
今回は皆さんも大好きな投資、それも「セルオフ投資」がテーマです。
ちょくちょく特定の銘柄が大きく値を下げます。
このチャンスに
「いざ、鎌倉!」
と投資するのがセルオフ投資です。
簡単に儲かります。
もっともやり方を間違えると
「全損」
も夢じゃない。
以下に詳しく解説します。
この記事の目次
セルオフ投資 馬や鹿でも簡単に儲かる?
株式ニュースを見ていると、
「〇〇株が暴落(”sell-off”)!」
というニュースが飛び込んできます。
結構、頻繁に。
私の定義では1日で10%以上、株価を下げる事。
ドイツには
「ストップ安」
なんかないので、
「奈落の底」
まで落ちます。
そんな場面で
「買っちゃう?」
と誘惑に駆られるあなたは私と同じ
「セルオフ投資家」
です。
実はこの
「セルオフ投資」
は、会社の業績予測・決算発表を読んだり、KGVの比較など、面倒な調査も要らない
「馬や鹿でも儲かる投資」
なんです。
以下に幾つか例を挙げます。
自動車部品メーカー Schäffler
まず最初は、ここで何度も取り上げている自動車部品メーカー”Schäffler”。
今週のポルシェの業績発表、見ました?
96%の利益減。
税金を払うと赤字です。
お陰でポルシェの親会社、VWも赤字転落。
このように、そもそも自動車が売れていない。
自動車メーカーが赤字なら、自動車部品メーカーは、
「存続の危機」
です。
当然、株価はボロボロです。
その場面でやったきたのがトラップショック!
シェフラー株は
「過去最安値の3.2ユーロ」
まで暴落。
当時、私の持ち株はマイナス30%を優に超えました。
が、高配当に釣られ、
「今がチャンス!」
と大量に追加購入。
赤い⇒がセルオフです。

すると半年後、株価は倍増。
いや、倍増どころじゃないっ!
投資口座を見てみると、
![]()
なんと46%のプラス!
含み益が6万2210ユーロ!
日本円で1101万117円。
さらに配当金もゲット!
こんなに簡単に儲かる投資が他にあります?
セルオフ投資 ドイツ銀行
ひとつだけだと、
「まぐれだろう。」
と言う方がいるので、もう一例。
2008年のリーマンショックで
「ナパーム弾」
を市場に投下したドイツ銀行。
ハリウッド映画にもなりました。
その後、2兆円を超える罰金を課されて虫の息。
株価は奈落の底に!
120ユーロから13ユーロまで落ちたよ!
しかし!
“Jetzt oder nie!”(今しかないっ!)
とありたったけの金でドイツ銀行株を購入。
というのも、ドイツでは自営業者は国民年金に加入できないんです。
そこで
「年金の代わり」
に、ドイツ銀行株を買ったわけです。
時間はかかったが、

株価は回復。
お陰で
![]()
118%プラス。
含み益が16万8368ユーロ。
日本円で2980万113円。
さらに配当金もゲット!
こんなに簡単に儲かる投資が他にあります?
暴落後の反応には2種類ある!
このように、セルオフ投資は馬や鹿でも儲けることができます。
が、注意点もあります。
セルオフになった銘柄は
- もう翌日に回復する
- 1週間落ち続けて回復する
の2種類のリアクションを取ります。
通常は後者のリアクション。
稀に翌日にリバウンドすることもある。
残念ながら買う銘柄が、
「どちらのパターンか?」
は、買うまでかわからない。
例。
今週、ドイツの半導体メーカー
“Suss”
の株が暴落。

翌日、
「はや、もう回復か?」
と思われたが、その後、また下げました。
こちらは1週間続くケースです。
フェラーリ株 セルオフ!

先日、フェラーリの株が大きく下げました。

早速、その日の最安値(17%マイナス)で購入!
買いオーダーが完遂した時は、
「やったぞ!」
と勝鬨をあげたんです。
が、フェラーリは1週間続落するケースでした。
ひ~!

青い⇒が私の買値です。
最安値は、クラッシュから1週間後に到来。
でもこれは
「セルオフ投資あるある」
です。
セルオフ投資をする人は、最初から
「覚悟」
しておいてください。
翌日、リバウンドしないケースでは、5日目に追い買いが必修です。
こうして買値を下げます。
買値を下げると
- 早く黒字になる
- 黒字になった際の儲けが大きい
という利点があります。
銘柄の選抜が運命を分ける
ただし!
このセルオフ投資、
「どの銘柄を買うか」
で、どつぼにはまるか、大金が儲かるかが分かれます。
ドイツに
“Varta”
という電池メーカーがあります。
5年前、
「6分で充電できる充電池を開発した!」
と発表。
が、業績悪化で株価暴落。
アプルにセル電池を供給してたんですが、アプルが
「安い中国製」
に仕入れ先を変更。
会社は売れない在庫を大量に抱えて業績悪化。
加えて
「6分で充電できる充電池」
は、一個も売れませんでした。
大量注文を期待して設備投資していたので、会社は赤字に転落。
株価は暴落。
なのに株価が暴落する度に
「今がチャンス!」
と追い買い。
全部で1200万円投資。
にも拘わらず、”Varta”は2年ほど
「いろんな言い訳」
をしてました。
でも、最後には言い訳も尽きて倒産。
正直に言えば
「終わり」
が来るのは見えてました。
が、見ようとしなかった、、、
最終的には
「見えないフリ」
もできないほど状況が悪化、1200万円がゼロになる前に逃げ出しました。
それでも、800万円を超える損益。
皆まで言えば、”Varta”は会社更生法の適用後、ポルシェが二束三文で買収しました。
セルオフ投資 銘柄の選び方
“Varta”の例でわかるように
例えばドイツ銀行。
ドイツ銀行はなんと5年も赤字だったんだよ!
それでもデカイ会社は潰れない。
潰れない大企業は(時間はかかるが)戻ってきます。
でも、このセルオフ投資で
「最も手軽に儲かる銘柄」
は、
上述のフェラーリがそう。
投資家を集めた会議で、
「2030年の売り上げ目標は90億ユーロ。」
と言ったんです。
投資家は100億ユーロを(勝手に)期待していたので、株価のセルオフ!
こういう銘柄は半年も経たないで、株価が下落する前までもどります。
差額はあなたの利益。
それもたった半年で!
避けるべき銘柄
一方、セルオフ投資で避けるべき銘柄は、キャッシュフロー(資金源)が少ない会社。
そんな会社は、赤字が2~3年続くと倒産します。
“Varta”がまさにその
“Paradebeispiel”(典型的な例)
でした。
皆まで言えば、
「セルオフ投資すべきは大企業」
という
「セルオフ投資のルール」
にも反してました。
さらに!
上の”Varta”も業績発表を延期。
その後、事実上の倒産発表。
業績発表を延期する会社は、どんなに株価が安くなっても、手を出しちゃ駄目!
セルオフ投資 必要な3つの資質
あとは忍耐さえあれば、待っていればいつか黒字になります。
簡単に稼げるので私の投資の90%は、セルオフ投資です。
実際、過去20年で黒字にならなかったのは ”Varta” だけ。
800万円は痛かったが、
「ニ度と忘れない教訓」
を学びました。
セルオフ投資に必要なのは
- 金
- 勇気
- 忍耐
の3つ。
これを持っていれば、馬や鹿でも簡単に儲かります。

