
ドイツチケット(旧49ユーロチケット)詐欺が大流行!
その手口は容易で
「誰にでもできる詐欺」
の為、被害者が急増中。
これを止める方法も至極簡単なのに、何もしない行政。
自分で守るしかありません。
その方法をお教えします。
この記事の目次
49ユーロチケット改め ドイツチケット
2022年に導入された49ユーロチケット。
大ヒット商品になりました。
2025年からは値上げにより
「58ユーロチケット」
となりました。
この為、これまで使っていた
「49ユーロチケット」
という名前を
“Deutschlandticket”(ドイツチケット)
と改めます。
ダークネット
ドイツチケット詐欺で決定的な役割を果たしているのが、ダークネットです。
ダークネットとは
「違法な物」
なら何でも買えちゃう
「犯罪者者向けの楽天」
のようなもの。
勿論、お届けできない戦車や戦闘機は買えませんよ。
その他の
「ヤバい物」
ならなんでも買えます。
当然、銀行口座情報なんぞ
「楽勝」
で、大量に安価に買えます。
ただし!
日本と違いドイツでは
「おとり捜査」
が可能なので警察も
「売り手」
そして、
「買い手」
として暗躍中。
この為、
「良い子」
は使ってはダメ。
引き渡し場所で
「御用!」
になります。
ドイツチケット詐欺
ドイツチケット詐欺の方法はこう。
ダークネットで仕入れた大量の銀行口座情報を使って、大量にドイツチケットを買います。
あとはこれを
“Ebay”
などで30ユーロで売るだけ。
儲けは25.50ユーロ。
割が合わない?
そこは
「塵も積もれば山となる。」
で、大量に売りさばきます。
1000枚売れば、2万5500ユーロ。
結構な儲けです。
だからドイツチケット詐欺は
「誰にでもできる詐欺」
なんです。
そもそも自分の銀行口座にアクセスするのに、
「ニ度の認証作業」
が必要なのに、ドイツチケット購入時にはこれがない。
銀行口座番号を入れるだけ。
これを詐欺師が黙ってみているワケがない。
ドイツチケットを販売する行政が販売方法を変えて
「ニ度の認証作業が必要」
とすれば詐欺を止められるのに、これをしない。
これがドイツの行政です。
詐欺 防衛策
ドイツに3年ほど住むと、あなたの口座はリークします。
以前、ここでフェイスブックのリークを紹介しました。
手口は同じ。
あなたがお買い物をしたネットショップがハッキングに遭い、あなたの銀行口座情報がリークするんです。
お陰であなたに落ち度がないのに、詐欺の被害者になります。
もっともドイツチケット詐欺の防衛策は簡単で、効果的。
というのも
「口座引き落とし」
は120日以内なら、お金を取り戻せるんです。
方法も実に簡単。
銀行に行く手間もなし。
あなたの口座にオンラインでアクセスして、自動引き落としされた取引をクリック。
するといろんなメニューが表示されますが、
「お金を取り戻す。」
をクリックするだけ。
ほぼ瞬時にお金が戻ってきます。
問題点
ところが問題はここから。
ドイツチケットを販売したのに、その代金を受け取れなかった地方自治体(の交通局)はあなたを
「詐欺」
で訴えます。
「買ったのは私じゃない!」
という言い訳、もとい、真実に効く耳を持っていません。
まあ、それがドイツ人です。
対抗策
そこであなたの口座から買っていないドイツチケット代金が引き下ろされたら、
- お金を取り戻す
- 警察に行き被害届けを出す
を行ってください。
その後、交通局から
「〇月〇日までにドイツチケット代金を払わないと、、。」
という脅迫の手紙が届くので、被害届(のコピー)を送り、
「私も被害者です。」
と、潔白を主張します。
それでも交通局から
「ドイツチケット代金が期日までに払われなかったので、、」
という脅迫文が届いたら、弁護士事務所に相談に行ってください。
ここで何度も言ってますけど、弁護士保険入ってますよね?
これなしでドイツで生活を始めるのは、コロナ禍に素っ裸でお買い物に行くようなもの。
ドイツチケットはDBで買うべからず
折角なので、
「ほぼ詐欺」
のドイツチケットのトラブルを紹介しておきます。
“DB”(ドイツ鉄道)でドイツチケットを買った人のトラブルが、相次いで報告されています。
それは、
というもの。
ドイツ人、とりわけ公務員は無能です。
あなたの解約届けはDB会社内の
「ブラックホール」
に消えて、二度と見つかりません。
この為、解約してもドイツチケットの料金が引き落とされます。
かなり高い確率でこの
「ミス」
は発生するので、
必ず出番がやってきます。
言い換えると、
「解約証明書」
が届くまで、あなたの解約は無効であると考えておきましょう。