ようやく ニコン Z6Ⅲ 発表。
その価格を見て驚愕。
ニコンダイレクトでの価格は44万円(四捨五入)。
高過ぎ!
今回は、
「Z6Ⅲの発表を待たないで、D780買ってて良かった~。」
という話です。
この記事の目次
ニコン Z6Ⅲ までの道のり
一眼カメラに執着して、
「ミラーレス化」
を完全に寝過ごしたニコン。
売り上げ激減 + 株価低迷でやっと目が覚めます。
そのニコンが2018年に
「満を持して」
告知した同社初の本格ミラーレスカメラ Z6。
酷評を受けました。
そこでニコンが
「付け焼刃」
の処置を施して2020年に出たのが ニコン Z6Ⅱ。
名前は
「Ⅱ型」
だが
「Ⅰ型」
と同じカメラ。
Ⅰ型と違うのは
- メモリーカードが2枚入る
- 画像処理エンジンを2個にした
だけ。
当然、性能は同じ。
なのにニコンは2024年までの4年間、新型の発表なし。
4年間?
いや、私は2018年から6年待ったよ!
「ニコンはきっと、使えるミラーレスカメラを出してくれる!」
と期待して。
高過ぎるニコン Z6Ⅲ
そのニコンZ6の販売から
「ほぼ6年」
も待たせてやっと出た後継モデルZ6Ⅲ。
新機能多数搭載。
以前ここで、
「どうせニコンZ6と同じ(ソニー製)センサー」
と期待していなかったのに、新型センサー搭載。
ソニーがよく許可したね!
不満は
- ボデイーがZ6Ⅱと(ほぼ)同じで小指が余る
- 接眼部がまたよく落ちる安物
くらい。
「待った甲斐があった!」
と思ったのは、価格を見るまで、、。
なんと定価43万5600円!!
ほぼ44万円!
米国では2500ドルのZ6Ⅲ。
2500ドル x 160円 = 40万円
一体、ニコンはどの為替レートで価格設定した?
Z6Ⅲ 付属品
さらに!
一眼カメラと違い、ミラーレス買うと付属品が必要になる。
まずはマウントアダプター。
これが3万3000円。
次は小指が余らないように
「Lブラケット」
を買う必要がある。
これが1万円。
最後に写真を記録するCFexpress Type Bメモリーカード(128GB)。
これが2万3000円。
合計50万2500円!
これだけ払っても、カメラだけ。
レンズは別。
高過ぎ!
アマチュアが趣味で買える価格じゃない!
ニコン Z6Ⅲ ダイナミックレンジ問題
まだ公式な販売開始前なのに
「ニコンZ6Ⅲのダイナミックレンジは、Z6Ⅰよりもかなり悪い!」
との報道。
ニコンはZ6Ⅲを
「ハイスピードカメラ」
として売るために、ソニー製の部分積層センサーを導入。
44万円もするカメラなのに、なんで
「部分積層」
にしたのか、そこが
????
です。
「44万円もするカメラなんだから、Z8の積層センサーをそのまま使えばいいじゃない!」
って思いますよね。
まあいい。
その部分積層センサー、その複雑な構造によりダイナミックレンジが低下。
これを最初に報道したサイトに、
「今後は貴サイトに新型カメラは提供しない。」
とニコンが圧力。
すると
「ニコンZ6Ⅲのダイナミックレンジは、Z6Ⅰよりもかなり悪い!」
と書いたサイトが、
「ニコンZ6Ⅲのダイナミックレンジは問題ない!」
と書き換え。
ニコン、かなり焦ってますね。
Z6Ⅲ キットレンズ NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
その
「別売り」
のレンズがコレ、NIKKOR Z 24-120mm f/4 S。
キャノンユーザーのユーチューバーが
「ズームレンズでは最高画質」
と評価する程。
「是非、試してみたい!」
と中古で検索。
なんと中古価格が13万円超え!
マジ?
新品価格は13万8000円と、大して変わらない。
もっとも何処も
「お取り寄せ」
という状態。
市場に出回ってないので、中古価格が高騰。
これはZ6Ⅲ+NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの
「キットレンズ」
で買う必要あり。
が、そうなると55万円。
これに
「使用に欠かせない付属品」
をつけると60万円。
素人が買える値段じゃない!
買ってて良かった D780
ニコン Z6Ⅲの価格見て、
「高い!」
の次に思ったのは
「あの時、D780買ってて良かった~。」
です。
確かにZ6Ⅲには
「世界初の部分積層センサー」
が入ってます。
もっと解像度のいい写真が撮れる?
しかし!
御覧の通りD780で撮れる映像はすでに秀逸。
これ以上の解像度が要る?
もっと解像度のいい写真が撮れると仮定しても
「100%拡大しないと、Z6Ⅲとの違いがわからない!」
なら新しいカメラを買う必然性はなく、単なる所有欲。
そこで提案。
「Z6Ⅲは高い!」
と思った方、いっそD780を購入しては?
だって今なら、ニコンのキャッシュバックキャンペーン中で
5万円引き!
Z6Ⅲの半額以下で買えるよ!
半額でも画像は秀逸。
さらにこんな利点もある。
グリップ
D780の最大の利点はコレ、グリップです。
やっぱり一眼カメラのグリップは素晴らしい。
小指が余らない!
重いレンズを装着しても、指をひっかけるだけで不安がない。
私には
「グリップのないカメラ」
を製造するメーカーの気が知れない。
Voigtländer58mm F1,4
私が持っているFマウントレンズの中で
「一番シャープ」
なのはVoigtländer58mm F1,4です。
中央から端っこまで
「キレキレ」
の写真が撮れます。
背景の光源が玉ボケします。
中古品豊富。
新品もあるよ。
程度のいい中古レンズは4万円~。
Tamron 17-35MM F2,8-4
次にシャープなレンズが、タムロンの広角レンズ17-35mm F2,8-4。
「下手な単焦点」
よりもシャープです。
そして絵のような発色。
殺風景な名古屋市内の風景が、見事な景色に見えてきます。
ほぼ単焦点のシャープさ。
エッジまでキレキレ~。
そして逆光に強い!
残念ながら、
「あまり売れなかったレンズ」
なので中古品の数が少なく、あっても5万円とちと高価。
望遠はNikkor Af-s 70-200mm F4で決まり!
お次はニコンの70-200mm F4。
シャープ!
同じ70mm撮るなら24-70mmではなく、70-200mmを!
レンズを取り換えるのは面倒。
だけど帰宅してから写真を見て、
「シャープ!」
と唸ります。
お城の天守閣に登っている人の顔はおろか、
瓦の模様まで見える!
ニコンの70-200 F4はカメラバックのお供です。
使おうが、使わなくても。
マクロはトキナー AT-X 100M F2,8
「Fマウントのマクロレンズはタムロン!」
という人が多いです。
が、本当にシャープなのはトキナ100mm F2,8 です。
おまけに激安。
写真はシャープ!
そしてボケが素晴らしい。
背景が解けます。
光源があると玉ボケになります。
F5でも。
AFは高速。
私は
「売れ残りの新品」
を3万2000円でゲット!
まとめ
ユーチューバーが、
「Z6Ⅲは値段を見るな!」
なんて叫んでましたよ。
ほぼ投資詐欺のレベル。
驚くなかれ、Z6Ⅲの価格ドイツでは3000ユーロ!!
今の為替レートで51万6000円。
ケチで有名なドイツ人は絶句して
「絶対に買わねえ!」
とニコンと決別。
またニコンはソニーに顧客を奪われたね。
無理もない。
ニコン Z6Ⅲは何故、失敗したのか?
販売開始から1ヶ月も経たないで、ニコンZ6Ⅲの価格が下落中。
ドイツでは販売開始から2か月と立たないで
「10%割引キャンペーン」
が始まった。
ニコンZ6Ⅲは明らかにコンセプトミス。
そもそもZ6は
「入門者向きカメラ」
だった筈。
それをいきなり
「プロ向けカメラ」
にしたら消費者は付いてこない。
ニコンは
どの購買層にカメラを買ってもらいたいのか?
これを決めてカメラを開発すべきだった。
これをせず、(時間があったので)次々に高い部品を詰め込んだ。
その裏には
「新型を出せば、高くてもニコン信者は黙って買うだろう。」
との思惑があった。
ニコンZ6Ⅳに期待
まあいい。
作ってしまったのは、
「見なかった事」
にはできない。
そこで
「ニコンZ6Ⅳ」
に期待します。
まずカメラボデイーはZ8。
接眼部(ファインダー)は、
「ズボンに当たる度に、ファインダーのゴムが落ちる。」
という安物ではなく、
「カメラが壊れても落ちない。」
というZ8のまんま。
センサーガードも節約しない!
そのまま付ける!
その代わりイメージセンサーは
- D780
- Z6Ⅰ
- Zf
と同じもの。
プロセッサーもZfと同じもの。
分かりやすく言えば、Z8のボデイーにZfを入れる。
1年もあれば開発には十分。
だったら買うよ!