投資 雨にも負けず

オミクロン ショック消化! 来るかサンタラリー2021?

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オミクロン ショック消化! 来るかサンタラリー2021?

オミクロン ショック消化!

早いですね~。

「オミクロンは感染しても重症化しない。」

との見解が支配的になり、株価は一気に上昇気流。

ところが

「一難去ってまた一難」

とはよくいったもの。

水曜日からは別の暗雲が立ち込めてきました、、。

オミクロン ショック消化! 来るかサンタラリー2021?

オミクロン ショック消化!

月曜日、DAXは取引開始と同時に上昇!

「やった!」

と思ったら、お昼にかけて

「売り」

が入りました。

まだ不安な取引の兆候です。

質問
午後にリカバリーしたのは何故でしょう?

 

そう、米国の株式市況の

「先物」

が、はっきりとプラスに転じたためです。

お陰で1.4%のプラス。

火曜日はさらに加速して、

2.8%の上昇。

これでオミクロンショックは消化。

そのままサンタラリーに突入するかと思ってたら、水曜日、木曜日と下げました。

1週間でみれば、

Dax Wochenchart

1.4%の上昇に留まりました。

水曜日から下げに転じた原因は、

「また」

利上げ懸念です。

ダモクレスの剣 利上げ懸念

先週も書きましたが、

FRBが米国のインフレで常に使用してきた

「一時的」

という言葉を削除してから、

「テーパリングが加速化する!」

「2022年5月には最初の利上げ来る(かも)!」

との不安がダモクレイトス剣のように、株式市場の上に宙ぶらりん。

金曜日は米国で、11月のインフレ率の発表があります。

10月は6.2%。

11月の予想は6.7%。

これより低ければ、

「サンタラリー2021年」

の幕開け。

6.7%より

「はっきり」

高ければ、まだ残っている1.4%のプラスが消える可能性大。

今日、まだ株価が大きく動く可能性がありますが、今週(私が)注目した銘柄を初回します。

ドイツ銀行 新たな罰金刑?

以前、ここでドイツ銀行の子会社DWSが、

「グリーン ウオッシング」

の非難にさらされている事を書きました。

この件で米国の法務省が、

「1月の和解案の約束を破った可能性がある。」

と、ドイツ銀行に通知してきました。

わかりやすく言えば

「みずほ銀行の業務改善案」

みたいなもの。

毎回、

「今後、障害をおきないように業務改善いたします。」

と改約束するも、一向に直らない。

ドイツ銀行も、

「二度と悪事は働きません。」

と約束して示談金を払いました。

その示談書で、

「不正があったら、直ちに報告すます。」

と約束。

米国の法務省が、

「何も報告を受けていないぞ!」

と、ドイツ銀行に苦情を入れたんです。

新たな罰金を恐れて株価は、

ドイツ銀行 新たな罰金刑?

大きく下げました。

今週は同業者、JP モーガンがドイツ銀行を

「アウト パフォーム」

に格上げしたのに、その上げ幅を全部なくしました。

ドイツ銀行株の所有は、地雷原を歩くようなもの。

いつ、

「ドカン!」

といくかわからんです。

もっとも、、

ドイツ銀行の弁護人

他に居ないだろうから、私がドイツ銀行の弁護人を演じます。

今回の

「不正疑惑」

「単なる言いがかり」

です。

そもそもの発端は、DWSに不満で辞めた部長のタレコミ。

皆さん、これまで不満で会社を辞めたこと、ありますか?

私は4回もあります。

とりわけ最初に勤めた自衛隊はひどかった、、。

同期の一人はいじめで自殺。

もうひとりは癌をもらい、散々苦しんで死去。

辞めてて良かった~。

このように、辞めた会社を褒める人はいないです。

復讐心から、事実を誇張することもあるでしょう。

さらに!

そもそも何が、

「社会に優しい投資」

なのか、その規定があるわけじゃない。

例。

日本 & おフランスでは原子力発電は、グリーンなエネルギーです。

だから原子力発電所への投資も、

「グリーンな投資」

です。

ドイツ人に言わせれば、原子力発電がグリーンなエネルギーなんて非常識。

このように投資を見る人により、

「グリーンな投資かどうか。」

意見が分かれます。

だからDWSが

「不正を働いた。」

とはまだ決まっていない。

なのに、不正行為を報告しなかった廉で、罰金?

順序が違うね!

それに社員が愚痴ったら、毎回、法務省に報告するん?

ましてや親会社は、子会社の仕事の細部まで監視する義務がある?

今回の不正疑惑には、根拠ある疑問が残ります。

VW ポルシェを分社化上場か?

今週一番株価を動かしたニュースは、

「VW ポルシェを分社化上場か? 」

でした。

 

大手自動車メーカの中で、真っ先に電気自動車に方向転換したVW。

今、内燃エンジンを開発しながら、電気自動車の開発、さらには自動運転の開発も。

お金がいくらあっても足りません。

そこでポルシェを分社化、上場して資金を調達しようという案です。

このニュースにVW株は、

VW ポルシェを分社化上場か?

垂直上昇!

しまった!

やっぱりVW株を買うべきだった!?

ポルシェの株価は、

同じく上昇。

質問
ポルシェ、もう上場されてるの?

 

ポルシェ SEは、ポルシェ一族の財産管理人で、

「車のポルシェ」

とは関係なし。

ポルシェ SEはVWの最大株主なので、そこからあがる収益を一族に分配。

お陰でポルシェ一族は、働かなくても悠々自適の生活ができるわけです。

そのポルシェ SEが、

「VW株を売却か?」

との憶測で、ポルシェSEの株は一時10%を超える上昇。

く~。

あの時ポルシェ株を買っておけば!

デイース社長 続投決定!

VWが電気自動車で先頭を突っ走るのは、デイース社長の果断のお陰。

しかし(他人とは思えない)その猪突猛進の性格は、周囲に多く敵を作ります。

労働組合は勿論、取締役員会議でも四面楚歌。

唯一、会長だけが、

「まあ、そう言わんと。」

と、デイース社長の味方。

木曜日、デイース社長の進退を決める役員会議が開かれました。

結果から言えば、デイース社長の続投決定!

このニュースに株価は、

VW 株価

下げました。

個人的にはいい社長だと思うんですけどね。

もし金曜日、株価が180ユーロを割れば、個人的には買い。

でも買うならポルシェSEのほうがいいかな?

HelloFresh マージン下方修正

コロナ禍の勝者、HelloFresh。

自分で料理する食材をまとめて、自宅に届けてくれます。

あとは調理するだけ。

本社はスタートアップの首都ベルリン。

コロナ禍で業績を伸ばし、DAXに昇格。

まさか

「食材を届けるだけの会社」

が、DAXに昇格するとは、夢にも思わなかった。

そのHelloFreshが、

「2022年は(成長するために)大型投資をするので、マージンが下がる。」

と発表。

株価は、

HelloFresh マージン下方修正

大きく下げました。

コロナ禍の真っただ中なのに、コロナ禍の勝者が株価を下げるなんて!

一体、どの株を買えばいいの?

E.ON 続伸

利上げにも、オミクロンにも免疫があるのが、

“Defensive Werte”(防御銘柄)

と呼ばれる電力会社、医薬品会社、それに(通常)テレコム関連です。

1銘柄は

「デポ」

に置いておきたいです。

電力 & 送電線事業のE.ONの株価はこの1週間で

E.ON 続伸

DAXの倍の上げ幅を記録。

通常、12月はサンタラリーの季節なので、防御銘柄がこんなに上昇するのは稀。

Merck 防御銘柄 大手医薬品メーカー

防御銘柄の大御所は、大手医薬品メーカーの”Merck”。

参照 : Merck

 

本社は研究施設の多いダルムシュタット。

米国にも同じ名前の会社があるので、混同されませんように。

実は米国の”Merck”(英語読み : マーク)は、ドイツのメルクの子会社だったんです。

ドイツが戦争で負け、海外資産の放棄を迫られ、独立したのが米国の”Merck”です。

日本人は、寄らば大樹の陰。

ドイツ人は

“Schutz vor der Brandung”(波から守ってくれ防波堤)

と言います。

メルクはまさに利上げ、コロナ禍の波から守ってくれる銘柄です。

株価は今週、

防御銘柄 大手医薬品メーカー Merck

大きく上昇。

あ、今週は下がりそうだな?

と思ったら、下がるほうに賭ける証券を買うか、メルクの株を買いましょう。

と言いながら、私はこれまで買ったことがない。

だって配当率が0.62%の雀の涙。

TUI 世界最大の旅行会社 今年も大赤字!

世界最大の旅行会社TUIが、2020/2021年の業績発表。

(TUIは10月1日~9月31日で会社の業績を年次会計します。)

去年は31億ユーロの大赤字。

今年度は25億ユーロの大赤字!

ひ~。

この数字に株価は、

世界最大の旅行会社 TUI 今年も大赤字!

1週間で9.22%も上昇。

今週の敢闘賞を獲得。

なんで?

3か月で35億ユーロの売り上げ!

TUIの20/21年度の総売り上げは、47億ユーロ。

凄いのはその内訳。

35億ユーロ(ほぼ75%)は、7月~9月の3か月で売り上げたんです!

凄いでしょ!

さらに!

「21/22年の第一期(10月~12月)は、ほぼ売り切れ状態!」

とのコメントが、大赤字にも関わらず株価を押し上げました。

2022年は黒字になる?

Evergrande デフォルト懸念

借金の山を抱える中国第二の不動産開発会社 Evergrande。

今週、社債の利子を払えず。

会社の査定が”RD”まで落ちました。

これはデフォルト(D)の一歩手前です。

今月はさらなる利子の支払いが、2022年1月は借金元本の返済期限が。

もうデフォルトは時間の問題。

中国の中央銀行は、

「助けない。」

とはっきり声明を出しているので、その余波が心配です。

ドイツでは

「中国の問題」

と言ってますが、本当にそれで済むのか。

皆まで言えば、日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が投資した300億円は紙屑。

俺の払った年金なのに~。

-投資, 雨にも負けず

執筆者:

nishi

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