観光 雨にも負けず

四間道 名古屋の町並み保存地区をD780で撮る!

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四間道 名古屋の町並み保存地区をD780で撮る!

観光場所に欠ける名古屋市が、

「何もないがや~。」

と始めたのが、

「町並み保存地区」

です。

今回はそのひとつ、四間道を紹介します。

四間道 名古屋の町並み保存地区

四間道 名古屋の古い町並み保存地区

名古屋には4つの町並み保存地区があります。

 

その中で一番保存状態がいいのが、有松(ありまつ)です。

正直な話、残りの3つは

「がっかり」

の部類に入ります。

近代的な家屋、住宅の合間に、

「ポツン」

と古い家屋が残っている程度です。

その古い家屋でさえ、

「補助金目当てに作り直しました感!」

が惜しみなく出ていて、

「風情があるな~。」

とはならない。

あまつさえ、電柱と新しい鉄筋のアパートが景観をぶち壊し。

簡単に言えば、出来の悪いテーマパーク。

その中で、

「敢えてひとつ選ぶなら」

四間道です。

質問
なんで?

 

多くの家屋は

  • 高級レストラン
  • 飲食店
  • 土産屋

なんです。

通常、お土産屋やレストランと言えば、景観をぶち壊す代名詞。

が、ここ四間道では、

なんというおしゃれで控えめな演出!

ほぼすべての店舗がこの厳しいルールを守っており、馬籠宿に見せてあげたい。

四間道とは?

四間道とは?

まずはおかしな名前から始めましょう。

「四間道」

「シケミチ」

と読むそうです。

一説では江戸時代に火事があり、多くの家屋が焼失。

「災害から教訓を学べ!」

と道の幅を

「四県(7メートル)」

に広げられたのが起源だとか。

これは名古屋市が主張している説です。

私の発案ではありませぬ。

「違うよ!」

という方、苦情は名古屋市まで。

何処にあるの?

で、そのシケミチとやら

質問
何処にあるの?

 

名古屋市の北、

「西区」

にあります。

もっとわかりやすく言えば、名古屋城のちょい南。

あるいは名古屋駅と名古屋城のちょうど間。

最寄り駅は地下鉄桜通り線の

「国際センター」

です。

地表に出たら、北を向いて14時の方向に歩いてください。

徒歩7分です。

四間道 名古屋の町並み保存地区をD780で撮る!

さて、では四間道を撮っていきます。

最初は

“Voigtländer”

で撮っていきます。

私の所有するレンズの中で、

「一番シャープ!」

なレンズなので、キレキレです。

一見すると、立派な蔵が並んでいるように見えます。

「昔風」

の建設をすると補助金が出るので、

「蔵風の建物」

になってはいますが、その多くはフェイク(偽造)です。

ま、それは許せる。

が、隣のオフィスビルは景観ぶち壊し。

ここに建つ長屋は、

とてもよく整備されています。

一部は民家の様で、

いつ行っても、何かしら花を活けています。

でも他の家屋は名札もないので、

「賃貸人募集中」

なのかもしれません。

別の場所には、屋根が潰れている家屋もありました。

お隣さんは営業中の店舗。

長屋は

「一蓮托生」

なのでここで店を出すのはリスクですね。

でも、こういう

「わびさび」

があるからこそ、

「オリジナリテイー」

があっていい。

あとは電柱がなくなれば、いい雰囲気が出るのにね~。

お上品で控えめなお店の宣伝

お上品で控えめなお店の宣伝

四間道の何が気にいったかと言えば、

「お上品で控えめなお店の宣伝」

です。

見てください。

お店の宣伝は真鍮のプレートだけ。

品のない

「のぼり」

なんてありません。

石階段も素晴らしい。

こんなお上品な商売ができるのは、単価が高い証拠。

質問
客は入ってるの?

 

写真を撮っていると、

「只今、満席でございます。」

と言われてカップルが門前払い。

そこそこ集客には成功しているようです。

勿論、中には

「主張」

をしている店舗もあります。

まあ、このくらいなら許容範囲かな。

通常はこんな看板だけ。

皆さん、創意工夫してます。

こちらは着物のレンタル店。

ここで衣装を借りて、記念撮影ができます。

が、外国人が来ないのが残念。

そもそも名古屋人に、

「シケミチに行ってきた。」

と言っても、

「何ソレ?」

でした。

五条橋

街並みの保存地区の端っこに

「五条橋」

があります。

ここはかって

  • 東海道
  • 美濃路

が交差した場所。

ドイツでも有名な観光名所の多くは、このようにかっての交易路の交差地点。

一番いい例が世界遺産都市のレーゲンスブルク。

もっとも日本は古い街の面影を残さず、

ビルを建てて景観ぶち壊し。

ドイツなら古い家屋を保存。

戦争で壊れた家屋は、レンガひとつひとつから組み立て直しました。

綺麗!

見てみたい!

行ってみたい!

って、思いますよね。

これが名古屋だと、こう。

  • 殺風景
  • 醜い

という形容詞しか出てこない、、。

観光客が来ないのも当たり前。

円頓寺商店街

円頓寺商店街

客が来ないと言えば、円頓寺商店街。

四間道に連結しています。

なんでも

「名古屋で最古の商店街」

だそうです。

ごく稀に、お客さんが入っている店舗があります。

が、3割は倒産済。

通りの向こう側に行くと、

半数が閉店済。

やっぱり場所が悪いよね~。

「息を吹き返した名古屋の老舗商店街」

などとメデイアは謳ってますが、現実は厳しい、、。

あまり期待されませんように。

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執筆者:

nishi

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