ドイツの達人になる 犯罪・詐欺

Kleinanzeigen フィッシング詐欺 被害者急増中!!

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Kleinanzeigen フィッシング詐欺 被害者急増中!!

今回は”Kleinanzeigen” フィッシング詐欺を取り上げます。

AIとまではいかないが、それでも”Bot”(ボット)を駆使した詐欺です。

それも結構、出来がいい!

当然、詐欺と見抜ける人は少なく、ドイツ中で被害者が急増中。

その手口を紹介します。

Kleinanzeigen とは?

詐欺の舞台になる

“Kleinanzeigen”

を日本語に直すと

「小口広告」

です。

昔は(今でもあるよね?)、新聞の最後の方に小口広告を出す欄がありました。

私がドイツ留学した当時、インターネットなんてなかったです。

そこで朝一番に新聞をゲット、

“Kleinanzeigen”

「アパート貸します。」

という広告を見て応募しました。

これをインターネットに応用したのが、あの

”Ebay”

で、

Ebay Kleinanzeigen

は大ヒットしました。

Ebay Kleinanzeige – 新手の詐欺登場!その手口は?

メルカリと異なり、

出品者に販売手数料がかからない点が魅力です。

Kleinanzeigen に改名

2021年

“Ebay”

は、このヒット商品をノルウエーの会社に売却します。

が、その後も名前は

“Ebay Kleinanzeigen”

のままでした。

名前があまりにも知られているので、改名すると広告収入が減ります。

これはビジネスの基本。

ただし!

“Ebay”

の名前の使用権利が2023年初めに消滅。

そこで

“Ebay Kleinanzeigen”

“Kleinanzeigen”

となりました。

名前の変更が最小限だった為、ドイツ人は

「ただの名義変更か。」

くらしにか考えていません。

参照 : 小口広告

やってはいけない禁じ手

その一方でロッテリアは

「ゼッテリア」

と変名。

誰でも知っている名前を変更するのは、ビジネスではやってはいけない

「禁じ手」

です。

ドイツの車メーカーのアウデイもA4,A6 というモデル名を A3, A5 と改名。

先日、

「間違いだった。」

と認め、

「元に戻す。」

と発表。

もうひとつの禁じ手は、意味の分からない社名をつけること。

その

”Paradebeispiel”(典型)

が、有名な某日本企業の会社名。

なんと新会社を

「イーデザイン アンド イー」

と命名したんです。

なんの会社かわからないので、全く売れませんでした。

それともなんの会社かわかります?

その後、

「イーデザイン」

と短くしました。

それでも売り上げは改善せず。

ここでやっと会社も間違いに気が付き

「東京海上ダイレクト」

と改名。

そもそも

「東京三菱UFJ銀行」

という名前が

「長すぎる!」

と改名を余儀なくされました。

なのに一体、何を血迷って

「イーデザイン アンド イー」

なんて名前にしたんでしょうね。

このように知られている名前を変える & 長すぎる名前を付けるのは

ビジネスではやってはいけない禁じ手です。

 

Kleinanzeigen フィッシング詐欺 被害者急増中!!

Kleinanzeigen フィッシング詐欺 被害者急増中!!

ここからが本題です。

今、”Kleinanzeigen”に何かを出すと、100%の確率でフィッシング詐欺に遭います。

そこで本来は

「会員のみ閲覧可」

なんですが、被害者を減らすため今回は無償で公開します。

フィッシング詐欺とは?

“Kleinanzeigen”で用いられる詐欺の手法は、フィッシング詐欺です。

質問
何ソレ?

 

こんな詐欺メールを

詐欺メール

を大量に送ります。

大量に送れば、ひっかかる鴨が必ずいます。

そんな鴨をこうやって、

詐欺メールのリンク

偽のホームページに誘導。

そこでパスワードを盗み、あなたのお金で高価な買い物をする手法です。

もっとも”Kleinanzeigen”のフィッシング詐欺は、もっと高度な詐欺です。

詐欺の手法

あなたが”Kleinanzeigen”に何かを出品すると、

「あっ!」

という間に

「問い合わせ」

が届きます。

大方、

「費用はPaypalで払いたいですが、いいですか?」

「よかったらあなたのメールアドレスを教えてください。」

みたいな内容です。

拒否する理由はないので、これに同意。

すると購入者から、

「購入代金を送りました。あなたのメールアカウント、とりわけスパムメールボックスを確認してください。」

という返事が届きます。

そこでメールアカウントをチェックすると、言われた通りスパムメールボックスにPaypalからのメールが届いています。

そのメールには、

「あなたが本人であることを認証するため、リンクから本人確認してください。」

「認証番号は2889です。」

と書かれています。

そこでリンクをクリック、認証画面に2889と入れて

“OK”

ボタンを押します。

するとあなたの銀行口座から即座に、2889ユーロ引き落とされます!

 

引き落とされたお金は、

“Nimmerwiedersehen!”(永遠にさようなら!)

です。

詐欺師は一体、どうやったのだろう?

巧妙な詐欺の手口

実は上で書いた”Paypal”からのメール、実は詐欺師からのメールなんです。

上で書いた

「偽のアマゾンからのメール」

と同様に、”Paypal”と名乗っているだけ。

パソコンでメールをチェックすると、メールアドレスが表示されます。

 

ちなみにアマゾンを名乗って当社に届く詐欺師のメールアドレスのひとつは

noreply@mail07.inventorysystemsoftware.com

でした。

これを見れば、

「どこがアマゾンやねん!

って、すぐにわかります。

が、携帯だとすぐにはわからない。

手間を惜しまず差出人のメールアドレスを確認すれば、詐欺師のメールアドレスが露呈します。

でもそんな確認をする人は皆無。

だから被害者はほぼ毎回、携帯利用者です。

質問
携帯、使ってない人居るん?

 

ここに居ます。

そしてあなたが

「本人認証番号」

だと思って打ち込んだのは、銀行への送金依頼の額面です。

うまいこと考えましたね!

Kleinanzeigen 買い手も同じ運命

ここではあなたが

「売り手」

であるケースを取りあげましたが、買い手でも同じ運命です。

というのも”Ebay Kleinanzeigen”時代に、大量のアカウント(口座)が盗まれました。

 

高価な商品の多くは偽アカウントです。

商品代金を送っても、何も届きません。

進化した詐欺の手口

これまでは

  • あなたのアマゾンプライムが利用停止になります
  • あなたの楽天証券のアカウントが利用停止になります

というスパムメールが詐欺の主な手口でした。

が、手口が広まり過ぎたので、

「騙される人の割合」

が、減ってきました。

勿論、SNS 投資詐欺なら金額がでかいので、それでも儲かりますけどね。

そこで詐欺師は”Kleinanzeigen”などを標的にしています。

さらに!

詐欺師は売り広告を発見すると、自動で詐欺通信を行う

”BOT” & ”Chatbot”

を開発。

これがかなり出来がいい。

私が毎回、直面するNuroのボットとは

Nuro光 回線開通後のトラブル集

くらべものにならない出来栄え。

プログラムと会話している印象がありません。

が、返事が滅茶速いので、

「これは人間業じゃないな。」

と、逆にボロが出るほどの出来栄えです。

詐欺対策

あまりに”Kleinaizeigen”フィッシング詐欺の手口が優れているので、

「これをすれば大丈夫!」

という対抗策がない。

もし”Paypal”払いをやめて、

「銀行送金」

にすると、今度は詐欺師にあなたの口座の詳細がばれてしまう。

すると詐欺師は、あなたの口座を使ってお買い物し放題

Paypal 詐欺 防ぐ手立てのない完璧な犯罪

あなたが携帯使用者なら、利用は控えた方がいいです。

でも

「帰国前なので家財を売りたい!」

という場合は、仕方ない。

その際は、

  1. 異様に返事の早い購入希望者は除外する
  2. メールアドレスをちゃんと確認
  3. メールにあるリンクはクリックしない
  4. 購入希望者には商品を手渡し、現金払いで払ってもらう

にすれば、詐欺に遭う確率は低いです。

フィッシング詐欺メール大幅減少

最後にいいニュース。

カンボジア政府がやっと重い腰を上げて、

「国際詐欺工場の取り締まり」

を始めました。

そのせいで当社に届く

「詐欺メール」

の数が激減しました。

かっては毎日30~40通。

最近は1~2通。

でも、カンボジアで独裁政権を引いている

「フン一家」

が、詐欺工場運営に関与しています。

皆まで言えば、タイの首相も。

このため、フィッシング詐欺がなくなることはありません。

ましてや

「海外で大金を稼いでみませんか?」

という詐欺広告に騙されて

渡航する大学生が後を絶たない、、

日本の大学は講義を始める前に、

「ウマイ話は罠。」

と大学生に

「耳に胼胝ができるまで」

訓示してほしい。

-ドイツの達人になる, 犯罪・詐欺

執筆者:

nishi

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