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プラスチックごみ リサイクルの真っ赤な嘘

投稿日:2024年1月10日 更新日:

プラスチックごみ リサイクルの真っ赤な嘘

環境保護の為に、皆さんが一生懸命リサイクルしている通称、資源ごみ。

今回取り上げるのは、その中でも厄介なプラスチックごみです。

実は、

「リサイクルは真っ赤な嘘」

と言ったら、

「あなたこそ嘘でしょ!」

と反応されるに違いない。

そこでここでは、プラスチックごみ リサイクルの真っ赤な嘘について説明します。

疑う事を知らない 従順な日本人

よく言えば、日本人は疑う事を知らない純真な心の持ち主。

メデイアが

「この人は立派な人」

と言えば、カトリック教会の司祭のようなおぞましい性犯罪を死ぬまで繰り返した犯罪人の葬儀に、何万人もが参拝する。

プラスチックごみのリサイクルも同じ。

「環境を守るため、プラスチックごみを綺麗に洗って出しましょう!」

と言わると、ハチマキして本当に水道であらって、しみひとつないプラスチックごみを出す。

人間不信のドイツ人だったら、

「なんで貴重な飲み水で、ごみを洗うんだ!」

と苦情を言う。

あなたの反応はきっと、

「だって綺麗に洗って出せって言ってるだもん!」

でしょう。

学校での儒教教育のせいで、とにかく日本人は

「お上の言う事」

を疑う事をしない。

が、世の中、そんなに甘くない。

プラスチックごみの再生に意味はあるのか?

プラスチックごみの再生に意味はあるのか?

皆さん、そもそも

「プラスチックごみの再生に意味がある?」

あるいは、

「実際にはどこまで再生されているの?」

と疑問に思ったことはないですか。

リサイクルする意味があるプラスチックごみは、

  • ペットボトル
  • 液体洗剤などの頑丈なプラスチック容器

だけです。

食品トレーをこれに加えてもいいが、リサイクルできないトレーもあり、

「リサイクルされてます。」

とは言い難い。

他のプラスチックゴミは再生する費用が、新規製造の数倍かかるのでペイしません。

そこで卵ケースやヨーグルトの容器などは粉砕して

「燃焼材」

として使用されます。

この燃焼材は焼却場、あるいは二酸化炭素を大量に出すセメント工場で、大量に燃焼されてます。

なのにプラスチックごみを貴重な飲み水で洗って回収所に持って行くなんて、トイレットペーパーに金を織り込むようなもの。

この為、ドイツでのプラスチックごみの再生率は5%です。

プラスチックごみ リサイクルの真っ赤な嘘

しかしドイツの環境省を見ると

「プラスチックごみのリサイクル率は35%」

となってます。

なんででしょう?

それは集めたプラスチックごみを

「海外輸出」

しているからです。

そう、

「輸出したゴミはリサイクル済みとカウントする。」

という決まりなんです。

かっては中国に輸出してましたが、

「お前らのごみは要らない。」

と言われ、汚職がはびこるポーランド、ベトナム、トルコ、マレーシア、タイなどに輸入先を変更。

輸入されたごみは空き地に放棄されて、現地で環境汚染を引き起こしています。

なのによくも、

「ちゃんとリサイクルしてます!」

なんていうもんだ。

食品業界の真っ赤な嘘

なのにネスレやウニレバーなど、食品業界の大手は

「環境に優しいパッキング!」

などと謳っています。

疑う事を知らない日本人は、

「そうなんだ!」

と信じてしまいますが、チョコレートやヨーグルトなどお菓子や食料品の包装に使われているのは粗悪で製造コストの低い

「リサイクルできないプラスチック」

です。

世界の海を汚すか、燃焼して大気汚染を引き起こすだけの代物です。

そしてこれらの商品を販売するコンビニからスーパーも

「環境保護に取り組んでいます!」

と宣伝するものの、

「客が望むから。」

と、プラスチックごみを減らそうとはしない。

あの無駄なレジ袋、ひとつひとつが環境汚染の源になっているのに、

「ソラーパネルで環境保全に大きく貢献!」

と環境保護を装う。

実際には食料品業界と

「同じ穴の狢」

です。

ケミカル業界の真っ赤な嘘

ドイツは勿論、日本でもケミカル業界は車業界に次ぐ、

「基幹産業」

です。

とりわけ簡単に大量生産できる、

「基本化学商品」

は、単価は安いが大量に売れるので儲かる。

誰も手放したくない。

政府も雇用がかかっているので販売規制、あるいは

「プラスチック税」

の導入には反対。

そこで世界最大のケミカルカンパニーBASFは、プラスチックごみによる海洋汚染が問題になると、

「我々は責任を感じて、環境を救う取り組みをしています!」

とホームページで宣伝。

アメリカのライフル協会が凶悪な銃犯罪が起きる度に、

「皆が銃を持っていたら阻止できた。」

というのと同じ、ギャグです。

食品業界が

「石油製品はもう使わない!」

と宣言するまで、ケミカルカンパニーは環境汚染のプラスチックを作り続けます。

環境保全は個人の行動から

気が付いてますか?

これまで

「秋は台風の季節」

と決まってました。

が、2022年、2023年、秋に日本(沖縄を除く)に上陸した台風はゼロ。

台風の季節は梅雨~真夏に変わりました。

変わったのは台風だけじゃない。

富山名物のぶりが取れない。

北海道では誰も食べないぶりが豊漁。

夏の課外活動は命の危険を伴うなど、地球環境は完全に変異。

しかし日本政府は環境対策に及び越し。

そして国民は、

「なんでプラスチック袋が有料なんだ!」

と環境意識ゼロ。

人類の未来がかかっているのに、スーパーに行くとビニール袋を

「ぐるぐる巻き」

にして持ち帰る。

そして、

「資源ごみをちゃんと仕分けしたから、環境保全に貢献している。」

と胸をなでおろす。

貢献してません!

過半数のプラスチックごみはリサイクルできないんです!

環境保全には

「プラスチックを消費しない。」

しかありません。

次回、お買い物に行く際はこれを忘れないで!

環境保全は個人の行動から始まります。

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執筆者:

nishi

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