観光 雨にも負けず

世界遺産 菅沼合掌集落をD780で撮れ!

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世界遺産 菅沼合掌集落をD780で撮れ!

岐阜県北部から富山県南部に

「散財」

する合掌造りの家々。

世界遺産に指定されて、

「メジャーな観光地になるか?」

との期待が成就した白川郷。

その一方で、

「そんなもんあったの?」

と日本人でさえ知らない五箇山の合掌造り村。

その全貌を解明すべく旅に出たものの、、

菅沼集落 出現

危うく

「返り討ち」

に遭う所でした。

流石、

「誰も知らない世界遺産」

だけの事はある。

トンネルを抜けた先に、

菅沼集落が出現。

おおお!

ここに達するまで、名古屋の自宅を出て4時間+かかったよ!

問題は時間。

菅沼集落を出るバスが12時16分発。

バス停が何処にあるのかわかんない上、バスの発車までわずか40分。

バス停まで徒歩で10分はかかる。

自衛隊の

「5分前行動」

を実施すれば、残る時間は25分。

この25分で菅沼集落を撮影しなくては!!

時間がないのでレンズを交換したり、

「お泊りパック」

をどこかに下す時間はないっ!

撮影機材、新調したノートパソコン、でかくて重い充電器、仕事道具、お泊りパックを合わせると30Kg超え。

これを肩から

「襷かけ」

にすると、ニコンD780にTamron 45mm を着剣して

“Huraaaa!”(ドイツ軍突撃の掛け声)

ドイツでよく言う、

“Einmal Soldat, immer Soldat.”(一回兵隊になると、死ぬまで兵隊)

というのは、本当です。

世界遺産 菅沼合掌集落をD780で撮れ!

ちなみにこの日は日曜日。

御覧の通り晴天。

なのに観光客は全部合わせても30人ほど。

白川郷だったら文字通り、

「桁違い」

の観光客です。

ま、写真を撮るにはいいですけどね。

日本では、

「無責任なユーチューバー」

が、

「菅沼集落は世界でも珍しい、人の住む世界遺産です。」

と主張しています。

これが真っ赤な嘘。

世界遺産のレーゲンスブルク、

バンベルク、

シュトラースブルク、

何処も人が住んでいます。

ユーチューバーがよく使う

「世界が驚いた。」

「世界でも珍しい。」

は全部出鱈目です。

井戸の中しか知らないのに世界を語るなど、

「笑止千万」

じゃ。

バス停はどこ?

畑仕事をしていたおばあちゃんが、椅子に座って一休み中でした。

隣でプロレスラーのようなでかい人間が

「山のような荷物」

を背負ったままレンズを交換していると、

「重そうじゃの。」

と話しかけてきました。

ちょうどいい!

「おばあちゃん、バスに乗りたいんだけど、、、。」

と聞きかけると、

「バスが走っとるでよ。」

とお祖母ちゃん。

「そのバスには何処から乗れるの?」

と聞くと、

「バスが走っとるでよ。」

とお祖母ちゃん。

「そのバスには何処から乗れるの?」

と聞くと、

「バスが走っとるでよ。」

とお祖母ちゃん。

あかん、堂々巡りになってる。

他の人に聞かないと、、。

Malerswinkel(画家の角度)

白川郷が

「一人勝ち」

している理由は

  • 我慢できるアクセスの悪さ
  • Malerswinkel(画家の角度)

の二点。

菅沼集落はそもそも

「9棟の合掌造り家屋からなる世界遺産」

なので、画家の角度に欠ける。

その菅沼集落の唯一の画家の角度がここ。

お祖母ちゃんにバス停の場所を聞いてる際に、

「接近戦」

に備えてタムロンの17-35mm を着剣。

う~ん、Voigtländerの58mmで撮りたかったな、、。

でもレンズを変える時間がないで、せめて角度を変えて撮影。

綺麗だけど、ちょっと遠い。

が、撮り直す時間はなし。

こちらは菅沼集落のお土産屋。

何故か多いタイ人観光客(上流階級)が、興味深そうに眺めてました。

景観をそぐわない商売方法ですね。

もっとも何か買ってる人もいなかったが、、。

こちらのインビス(軽食屋)は大繁盛。

こちらは資料館(民族館?)

悠長に入っている時間はない。

とりあえず

「9棟の合掌造りの家屋」

の写真をすばやく納めます。

菅沼集落 脱出!

もうバスが来るまで15分しかないっ!

そこでまた

「あのトンネル」

に戻り、エレベーターで地表まで!

地表には駐車場がある。

集金しているおじさんに、

「バスに乗りたいんですが、バス停はどこにありますか?」

と聞くと、

「12km先にあるよ。」

とおっさん。

菅沼集落の人間は皆、こんな調子なん?

ちょっと怒りを込めて、

「こんな荷物を抱えて、12Kmも歩けない!」

と苦情を言うと、

「その先にあるよ。」

とおっさん。

頭を下げ、

「ありがとうございます。」

と感謝したものの、

「12Km」

が頭から離れない。

一体、あのおっさんは何を考えていたんだろう?

バス停に向かう途中、

「ビューポイント」

がありました。

これが小さな菅沼集落の全貌です。

白川郷へと流れる庄川も見えました。

バス停発見。

1日5便。

午前中は一便だけ!

後でわかったんですが、バス停にコインロッカーがありました。

でかい荷物を抱えている人は、まずはバス停を目指しましょう。

バスは5分遅れて到着。

このバスで次は相倉集落を目指します!

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執筆者:

nishi

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