2022年最初の修正始まる!
まさか1月にやってくるとは!?
「3月くらいだろう。」
と高を括っていたので、
“All-in”
での修正は痛いっ!
一体、何処まで落ちる?
この記事の目次
2022年最初の修正始まる! 何処まで落ちる?
株式用語にも
「定義」
があります。
その定義によると
「修正」
とは、
「最高値から10%下落。」
する事。
この定義で最初に
「修正」
に突入したのはナスダック(参 上グラフィック)。
おまけに200日平均まで割り込んで、お先真っ暗。
当然、次の疑問は
「何処まで落ちる?」
です。
運が良ければ、赤枠の1万4700近辺で修正が止まります。
まず無理。
となると次の抵抗線は、緑の1万4000付近。
木曜日のナスダック終値から、さらに6%ほど落ちる計算です。
ここまで落ちたら、注意深く買いを入れてもいい(筈)。
という超~ブル~な状況で、注目された銘柄を紹介します。
Siltronic ドイツ政府が買収ストップか?
数か月前、
「台湾の”GlobalWafers”がドイツのSiltronicに買収オファー。」
という記事を書きました。
Siltronicはドイツで唯一、シリコンウエハーを製造している会社です。
本社はミュンヘン。
今週、
「ドイツ政府が買収ストップか?」
と報道され、株価を大きく下げました。
今、世界中で半導体争奪合戦が繰り広げられています。
その半導体も、シリコンウエハーがあればこそ。
「その製造会社をタブレットに載せて、差し出すのはよろしくない。」
と、許可が下りてません。
もし台湾が中国に占領されれば、
「シリコンウエハーから半導体まで」
一連の製造能力を握られてしまいます。
懸念が持ち上がったのも無理はない。
買収の期限は1月31日まで。
それまでに認可が下りないと、買収はお流れです。
Aurubis 業績予想上方修正
まだ始まったばかりの2022年。
なのに銅を生産しているAurubisは業績予想を上方修正。
2012年の第四四半期の儲けは、前年比で90%増。
儲かってるね!
このニュースに株価は急上昇。
ちょうど3週間前、
「2022年に延びる銘柄予想」
をしていたので、大当たり。
なのに株を買わなかった自分が恨めしい。
Varta ゴールマンサックス株を5%取得
ドイツの(受)電地メーカーVarta。
6分で満タンになる受電地
“V4Drive”
がウリ。
もっとも”V4Drive”は、将来の話。
すべてうまく行けば(まず無理な話)、2023年に電気自動車用のバッテリーの大量生産を開始。
それまではじっと辛抱です。
ただし!
今でもちゃんと、儲けています。
配当金も(わずかに)出ます。
儲けの大半は、アプル社のイヤーパッド用の
「丸い充電池」
から。
株価が落ちてくると、【米】投資会社大手 ゴールドマンサックスが、Varta株を5%取得。
私達が知らないニュースを知ってるの?
これで株価が
「あがるぞ!」
と思ったのに、株価は暴落。
ひ~。
なんで?
Valneva オミクロン株にも効く?
一時株価が50%も上昇して、注目を浴びたのがコロナワクチンの認可を待つ”Valneva”株。
株価上昇の原因は、
「オミクロン株にも87%の免疫を発揮!」
というニュース。
もっとも金曜日は、株価がまた下落。
1日に10~20%も乱高下するので、ワクチン銘柄への投資は要注意!
Biontech 株価奈落の底へ真っ逆さま!
世界で初めてコロナワクチンを完成させたのが、マインツに本社を置くバイオンテック社。
一社だけで、2021年のドイツの経済成長率を0.5%後押し。
縁起を担ぐわけじゃないが本社の住所、
“Goldgrube”(金鉱)
が良かったね!
株価は一時、464ドル超え。
がオミクロンの登場で、株価は奈落の底へ真っ逆さま。
オミクロンは重症化しにくい ⇒ オミクロンでコロナ禍終焉 ⇒ ワクチンはもう要らない
という理屈です。
しかし!
そもそもバイオンテックは、癌治療の研究をしていたバイオケミカル会社。
臨床実験中のプロジェクトが複数。
ひとつでも成功すると、株価また爆発。
一発逆転を夢見る方には、ピッタリの投資銘柄です。
KGVも5を割っており、超お買い得。
Satorius 2021年の勝者も修正中
2021年のDAX勝者、Satoriusの株価もこの一ヶ月で15%下落。
最高値から見れば、50%を超える暴落振り。
通常、
- テレコム株
- 医療株
- 電力会社株
は修正に強い筈。
でもSatoriusはKGVが(これだけ下げても)74と、まだまだ高い。
このように会社の株価が高い銘柄は、2022年1月の修正でとりわけ強く売られてます。
ドイツ テレコム 修正時の防波堤
その証拠に、修正時の防波堤ドイツ テレコムの株を見てみましょう。
この1ヶ月で1%の上昇。
“Immerhin”(ないよりマシ)
まずKGVが14と低いので、売られない。
次いでそこそこの配当金を払うので、修正時には好んで買われます。
「修正に備えて、ひとつはそんな修正銘柄を持つべきだ。」
なんて言われます。
まさにお役御免ですな。