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Legion Slim770i M.2 NVMe SSD をクローンして換装せよ!

投稿日:2024年1月20日 更新日:

Legion Slim770i M.2 NVMe SSD をクローンして換装せよ!

かっては高価だった

”M.2 NVMe SSD”

が2023年の夏、値崩れ。

2024年1月の時点では

「激安ブーム」

は一過の感があります。

が、それでもまだ安い。

お正月は

「暇~」

なので、

「高くなる前に買ってパソコンをグレードアップ!」

を企画・実行。

案の定、トラブルに見舞われました。

M.2 NVMe SSD って何?

M.2 NVMe SSDは記憶媒体です。

昔はHDD。

10数年前にSSDが登場。

処理速度が日進月歩の進化。

鈍行電車から新幹線に乗り換えたような速度に

「素晴らしい!」

と感激してたら5~6年前、

“M.2 NVMe SSD”

が登場。

新幹線が一足先に

「リニア」

になりました。

当時はまだ

“M.2 SSD”

という呼び方をしてましたが、最近は

“NVMe SSD”

という呼称が一般的のようです。

「もっと詳しく知りたい!」

という貴殿はこちらを参照あれ。

ここでは誤解を避けるため、

”M.2NVMe SSD”

と表記します。

今、最新鋭のM.2 NVMe SSDは

「第五世代 M.2 NVMe SSD」

です。

が、皆さんが所有しているパソコンは、まだ未対応。

なのに見栄をはって第五世代のM.2 NVMe SSDを買っても、ポルシェを買って、日本の高速道路を走るようなもの。

無駄です。

この為、

「やっぱり新幹線。」

という人は、第四世代のM.2 NVMe SSDを。

3年以上、古いパソコンだとまだ第三世代M.2 NVMe SSDにしか対応していません。

加えて、

「外付けの記憶媒体として使う!」

という方は第三世代のM.2 NVMe SSDで十分です。

M.2 NVMe SSD 長所と欠点

言わずもがな、M.2 NVMe SSDの長所はその速さ。

あの

「日進月歩の進化」

をもたらしたSSDよりも14倍も速いんです。

欠点は熱。

HDDの時代から、記憶媒体はかなり熱くなってました。

が、M.2 NVMe SSDになると半端ない。

ほぼ

「目玉焼きができる熱さ」

になります。

すると壊れるので、温度が上昇すると速度を落とす

「安全機能」

が乗ってます。

今後の課題は

「温度上昇をどれだけ抑えて、MAXの速度を維持できるか?」

です。

中国製激安 M.2 NVMe SSD

第四世代のM.2 NVMe SSDは高かった。

が、2023年夏ごろに急に値崩れ。

一説にはアメリカの対中経済制裁で、

「作ったM.2 NVMe SSDの行き先がなくなったのが原因。」

と言われています。

その値崩れを主導したのが、通称、

「蝉族」

と呼ばれるM.2 NVMe SSD。

その後、

「ほぼ同じ作りだけど、名前が違う」

というM.2 NVMe SSDがウルトラマンの怪獣のように、次々に登場。

これらは

「蝉族」

と呼ばれています。

Monster Storage 2TB NVMe SSD

Monster Storage 2TB NVMe SSD

(アマゾンの現在価格は写真をクリック!)

まずはモンスターストレージの2TBを買ってみました。

単に

「名前が面白い。」

という理由。

こちらは蝉族の中でも、

「やや高級蝉」

でTBW(寿命)が2000TB。

ほぼ100歳です。

これは外付けSSDとして使用。

使用するのは外付けケースの定番、

”Inateck”

です。

(アマゾンの現在価格は写真をクリック!)

SSDに

「ウスウス」

の電熱シートが貼ってあります。

でも、これだけではちと不安。

かなり昔に買って残ってた、

「ヒートシンク」

を装着。

早速、速度計測してみました。

外付けSSDとしては、

「ほぼMAX」

の速度。

写真編集に1ヶ月ほど使いました。

今のところ、支障なし。

購入時点では1万4000円。

2023年のアマゾンの

「激安ブーム」

では1万2000円でした。

2,5インチ HDD

2,5インチ HDD

これまで

「大量の写真」

は外付けHDDに保管。

書き込みは遅いが、写真の現像は苦にならなかった。

速度を測ってみると、

遅っそ~。

雲泥の差。

これで

「日進月歩の進化」

の意味がよくわかると思います。

Lexar 2TB NVMe SSD

Lexar 2TB NVMe SSD

(アマゾンの現在価格は写真をクリック!)

お次はLegion Slim 770iの換装用に、

「同じ蝉族」

のLexar NM790を購入しました。

こちらは寿命がちと短く、TBW 1500TB。

今から考えると、寿命が長いモンスターストレージを換装用に使った方がよかった?

まあいい。

どうせ1500TBなんて、あと2年で使えない。

購入価格は

「新年セール」

で1万3800円。

安い。

一緒に外付けケースも買い、

(アマゾンの現在価格は写真をクリック!)

速度計測。

ちなみにこのケースはモンスターストレージの製品です。

Inatechより使い勝手良し。

モンスターとどっちが早い?

あっら!

モンスターよりもわずかに早い。

とりわけ小さいデータの書き込みが早い。

やっぱりCドライブの換装に適してる?

Legion Slim770i M.2 NVMe SSD をクローンして換装せよ!

さあ、ここから本番です。

仕事で使うノートパソコン Lenovo Legion Slim 770i

に入っているM.2 NVMe SSDをレクサーに

「クローン」

しなくては。

ここで小さなショック。

3年前はまだ無償で使えた

「無償のクローンソフト」

が軒並み有料化!

中には7000円なんてのも!

無料⇒7000円ってかなりの値上げ。

たった一回しか使わないのに!

どうする?

4DDiG Partition Manager

「SSD クローンソフト」

でぐぐると、

“4DDiG Partition Manager”

と言う安いクローンソフトを発見。

他社のほぼ半額。

「サブスク式」

という

「危ない売り方」

だが、

「購入後、すぐに解約」

はドイツでは常識。

それよりも安い価格に引かれて購入。

MBR ⇒ GPT

最初のトラブルはM.2 NVMe SSDのフォーマット形式で発生。

「”MBR”と”GPT”どっちでフォーマットすます?」

と聞かれ、

“MBR”を選んだんです。

これが

「大きな間違い」

でした。

Legion Slim 770iに入っているM.2 NVMe SSDは

“GPT”形式。

「同じ形式じゃないとクローンできないよ!」

と言われて、ひ~。

このサイトに助けてもらいました。

ブルースクリーン

お金を出して買ったアプリは、とても使いやすい。

55分でクローン完了。

パソコンの裏蓋を開けて換装。

Lexar M.2 NVMe SSD

おっしゃ!

これで完成だ!

と喜んだのもつかの間、

ブルースクリーン

ブルースクリーンになりました!

有料ソフトなのに、簡単なクローンもできない!

超~最悪。

返金なるか?

「どうせメールを送るだけ無駄。」

と思いながら、サポートデスクに

「エラーになって使えないよ!お金返して!」

とメール。

すると予想外に返事が来たんです!

が、返金交渉は難航。

もしお金が戻ってきたら、報告します。

Macrium Reflect

また別のソフトを買うなんて嫌!

「ケチなドイツ人ならきっと無料ソフトを知っている。」

とぐぐると、期待裏切られず。

ドイツ人が使っているのは

”Macrium Reflect”

です。

使い方

Macrium Reflect 使い方

”Macrium Reflect”は

「30日間は無償で使える。」

というプログラムです。

ダウンロードするには登録が必要です。

そう、

「使用前に登録」

ではなく、

「ダウンロード前に登録」

です。

これがスムーズに行かず、てこずりました。

プログラムをインストールすると、日本語版がありました。

が、日本語がかなり怪しい。

間違いなくグーグル翻訳。

また、使い勝手もよくない。

クローンしたいドライブに

「X]

を入れると、その絵の下に

「クローンする。」

というメニューが出るという摩訶不思議なメニュー。

次にクローン先を選ぶと、

「どのバックアップを取りますか?」

という意味不明な問い。

クローンするのに、バックアップ?

でも

「X」

を入れないと先に進めない。

そこで適当に

「X」

を入れると

「終了する」

というメニューが。

これが翻訳間違いで、

「クローンする。」

という意味です。

「終了する」

をクリックするとクローンが始まります。

1時間以上かかります。

真夜中なので、クローンが終わったら就寝。

翌朝、

「無料ソフトだからどうせ起動しないよ。」

と期待しないで電源を入れると、おおおお!

起動した!

無料ソフトで無事、クローンできたよ!

嬉し~。

速度テスト

では早速、速度テストです。

購入時にLegion Slim 770iに入っていた

”SK Hynik”

というM.2 NVMe SSDの速度テストの結果が、こちら。

第四世代のM.2 NVMe SSDです。

が、書き込みが微妙に遅い。

又、小さなデータの読み込みも遅い。

果たしてLexar NM790は?

Lexarの勝利。

書き込み速度がほぼ倍。

小さなデータの読み込みも、ほぼ倍。

苦労したけど、換装してよかった。

パソコンを買い替えるまで、容量をに気にせず仕事ができる~。

ヒートシンク

ヒートシンク

そのM.2 NVMe SSDが発熱して性能が落ちないように、ヒートシンクを取り付け。

が、蓋が閉まらない!

残念!

そこで電熱シートだけ。

これに台所のアルミホイールでも丸めてつける?

まとめ

紆余曲折しましたが、初志貫徹。

まだ換装してから4日しか経ってません。

が、好調です。

パソコンの書き込み、立ち上がりも

「気持ち」

早くなった気がする。

皆さんのノートパソコンの容量が少なくなったら、是非、お試しあれ。

-PC & Windows, 雨にも負けず

執筆者:

nishi

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