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ThinkCenter M75q Gen2 性能チェック & 長所と短所

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ThinkCenter M75q Gen2 性能チェック & 長所と短所

ミニPCの代表格 ThinkCenter M75q Gen2。

滅茶苦茶安いです。

なんとRyzen 7 Pro 4750GE搭載モデルが、一番安い組み合わせで6万円を割り込みます。

以前はもっと安かったらしいです。

でも最近は、8GBのRAMが構成の最低条件なので、この価格。

1週間ほど使ってみたので、長所と短所を検証してみたいと思います。

でもその前に、、

DELL Vostro 470

DELL Vostro 470

まずは、パソコンを新調することになった経緯から。

日本で電気製品を買うと、ドイツに帰った際に不便。

変圧器 & コンセントのアダプターが必要です。

さらに引っ越し荷物は多くなるし、面倒なだけ。

そこで、

「欲しがりません、ドイツに帰るまで。」

と我慢して使ってきたのが、DELL Vostro 470。

なんとデユッセルドルフで2012年に購入。

まだ現役です。

なんですが最近、画面が凍ります。

早い操作が続くとRAMが限界に達して、待っても直りません。

その度に、再スタート。

そこで、

「RAMを増設しようかな?」

と考えていたんです。

しかし!

DELL Vostro 470が粗大ごみになるのは、もう時間の問題。

まだ古い技術に投資する?

中国製の電気製品は100~240V

中国製の電気製品は100~240V

そこで

「ふと」

思ったのが、中国製の電気製品は100~240Vまで使える点。

「レノボのデスクトップパソコンなら、ドイツでもそのまま使えるんじゃ?」

調べてみると、、、使えます。

ノートパソコンみたいな変圧器が付属していて、

「100-240V 50-60Hz」

と書かれています。

あとはコンセントアダプターを買うだけ!

なんだ、これまで我慢してきたのに。

さっさと買い替えちゃおう!

ミニPC ThinkCenter M75q Gen2

ミニPC ThinkCenter M75q Gen2

ネットで検索を始めて知ったのが、

「ミニPC」

です。

普通、デスクトップパソコンは、DELL Vostro 470のようにデカイケースに入っているもの。

もっともケースの中はがらんどう。

そこでいつの頃からか、無駄なスペースを無くしたミニPCが登場。

欧米では

「1ℓPC」

とも呼ばれます。

これなら引っ越しの邪魔にならなくていい!

そのレノボのミニPCの代表格(一番安い物)が

“ThinkCenter M75q Gen2”

なんです。

Ryzen5 or Ryzen7 どっちにする?

では、早速購入です。

まずはパソコンの心臓であるプロセッサーを選ぶ必要があります。

正直、

「ネットで検索、動画を見るだけ。」

なら、Ryzen5で十分過ぎます。

だって6コアですよ!

4コアでも十分。

6コアなんて、ネットを見るだけには要らない。

そこで安いRyzen5搭載モデルを買おうとしたら、

「お届けまで8週間」

の記載が。

Ryzen7搭載モデルだと

「お届けまで6週間」

です。

Ryzen7になると、なんと8コアの16スロット。

絶対に必要ないスペック。

が、値段の違いがたったの1万円。

どうせ会社経費だし、

「どんなに早いのか見てみたい。」

と好奇心に負け、Ryzen7搭載モデルに決定。

納入期間

納入期間

ホームページには6週間とありましたが、5週間で到着。

早いじゃん!

よっく見てみると、ANAの航空カーゴ便。

こんなに安いパソコンを、香港から飛行機に載せてる。

これでよく儲けが出るね!

パソコン(”ThinkCenter M75q Gen2″)が届いたので、

「付属備品」

を購入しなきゃ!

Crusial DDR4 RAM 16GB

Crusial DDR4 RAM 16GB

仕事で使っているノートパソコンは、4コアです。

そこに16GBのRAMを搭載。

写真を現像していると、14GBまで負荷がかかります。

「その倍の8コアじゃ、16GBじゃ足らんじゃろう。」

ということで、16GB増設することに。

Crusial DDR4 RAM 16GBにしますた。

レノボのホームページでは、8GB搭載モデルが最安値構成でした。

(私が買った12月の話)

16GB増設すれば、合計 8GB + 16GB = 24GB。

これで十分じゃなかろうか?

DDR4 RAM 2660 と 3200の違い

購入して

「しばらく経ってから気が付いた」

んですが、DDR4 RAMには、2660と3200番がありました。

この数字は読み込み速度を表示。

つまり数字がでかいほど、早いです。

最安値構成で強制搭載されている8GBのRAM、

DDR4 RAM 2660 と 3200の違い

3200番でした。

買ったのは2660番。

「互換性あるんかいな?」

と心配になりましたが、ありました。

皆さんはちゃんと、3200番の方を注文しましょう。

シリコンパワー USBメモリ 32GB

シリコンパワー USBメモリ 32GB

お次はパソコンの回復ドライブ用のUSBメモリです。

「32GB以上が好ましい。」

というので、シリコンパワーの32GB USBメモリを購入。

USBメモリには、

  • 接続部の押し出し型
  • キャップ型

の2種類があります。

接続部押し出し型は、(使っていると)壊れます。

以前買ったUSBメモリ、接続部が

「亀の首」

のようにすぐケースの中に入ってしまい、使えませんでした。

なのでシリコンパワーのキャップ型にしました。

作成に1時間くらいかかりました。

赤いLEDが光るので、

「お仕事中」

がわかっていいです。

作成が終わると

「記名」

して引き出しにポイ。

パソコンが壊れない限り、二度と見ることはなし。

Anker USBハブ 7-in-1

Anker USBハブ 7-in-1

ミニPC、とりわけ”ThinkCenter M75q Gen2″の弱点は、接続ポートが少ない点。

とりわけ正面がひどい。

USB-CとUSB 3ポートだけ。

何処を探してもカードリーダーはなし。

そこでAnker USBハブ 7-in-1 を購入して、この弱点をカバーすることに。

5-in-1 モデルもあります。

違いは、イサーネット(ネットへのケーブル接続ジャック)があるかどうか。

裏面にある差し込み口に毎回、

「よいしょ」

と差し込むのが面倒なので、 7-in-1にしました。

インターネット速度計測

早速、Anker USBハブの性能チェックです。

まずは”ThinkCenter M75q Gen2″にケーブルを直接差し込んで、インターネットの速度を計測。

ボチボチ。

お次はAnker USBハブ 7-in-1 に接続して図ってみると、

インターネット速度計測

えっ?

何故かAnker USBハブ 7-in-1を通した方が、はっきり早いです。

「なんだ、アンカー遅いじゃん。」

と書くつもりだったのに、真逆の結果となりました。

考えられる理由は、”ThinkCenter M75q Gen2″に使われているイサーネットジャックの性能が悪い事。

というわけでAnker USBハブは、イサーネットが差し込める7-in-1を買いましょう。

ThinkCenter M75q Gen2 性能チェック

お次は”ThinkCenter M75q Gen2″の性能チェックです。

ウインゾウズ7までは、

「ウインドウズ ベンチマーク」

という指標があり、素人でもわかるようにベンチマークが表示されていました。

この機能、ウインドウズ10でも(隠れて)残ってます。

 

ちなみに3年落ちのノートパソコン Thinkpad T480のベンチマークは、この通り。

Thinkpad T480のベンチマーク

別個のグラフィック カード搭載モデルなんですが、

「低性能グラフィック カード」

なので、これが足をひっぱり6.9のスコア。

この前交換したサムスンのM.2 SSDは8.6か、、。

ちょっと微妙です。

気を入れなおして。

“ThinkCenter M75q Gen2″のウインドウズ ベンチマークは、

"ThinkCenter M75q Gen2"のウインドウズ ベンチマーク

なんと立派なスコア8!

別個のグラフィックカードは搭載されておらず、

「CPU付属のグラフィック機能」

だけなのに8!

これは立派。

やっぱりRyzen 7 Pro にした甲斐がありますね。

ウエスタン デジタル M.2 SSD

ウエスタン デジタル M.2 SSD

目を引くのがハードデイスクの点数。

9.2点です。

高い金を払って買ったサムスンのM.2 SSDより早いじゃん!

ちなみに搭載されているM.2 SSDは、ウエスタンデジタルのM.2 SSD。

結構、いいのを使ってる!

(皆さんが購入する時期で、いろんなモデルに変わります。)

お馴染みのクリスタルデイスクで計測してみると、

ウエスタン デジタル M.2 SSD 計測結果

滅茶早いっ!

サムスンのM.2 SSDのほぼ2倍の速度です。

WiFi 速度

レノボのホームページで部品を付け加えると、お高くつきます。

ネジ一個が1000円です。

しかし中にはお得なものも。

それがWi-Fiです。

追加料金はたったの3000円。

あとで自分で付け加えるのは面倒なので、購入時に構成部品に入れておきましょう。

で、肝心の性能は?

WiFi 速度

秀逸の142Mbps。

(直接)ケーブル接続より、わずかに15%遅いだけ。

長所と短所

長所と短所

最後にこれまでの使用で感じた”ThinkCenter M75q Gen2″の長所と短所を紹介します。

まずは長所から。

  • 価格(安い)
  • 性能(良し)
  • 分解超簡単
  • 場所を取らない
  • 海外使用OK

私が日本で買った構成では6万3000円。

もし”ThinkCenter M75q Gen2″をドイツで買うと、

Rzyen7 Pro搭載モデルは、10万円を超えます。

何で日本ではこんなに安い?

次に短所。

  • 入れにくい電源ボタン
  • 背面に集中するコネクト類

最初、

「壊れとるじゃん!」

と思ったほど、電源が入りにくいっす。

爪を使って押し込んで、初めて電源が入ります。

電源ボタンは要改善。

次に注文するなら?

次に注文するなら、ふたつ変えます。

まずは256GBのM.2 SSD。

一番安い128GBのSSDにすれば、さらに8000円お得。

その8000円で512GBのM.2 SSDが買えます。

もう一つがUSB-Cポート。

アンカーのUSBハブ、コードが短くてちょっと使いづらい。

裏面にUSB-Cがもうひとつあると、Anker USBハブの使い勝手が良です。

-PC & Windows, 雨にも負けず

執筆者:

nishi

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