東海地方は5月末に、例年よりも2週間早い梅雨入り。
が、台風二号が梅雨前線を
「あっちに逝け！」
と蹴散らしたお陰で、台風一過の晴天回復。
「今しかない！」
と、
「富山にある幻の世界遺産」
である菅沼集落の探索に出かけました。
その様子を紹介します。
この記事の目次
世界遺産 五箇山合掌造り
先週紹介した超～有名 & 超～人気の白川郷。
実は
「五箇山の合掌造り集落」
と共に世界遺産に指定されました。
もっとも普通の人に、
「世界遺産の合掌造り集落は？」
と聞けば、10人中8人が、
「白川郷」
と答えます。
Z世代に聞くと、
「そんなの知らない。」
と言います。
でも実際には五箇山（ごかやま）の合掌集落も
「一緒に」
世界遺産になったんです。
ややこしいのはここから。
五箇山というのは富山県南砺（なんと）市の地域名です。
村の名前じゃない！
「世界遺産の五箇山に行きたい！」
とタクシーに言うと、
「どっちに行くの？」
と聞かれます。
そう、世界遺産に指定された五箇山の合掌造り集落は、
- 菅沼集落
- 相倉集落
の二つなんです。
名古屋から菅沼集落へ行くには？
問題はここから。
その五箇山の世界遺産の村は、深い山の中。
白川郷を見て、
「すっげ～山の中。」
と思っていたら、
「上には上がいる。」
と知らされます。
その山の中にある五箇山の合掌造り村にには、白川郷、あるいは高岡から
「世界遺産バス」
に乗っていきます。
「名古屋から行きたい！」
という人は居ないので、直接の行き方はない。
きときとライナー
でもひとつだけ例外があります。
それは富山県高岡市に本社を置くイルカ交通。
何故か、名古屋と高岡を結ぶバス
「きときとライナー」
を運行しています。
マイナー路線なのに、コロナ禍でよく潰れなかったね！
このバスが、
「五箇山インター」
で止まります。
要事前申告。
朝8時30分発。
気合を入れ過ぎて、8時に
「ミッドランドスクエア前」
に到着。
まだ誰も居ないよ～。
写真に写ってるバスは空港行きなので、間違って乗らないように！
黄色いバスは、8時20分にやってきたよ！
乗車。
定刻に出発。
バスは3列シートで
足の短い日本人には十分なスペース。
景色を堪能できる大きな窓を採用しています。
もっとも窓は通常、汚れているもの。
台風の後だしね。
なんですが、ピカピカに磨いていました。
お陰で
「ラブホテルのメッカ」
として知られる
「一宮インター」
のラブホテル群も
とても綺麗に撮れます。
休憩に使う
「ひるがの高原サービスエリア」
に到着。
するとバスの運転手は、バスの安全チェックをしてました。
素晴らしい。
（元）自衛隊の厳しい
「安全管理」
の目で見ても、安心の合格点。
残念だったのは、乗客の少なさ。
たったの10～11人。
これじゃ赤字。
皆さん、富山、高岡、五箇山へ行く際は、きときとライナーをご利用あれ！
もっとも、
「事前予約をしないと乗れません！」
という売り方にも問題アリ。
そもそも
「満員」
になることはないので、
「当日でも乗車券が買えます。」
と商売方法を買えるべき。
一宮インター大渋滞発生中
名古屋の北にある
「一宮インター」
はラブホテルの他に、
「渋滞の名所」
として有名です。
今回はまだ朝なのに大渋滞。
今、路面の
「張り替え工事」
をやってます。
工事がなくても渋滞するのに、1車線になり大渋滞発生中。
お陰で、
「五箇山インターまで2時間30分」
の予定が、2時間55分かかりました。
マズイ！
相倉集落に行くバスが、12時16分に来る。
あと50分しかないっ！
富山にある幻の世界遺産 菅沼集落を探せ！
言うまでもなく、
「五箇山インター」
で降りたのは私だけ。
人っ子、一人もいない。
どっちに行けばいいの？
ドイツで習った教訓が、
「ナビよりも標識を信用しろ！」
です。
そこで
「合掌の里はこちら」
という⇒の通り歩き出すも、
「絶対に違うでしょ！」
という道。
熊でも出てきそう。
やだな～。
でも廃墟になっている合掌造りの家屋もあるので、
「間違い」
ではなさそう、、。
あ、事前調査で見ていた
「総合案内所を発見！」
立派やね。
「ここで相倉集落に行く、バス停の場所を聞こう！」
と思ったのに、
無人。
世界遺産の総合案内所なのに、無人。
ひ～。
「どうするよ、こんな場所に一人で？」
と思ってキョロキョロすると、
「世界遺産菅沼集落まで徒歩7分」
という看板を発見！
その方向に歩き出します。
途上には、人が住まなくなって久しい合掌造りの家屋が並んでました。
しばらくすると雑草に覆われかけたトンネルが！
おお～。
まるで
「トゥワイライト ゾーン」
で使えそうな不気味な入口。
果たしてこのトンネルの先は？
