今回はメールプログラム eMClient を紹介します。
2年前にパソコンを新調、ウインドウズ7から10に移行してから、サクサク動く メールプログラムを探してました。
探して、探して、やっと見つけたのがeMClientです。
おまけに個人使用では無料というから、有難い。
ほぼ2年使ったので、eMClientのレビューを書きます。
この記事の目次
ウインドウズ史上最高傑作 Outlook Express
ウインドウズの最高傑作のメール プログラムは、Outlook Express。
キャパの低いパソコンに合わせて、軽くて、サクサク動く素晴らしいメール プログラム。
ところがウインドウズはこの最高傑作をお蔵入りに。
これがウインドウズがアプルに勝てない所以。
IT業界の常識、
“never change a running system.”
を無視。
代わりに登場したが、ウインドウズ ライブ。
意外や意外、これまたウインドウズの二番目の秀逸メール プログラム。
サクサク動く上、メールのアカウントの色まで変えられて、アカウントの上下移動はマウスでひっぱるだけ。
勿論、スペルチェックもできちゃう。
秀逸。
ウインドウズ10でもウインドウズ ライブは使える?
ウインドウズ ライブ、ウインドウズ7 で登場しましたが、ウインドウズ10でも使えます。
無理やり使えば。
が、ウインドウズ10のアップデート後、不具合が発生。
く~。
代わりのメール プログラムが必要になりました。
モジラ サンダーバード
まずはモジラ サンダーバードを試しました。
サクサク動きます。
無料です。
いいのはそれくらい。
問題 ①
メールプログム自体は、
「すっぴん」
の状態で、スペルチェック機能さえもない。
サンダーバードは欲しい機能は、アプリで追加する仕組み。
しかし!
又、ダウンロードしても、アプリが機能しないなんて当たり前。
無償版だけあって、アプリが機能しなくても文句が言えない。
問題 ②
サンダーバードメールの返信設定も、超~おかしな設定です。
返事を書くと、これまでの通信内容が一番上に来る。
というおかしな基本設定。
そんなおかしなメール送っても、誰も最後までスクロールしてくれないよ!
問題 ③
文字が薄くて見難い。
問題 ④
こうした不具合を
「どうしたら直せるの?」
と、毎回、ぐぐって調査するのに疲れました、、。
アウトルック 2016
次はオフィス 2016 に入っているアウトルック 2016。
有料版だけあって、機能が多過ぎ。
設定が超~面倒。
メニューが多過ぎて、毎回、ぐぐらないと設定変更できない。
我慢して使ってましたが、ウインドズ10のアップデート後、フリーズするようになりました。
急いで返事を書きたいのに、フリーズ。
毎朝、ストレス。
これでは使えない。
eMClient サクサク動くメールプログラム 長所と短所
日本語で検索しても、使えるメールプログラムは見つからず。
ドイツ語で検索すると、eM Client に遭遇。
あら、日本語もあるじゃない!
この記事を書いている2021年の時点では
- ドイツ語
- 英語
- チェコ語
- イタリア語
- 日本語
に対応(*1)。
物は試し。
無料版をダウンロードして使ってみました。
これがなかなか良かったです。
気に入ったので有料版を購入。
ドイツ人並みにケチな私が有償版を使うんだから、
「余程の事」
です。
以下にeMClientの長所と短所を紹介します。
長所① デザイン
まずはeM Client の長所から。
悪く言えば、ウインドウズの最高傑作、アウトルック エクスプレスのコピー。
こんなところで出会えて、超~嬉しい。
見やすい!
長所② サクサク動く!
返信する内容で複数のアカウントを使用しているので、ちょくちょく移動します。
アウトルックはこれが苦手。
フリーズする原因になってました。
eM Clientはサクサク移動できて、ストレス解消!
当たり前のことなんだけどね~。
長所③ 互換性
eMClient はウンドウズ ライブ、それにモジラ サンダーバードと互換性があります。
- これまでサンダーバード & ウインドウズ ライブ送ったメール
- 受信したメールは勿論
- メールの設定まで一発でお引越し!
面倒な設定が一切不要。
これは凄いっ!
「メニュー」⇒「データ」
とクリックすれば、”Importieren”(メールの引っ越し)メニューが出てきます。
すると引っ越しに使う
「元のメールプログラム」
を選択して、”go!”
あとは全部、勝手にやってくれます。
私は慣れたドイツ語で使ってますが、勿論、日本語でのメニューも有り。
長所④ スペルチェック
eMClient はスペルチェックができます!
ABCをクリックしてね!
長所⑤ 互言語設定変更
言語設定の変更が簡単!
日々、ドイツ語を使っているので、英語スペルに自信がない、、。
そこで英語のメールを書く際は、
「メニュー」⇒「設定」⇒「言語」とわずかに3クリックで、言語設定の変更が可能。
メールを送る前に、英語のスペルチェックができます!
勿論、日々はイタリア語の設定で使用、チェコ語のメールを書く際は、
「メニュー」⇒「設定」⇒「言語」とわずかに3クリックで、言語設定の変更が可能。
メールを送る前に、チェコ語のスペルチェックができます!
そんな人居る?
長所⑥ 翻訳機能
「ドイツ語のメールが届いたが、何が書かれているかわかりません!」
という相談を何度もいただきます。
eMClient を使うと、そんな悩みとは今後、さようなら。
韓国語で書かれたスパムメールが届いたので、翻訳機能を初使用。
すると韓国語のスパムメールが、立派なドイツ語で書かれた脅迫文に変わりました!
凄い!
独検2級でも、ここまで立派なドイツ語は書けないよ!
長所⑦ 署名設定
ビジネスメールに欠かせない署名。
でも個人のメールには署名は不要。
ウインドズ ライブでは、すべてのアカウントに署名が付きました。
eMClint では、署名を付けるアカウントを選べます。
その他、いろんな機能がてんこ盛りで、2アカウントまでなら無料で使用できちゃう!
使わなきゃ損!
eMClient 可もなく不可もなし
短所とまでは言えないが、
「もうちょっと」
だった部分もあります。
起動
結構、大きなパッケージなので、アプリが完全に起動するまで20秒ほどかかります。
個人的には完全に許容範囲。
アップデート エラー
3~4ヶ月置きに、アップデートがあります。
去年、アップデートをするとスペルチェック機能がおかしくなりました。
直るのにさらにふたつのアップデートーが必要で、半年かかりました。
メールプログラム eMClient 短所
ひとつだけ気に入らない点がありました。
メールを書き終えて、送信ボタンを押すも、
「あ、書き忘れた!」
と修正したい場合があります。
ウインドウズでは送信待ちのメールを、
「下書き」
にマウスで移動、修正したらそのまま送信できました。
eMClient でも送信ボックスから、下書きにマウスで移動できます。
修正もできます。
が、その後、送信できないっ!
何故、Warum Weshalb?
次回のアップデートで是非、修正してもらいたい。
このため新しく返事を用意して、コピー&ペーストで内容を移し、修正、送信しなくてはなりません。
その一方で、メールを書いている途中で、
「下書き保存」
ボタンを押しておくと、草稿ボックスにメールのコピーが入ります。
このコピーは修正後、送信可能。
無料版と有料版の違い
会社で使用するアプリは、eMClient Pro になります。
流石にこちらは有料。
私がライセンスを買ったときは5999円でした。
無料版の違いは、ひとつだけ。
有料版だと好きなだけメールのアカウントを追加できます。
無料版だと2つまで。
機能は同じなので、個人で使うなら無料版で十分。
サクサク使える無料のメールプログラムをお探しの方、是非、お試しあれ。
有償版 & 無料版の使用方法
まずはホームページで、
「無料版ダウンロード」
を使ってインストールしませう。
無料ダウンロードは、eMClient Pro 版です。
23日くらい経つと、
「アカウントキーを取得しよう!」
と、お知らせが出てくるようになります。
その時点で無料版、あるいは有償版、を選択できます。
eMClient ねらい目はブラックフライデー
毎年、ブラックフライデーで
「今だけセール!」
をやってます。
これを狙うと安く有償版を変えます。
でも
「死ぬまでアップデートできる有償版」
はブラックフライデーに入ってませんでした。
2024年に期待。
* eMClient 補足
1.
その後、
- 中国語
- クロアチア語
- オランダ語デンマーク語
などなど、無数の言語に対応するように進化
はじめまして須田と申します。
貴重な情報ありがとうございます。
私も昨日、体験版をインストールしてcM clientを使用しましたが、
以下の問題が発生して困っております。
【問題点】
1.アカウントを作成
2.これまでのメールサーバーからメール受信可能
3.新規メールを作成するため、画面を開くと「アカウントなし」が表示され送信できない
色々調べていますが、原因が分からず困っています。
アドバイスー等が頂けたらと思い連絡させて頂きました。
よろしくお願いいたします。
こんにちわ。
私には起きたことがないので、原因が不明です。
ネットではグーグルのメールプログラムだとそのような起きることがあるという情報もあります。
が、未確認情報です。
例えこれが正解でも、解決にはならないですよね。