朝起きてモニターの電源を入れると、こう。
なんだこの赤色の線は?
遂に壊れたかEIZOのモニター!
買ったのは2012年。(*1)
8年持ったよ。流石、日本製。
ちょっと迷いましたが、
「こんなに長持ちするなら、高いEIZOにしよう!」
と思い、Eizo FlexScan EV2750-BKを注文。
今、1年以上使ったので、レビューを書いて長所と短所を紹介したいと思います。
この記事の目次
Eizo FlexScan EV2750-BK を選んだ理由
会社経費で買うのに、
「もっと安くて、同じくらい品質のいいモニターはないものか。」
と探してしまう哀しい人間の性。
そんな方が間違いなく迷うのが、BenQ PD2700Q デザイナーズ モニターです。
Eizoのほぼ半額で買えるよ!
問題は品質。
昔、買ったBenQのモニター、1ヶ月でお釈迦様。
幸い、保障期間中なので取り換えてもらいましたが、届くまで2ヶ月かかったよ!(*2)
また、製品に結構、品質のムラがある。
私は、
「日本製品至上主義者」
ではないが、BenQは台湾メーカーで中国で製造。
日本製のEIZOと比べると、
「瑕疵」
があるのは仕方ない。
そもそも値段が倍くらい離れているのに、同じ品質を期待するほうが間違ってます。
又、
「ピクセルエラーは欠陥とはみなしません。」
というお断りは、不安にさせます。
この先、毎日、8年間も使うモニター、
「瑕疵」
のない物がいい。
そこで結局は高いEizo FlexScan EV2750-BKを注文。
EV2760との違い
Eizo FlexScan EV2750-BKは2015年モデル。
生産終了モデルで、もう手に入りません。
2021年に買うなら、EV2760です。
違いはコネクターだけ。
EV2750にはHDMI ポート、デイスプレイポートに加えて、DVI-Dポートがありました!
これが私には大事。
EV2760になると、DVI-Dポートがなくなり、USB-Cになります。
そしてEV2750よりも安いっ!
く~。
Eizo FlexScan EV2750-BK 第一印象
日本の生活で毎回感心するのが、段ボール箱。
全然凹んでないっ!
ドイツだったら、ボコボコよ!
(その場合は受け取っては駄目!)
でも油断は禁物。
早速開封して、不具合の有無を確認です。
箱を開けると、
「嫌」
でも、説明書が最初に目に入るように梱包してる!
偉いね!
流石、気配りの国。
ここに組み立て方法が、馬や鹿でもわかるように書かれてる!
昔のEizoのモニターは、全部組み立ててから発送していたんです。
結果、箱がでかくなり配送料が高くなる。
最近は、分解状態で発送しているので、要組み立てです。
組み立てと言っても、足をモニターにつけるだけ。
ねじ回しも要りません。
モニターをソファーの上に置いて、足をはめて回すだけ。
「カチ」
と音がしてハマります。
超簡単。
その他、DVIケーブル、Displayケーブルも入ってます。
お古があるので使わないけど。
それからCD/DVDと取り扱い説明書。
読まないけどね。
薄いっ!
壊れたモニターはまだLCDモニターの最後の世代。
分厚い構造。
仕事する文には支障ないので、薄かろうか、厚かろうがどうでもいい。
Eizo FlexScan EV2760-BKはLEDモニターなので、薄いっ!
又、画面の枠が薄い!
「27インチモニター、狭い机の上に収まる?」
と心配でしたが、24インチモニターと同じ寸法でした。
モニターの初動確認 & 設定
次はモニターの初動確認 & 設定じゃ!
まずはモニターをぐるぐる回してみました。
前の型よりもスムーズで稼働領域が広い!
縦にしてみると、
「あっれ、モニターが足に当たって縦にできないっ!」
説明書でチェック!
「縦方向に回す前に、モニターを上向きにしてください。」
ですって~。
24インチまではそのままで回せたけど、27インチは長いので駄目。
了解。
机の上に置いて、配線。
壊れたモニター、入力を自分で選択しなくちゃ駄目。
DVI ポートで接続しているのに、入力が VGA になってたら何も写らない。
「えっ、壊れてる?」
と思うことしばしば。
おまけに今、どの入力設定になっているか、(3秒しか)表示されない。
そこで画像が出るまで、入力設定ボタンを押し続け、
「あ、写った!」
と感動したもの。
「このモニターも同じじゃろう。」
と思ってたら、すぐに写ったよ!
自動でどのポートが接続されているか、認識するみたい。
進化しているね。
もっともパソコンがモニターをちゃんと認識していないっ!
両端がちょん切れてる!
パソコンが、まだ壊れた24インチのモニターだと思ってるのが原因。
どうすればいいの?
再起動したら、認識されました!
認識されたけど、アイコンが小さっ!
これでは何も読めないので、モニターを125%拡大設定にします。
モニターのアイコンがない所を右クリックすると、
「デイスプレイ設定」
というメニューが表示されます。
ここをクリックすると以下のような画面が表示されます。
「拡大縮小とレイアウト」
で、設定できます。
これで初期設定はおしまい。
あとはガンガン使っていきましょう。
長所
やっぱりEIZOのモニターは色合いがいい!
発色にムレがないっ!
全体が均一です。
壊れたモニターも良かったが、これは一目でわかるほどさらにいい。
ピクセルのエラーもなし!
良かった~。
ワードなどの文書、2ページを表示できるのでページをめくる回数が減る!
5年保証 & ピクセルエラー保証
価格は高いが、やっぱり安心して使えるので、その対価をは払う価値はあり!
ブルーライトカット
ブルーライトがカットされてて、目が疲れない!
やっぱり仕事用のモニターだけのことはある。
10ビットカラー
今では色合いにもすっかり慣れて、
「流石、10ビットカラー!」
とすっかりご満悦。
100V~240V
日本国内(100V)は勿論、240Vまで対応しているので、ドイツに帰っても、そのまま使えちゃう!
写真の現像にもそこそこ使えるし、よかモニターです。
短所
昔のモニター、色彩調整がモニターできたんですが、新型ではこの機能なし。
いや、まったくないわけじゃないけど、変更できるのはガンマ、色温度、コントラストなど。
色彩の調整をするには、パソコンに搭載のグラフィックカードで色彩調整。
これがかなり面倒。
1週間ああでもない、こうでもないと色合いを変え続けた挙句、
「昔のモニターの色が忠実な色合いじゃなかった。」
と悟りました。
結局、EIZO が提供しているプログラム、
“Screen InStyle”
を利用して、
「オートカラー」
で使ってます。
多分、これが自然な色合いなんじゃなかろうか。
EIZO がわざわざ色合いを自動調整してくれるプログラムを出しているんだから、素人が自分で設定に挑戦!
これに勝とうなんて、無駄な努力です。
パソコンへの負担が半端ない!
解像度が高い分、写真の読み込み(プレビュー表示)、現像にすっごく時間がかかるようになりました。
パソコンを新調してて良かった!
注釈
*1 当時、デュッセルドルフ滞在中でアマゾンで注文。11万円!でも何故か、未だに請求が来てないっ!
*2 ドイツでは保障により新品への取り換えには、2か月が平均です。