープです。

おまけにこの色合いが凄い。

どんなコーテングしたの?

HDRみたいな絵になるよ!

翌週、名古屋で唯一の観光名所、有松

で試写してきました。

切れ味MAXのF8。

すっげ~。

瓦の一枚、一枚がしっかり見分けられます。

ニコンのレンズの弱点は逆光。

タムロンは?

この通り、逆光でも解像度が落ちない!

色落ちもなし!

フレアは出ているけど、これも味があってよくない?

あまりによく撮れるので、3時間もほっつき歩きました。

このレンズ、

  • 解像度は最高
  • 色合い良し
  • 逆光に強い

と性能は言う事なし。

これが、

「幻の神レンズ」

と言われる由縁です。

「私もFマウントユーザーです!」

という稀有なアナタ!

中古で程度のいいレンズを見かけたら、買っておきましょう。

損はしません。

AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G vs. 幻の神レンズ

AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G vs. 幻の神レンズ

とは言っても、中には

「ニコン信者」

の方もおられます。

一度信者になると、統一教会の例を出すまでもなく、脱会は難しい。

そこで比べ撮りして、性能を比較してみます。

まずはニコンの18mm F3.5

わずかに横からお日様が差すと、この有様。

白抜けするんです。

ニコンのレンズは。

続いて幻の神レンズ。

17mm F2,8です。

ほら!

全然、白抜けしてません!

それだけでもニコンのレンズを売って、Tamron 17-35mm f/2.8-4 di osdを買う価値アリ。

でもニコンのレンズがドイツのサッカーチームのように

「赤っ恥」

をかくのはこれから。

右上の鬼瓦を拡大してみます。

まずはニコン。

死んでますね。

そもそもF3,5なんだから、F2,8のタムロンより、シャープな筈。

なのにこの有様。

幻の神レンズだと、

こう。

F2,8ですよ!

なのに端っこまでシャープ!

ニコンのレンズは

  • 背中からお日様が照ってる
  • F8まで絞る

とシャープな写真になります。

それ以外では難あり。

この結果を見て、私はニコンの広角レンズ、全部売りました、、、。

幻の神レンズの欠点

幻の神レンズの欠点

とは言ってもこの世の中、完璧なる物は存在していません。

幻の神レンズもしかり。

最初の欠点は、後玉レンズ。

これ、ズームすると上下に動くんです!

当然、埃を吸い込みます。

レンズを交換する際は、後玉レンズを下げてから外してください。

次の欠点は、マニュアルフォーカスリング。

この幻の神レンズ、

「オートフォーカス」

に設定しているときに、マニュアルフォーカスリングを回すと壊れます。

私はすでに何度かズームと間違えて、マニュアルフォーカスリングを回して、

「冷やっ!」

としました。

持ち前の馬鹿力で回せば、一発お釈迦様。

最後の欠点はレンズフード。

レンズフード装着しようとすると、何度かレンズを通り越してカメラ側まで素通り。

その度にレンズを外して、レンズフードを装着し直し。

ちょくちょくやるので、1日でセンサーにゴミが乗っちゃいました😢。

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執筆者:

nishi

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