日々、ドイツ人相手に仕事をしています。
相手が日本人なら
「一度言えばわかる。」
事をニ度、三度も伝えなくてはなりません。
ドイツ人は石頭ではなく、
“Betonkopf”(コンクリート頭)
なので、そのためだと思ってたんです。
ところが最近、
「実はドイツ人は馬鹿だった。」
という説が浮上。
詳しく説明します。
この記事の目次
予兆
昔、ドイツのアパートを紹介してました。
辞めた理由が、
なんです。
例えば
「木曜日の15時にアパートの見学に行くからね。」
と約束。
わざわざ車を1時間半も走らせてボンまで逝ったのに、留守。
「アパートの見学に来たのに、何処に居るの?」
と電話すると、
「来るのは木曜日って言ったじゃない!」
と逆ギレするドイツ人女。
「今日がその木曜です。」
というと、
「え、そうなん?」
とドイツ人女。
これが何度も続いたので、アパートの紹介を辞めました。
当時、
「ドイツ人は信用できない。」
とドイツ人を
「買いいかぶって」
いました。
エクセルの表計算ができないドイツ人マネージャー
最近の話をします。
ドイツには国営の語学学校、
“Goethe Institut”(ゲーテ・インスティテュート)
があります。
お客さんの入学を手配すると、学校から
「謝礼金」
が支払われます。
そこで3か月おきに、
「今季の成績」
が送られてきます。
そこに謝礼金が
「エクセルの表計算」
で表示されているんですが、計算が間違ってます。
そもそも
それを知りたい。
そこで、
「間違ってますよ。」
とゲーテの担当者に教えます。
1週間後、
「書き直しました。」
と今期の成績が送られてきますが、先回と同じもの。
そこで、
「間違ってますよ。」
とゲーテの担当者に教えます。
1週間後、
「書き直しました。」
と今期の成績が送られてきますが、今度は別の箇所が間違っている。
ドイツではエクセルの表計算、それも3回やり直しさせても正しくできない人間が、
「国営企業のマネージャー」
なんです。
皆まで言えば、ドイツ人は
「残業をしない。」
ので、毎回、軽微な書き換えに1週間を擁します。
住所が正しく書けないドイツ人
日本に帰国したので、
「全財産」
を預けているドイツの銀行に、
「書類やカードはこちらに送って」
と日本の住所を伝えました。
しかし!
そもそもこちらが送った住所を
「コピペするだけ」
なんですよ!
それさえも、過去6年間で一度もできないのがドイツ人。
そんなドイツ人に
「全財産」
を預けていて大丈夫?
メールを読まないドイツ人
お客さんから
「バンベルク大学に入学したい。」
とお仕事をいただき、出願要綱を確認。
すると
“Zulassungsantrag Teil 2”
に記入して、他の出願書類と一緒に送れ。
とあります。
が、”Zulassungsantrag Teil 2″がホームページの何処にも見つからない。
バンベルク大学に問い合わせると、3日後、
「まずはこちから登録してください。」
という意味不明な返事。
仕方ないので、20分かけて登録。
質問欄に、
「”Zulassungsantrag Teil 2″が見つからない。送ってください。」
と書いておきました。
3日後、
「大学に出願するには、、。」
というメールが届いたんです。
が、”Zulassungsantrag Teil 2″には何も触れていない。
そこでまた
「”Zulassungsantrag Teil 2″が何処にも見つからないので、送ってください。」
と返事。
これで三度目です。
しかしその返事は
「大学への出願時期は、、。」
という内容で
ドイツ人はこちらの
「問い」
を全く読みません。
推測で回答を書くので、
“Deadlock”(死の罠)
にはまって抜け出せません。
日本人には理解できないドイツ事情
これを知らない日本のお客さん
「ただ問い合わせるだけでしょ。」
と言います。
が、ドイツ人にこちらの要件を理解させるのは、
「猿に芸を教えるよりも難しい。」
です。
上述のバンベルク大学の件、2週間経ってるのに未だに意味不明の返事ばかり、、
「なんでドイツ人はこうなの?」
と悩んでいたんですが、先日、答えが出ました。
OECD Pisa-Test
OECDという機関があります。
日本語では、
「経済協力開発機構」
だそうです。
知っていても
「何の得」
にもならないので、すぐに忘れましょう。
大事なのはこのOECDが加盟国で
「いろんな統計」
を取っている事。
日本が毎年、
「男女平等ランキング」
で下位を記録しています。
あれも、このOECDの統計です。
そんな統計のひとつに
“Pisa-Test”
があり、加盟国の教育水準を比較しています。
ドイツ人は毎年、順位を落としており、日本に
「周回遅れ」
にされています。
大人用 Pisa-Test
その”PISA-Test”が今回、大人を対象に対して実施され、結果が公表されたんです。
日本でも
「ちょっとだけ」
メデイアで紹介されていたので、気が付いた方も居るかも知れません。
早速、日本のメデイアは
「日本人は世界で最も賢い国民のひとつ。」
と自画自賛。
褒められることは滅多にないので、それはまあ
「良し」
としましょう。
で、日本のメデイアが全く報道しなかったのが、ドイツ人の成績。
ドイツ人 実は馬鹿だった?
その”PISA-Test”で、
という衝撃的な結果が出たんです。
例えばですよ。
「保育園は8時から開きます。子供は何時に連れて行けばいい?」
という質問を理解できず、
「お弁当を持たせるの?」
「私は車を持っていない。」
などと、意味不明な回答をしたんです。
しかし!
これこそ私の日々の経験と一致。
結果、
「やっぱりドイツ人って馬鹿だったんだ!」
と確信。
皆まで言えば、私の経験では5人に一人じゃなくて、5人中2人。
公務員に限って言えば、5人中4人。
もっとも問題は、
「なんでそんなドイツ人による国内総生産高が日本よりも高いのか?」
です。
ドイツ人の言い訳
もし
「なんでも話せる仲のいいドイツ人」
が、あなたの近くにいたとしましょう。
そこで
「ドイツ人の読解能力は10歳の子供にも劣るんだって?」
とからかうと、
「それは外国人のせいだよ。」
という回答が100%帰ってきます。
都合の悪いことはすべて
「外国人のせい」
にするのはドイツ人の十八番。
ちなみに上述のバンベルク大学の担当者はドイツ人、しかもM.Aの学位取得者です。
学位を持っていてもあの程度なんだから、
「普通のドイツ人」
は
「恐るべし!」
です。
Z世代に共通する弱点?
もっともドイツで長く生活した私は
「少しだけ」
ドイツ人を弁護したい。
この
「書いている事を読んで理解する力」
は日本人のZ世代でも、かなり劣化しています。
一例を上げます。
ドイツ留学に欠かせないドイツ留学保険。
そのドイツ留学保険は、
で加入する保険が異なるんです。
もっとも区分けは
- 大学や語学学校に通う場合
- それ以外(ワーホリで働くなど)
とかなり簡単。
なのに、
というお問い合わせが殺到。
そこでビジュアルに訴えるべく、
- 勉強している大学生の写真
- 働いている女性の写真
を加えたんです。
でも未だに同じ質問が、、、。
皆さんはわかりますよね?
Z世代にはわからないみたいです。
ドイツ人でも、日本人でも。
読解力低下の原因は?
Z世代の読解力が低下している原因は、いわずもがな携帯です。
ドイツでは昔から、
“Fernsehen mach dumm.”(テレビを見ると馬鹿になる。)
と言われていました。
Z世代は子供の頃から携帯に
「どっぷり」
依存してますから、読解力が低下するのは当たり前。
ただ
には、現時点では答えなし。
[…] そう、ドイツ人は指示書さえまともに読めないのだ。 […]