パソコンは往々にして、
「表示価格」
を安くするために、
「必要最小限」
のスペックです。
いざ、使い始めると、
「RAMが足らない！」
というのは
「パソコンあるある」
です。
そこで今回は私が購入した
「Lenovo Legion Slim 770i」
のアップデート【ハード編】
について紹介します。
この記事の目次
Lenovo Legion Slim 770i アップデート【ハード編】
パソコンを購入する際の
「調達計画書」
に
「アップデートができる事。」
と書き込みました。
多少なりとも、
「消費者に優しいパソコンメーカー」
は、客が自分で安くアップデートできる設計にしています。
正反対がアプル。
客が勝手にアップデートできないように設計。
「もっとRAMが欲しい！」
という場合は、
「高い金を払って買え！」
という
“closed shop”（閉鎖的経営）
を実践。
アプル創設者であり設計者のウオズアニック氏は、
「客に優しいパソコン作り」
の信奉者だったんですが、経営者のジョッブス氏が、
「閉鎖的経営」
の信奉者。
皆まで言えば、町の修理屋が勝手に修理できない設計。
アプルのパソコンをどうこう言う前に、その経営方針が大嫌い。
幸い、レノボは消費者に優しい方。
自分で安くパソコンのアップデートができます。
私が行ったアップデートは以下の通り。
UGREEN UHS-II SDカードリーダー
カメラが
「UHS-II SDカード」
対応になったので、パソコンについているSDカードリーダーが使えない！
そこで必要になるのが、UHS-II SDカードリーダー。
今回は”Ugreen”という香港メーカーのカードリーダーを購入。
問題なく使えています。
そして早いっ！
Crucial 16GB ノートPC用メモリ DDR5-4800
カードリーダーが届いたので、新しいパソコンでライトルームの最新版を使って写真の編集じゃ！
楽しみ～。
まずは
「外付けHDD」
に入っている写真をライトルームに取り込みます。
が、これが半端ない量で、メモリがマックスの使用量に！
タスクマネージャーを見ると、
「24GBコミット済み」
になっています。
パソコンには16GBしかないのに、何処から8GB持ってきた？
実はパソコンは
「メモリが足らん！」
となるとHDDから
「必要なメモリ」
を拝借します。
これをやると時間がかかる～。
2万5000枚の写真を取り込むのに2時間かかった～。
おまけに
「終わった！」
と思ったら、パソコンの電源が落ちた！
「ひ～！もう壊れた？」
と心配しましたが、大丈夫でした。
購入前から、
「多分、16GBじゃ足らないだろう。」
と思っていたんですが、案の定。
そこで、Crucial 16GB ノートPC用メモリ DDR5-4800を注文。
「お一人様ひとつだけ」
と書かれていました。
卵みたい。
安い値段は中国からの配送です。
信用できない！
1000円節約して、
「騙された～。」
と言いたくないので、日本の会社を選ぶと9900円でした。
もっともパソコンの中にあった、
「Samsung 8GB ノートPC用メモリ DDR5-4800」
をメルカリで売ったので、実質7900円です。
Lenovo Legion Slim 770iは
「ひとつだけ」
RAMを換装できます。
もうひとつのRAMはマザーボードに埋め込まれているので、自分で換装するのは無理。
Samsung M.2 SSD 980 1TB Gen 3.0
お次は、買い替える前のパソコンに換装する筈だった、サムスンのM.2 SSD 1TBです。
使わなかったので、
「メルカリで売るか」
と思いましたが、Legion Slim 770iには、
「二つ目のM.2 SSD取り付けスペース」
があります。
二束三文で売るより、こっちに使っちゃおう！
ちなみに980シリーズは
「第三世代」
なので安い。
「男のロマン」
を求める方は、
「第四世代」
のM.2 SSDを。
もっと早いです。
が、高い。
その高い第四世代のM.2 SSDを買っても
「俺は0,5秒の差でも体感できる！」
という方でなければ
「体感速度」
には違いなし。
あくまでも、
「男のロマン」
です。
ヒートシンク
M.2 SSDは滅茶苦茶早い！
その分、滅茶苦茶熱くなります。
これをヒートシンクなしで装着すると、
「夏の多治見」
のような熱地獄。
ヒートシンクで熱を逃がしてやりましょう。
私はアマゾンで安かったヒートシンクを購入。
使えるの？
レノボ Legion H600 ヤイヤレスヘッドセット
そうそう。
パソコンが届いた際、コードが足にからまって床に落ちたヘッドセット。
案の定、壊れました。
く～。
幸い、パソコンを買った際、
「今買えば、ヘッドセットとマウスが無料セール！」
をやっていたんです。
黒山のような
「箱の山」
からお目当ての箱を探して、オープン。
使い方は簡単。
付属の
「無線USBアンテナ」
をパソコンに差して、ヘッドセットの電源を入れるだけ。
すると何もしなくても、音声が再生されます。
その音声は、
「やっぱりコード付きには勝てないな。」
というレベル。
まあ、
「ゲーミングヘッドセット」
と謳っているので、音質を求めるのは酷？
装着感も壊れたヘッドセットの方がよかった。
実装
では、パソコンをひっくり返して、
「甲羅」
を開けましょう。
幸い、Legion Slim 770iはアプルやデル XPSのような
「特殊なネジ」
を使用しておらず、何処の家庭にもあるプラスドライバーで十分。
さらに！
ネジを緩めると、蓋が浮く仕組み。
なんという消費者に優しい設計。
プラス1点。
いとも簡単に開きました。
しかしバッテリーがでかいね！
航空機に乗せられるMAXの99.9W。
上部にはヒートパイプを隙間なく敷き詰めて、ファンを使って熱を排除！
M.2 SSDを装填
まずはSSDを装填していきます。
写真中、バッテリー上部、右側にそのスペースがあります。
おまけに追加M.2SSD 用の
「ネジ」
もすでに付いている！
アプルではありえない
「気配り」
です。
プラス1点。
ただこのネジは、先のとがったプラスドライバーが必要でした。
装填する前に、熱伝導緩衝材を敷いて、銅板を同封のプラスチックの輪ゴムで止めます。
輪ゴムで留めるのが、ちと面倒でした。
あとは装填するだけ。
装填してみると、パソコンがスリムなのでちと突起している。
ギリギリ蓋が干渉しないで、閉まりました。
RAMを装填
RAMの装填はちょっとだけ面倒でした。
RAMはこの
「ヒートシンク」
の下に隠されてます。
そのヒートシンクが
「落ちないように」
テープで固定されてます、
そのテープの下の部分を慎重に剥がします。
問題はここから。
「どうやったらヒートシンクを外せるの？」
いろいろ試した結果、
「押し込むとクリックして留まる方式」
でした。
マイナスドライバーを使って、
「てこの原理」
で慎重に押しあげると外れました。
ここに9900円で買ったCrucial 16GB ノートPC用メモリ DDR5-4800を装填。
あとはヒートシンクをかぶせて、やさしく抑えてやると、
「クリッ！」
という音がしてはまります。
シートを元に戻したら換装終了。
思っていたより楽だった～。
テスト走行
換装が終わったら、
「テスト走行」
です。
ちょっとドキドキしながら、起動ボタンを押す。
が、二分間くらい起動しないんです。
「何処か壊した？」
と心配し始めた頃、無事、立ち上がりました。
あ～ビビった。
「換装後の起動には時間がかかる。」
とは読んでいたが、まさか2分もかかるとは。
早速、ライトルームを起動して写真を大量に取り込みしています。
おお、効果覿面。
RAMの負担は82％。
まだ少し余裕がある。
もっとも
「27.3GBコミット済み」
ではあるが。
実際に写真を現像する際の負担は、13～14GBです。
なので
「写真の大量取り込み」
をしなければ、RAMは16GBでも足りる（と思う）。
が、電力節約モードではなく、通常モードでは負担が20～21GBまで上昇することも。
快適に写真を現像したいなら、やっぱり24GB要るね。
試しに前のパソコンでは、
「待っている間にコーヒーが入れられる」
ほど時間のかかる写真の合成を、Lenovo Legion Slim 770iでやると、
「えっ！もう終わったの？」
という信じられない速さでした。
すっげ～。
ゲーミングパソコンを選んでよかった！
そうそう。
新たに取り付けたM.2 SSDも、ちゃんと認識されました。
実際に使ってみて
換装から2週間が経ちました。
実際に使ってみて、2週間トラブルなし、、。
とは言えない。
ウインドウズの写真アプリ
「フォト」
で不具合発生中。
アプリは立ちあがりますが、
「編集」
をクリックすると、プログラムが落ちます。
リセットしても治らず。
一度、アプリを落として、再インストールするも直らず。
検索すると出るわ、出るわ、同じ悩みを抱えている人が世界中に！
く～。
マイクロソフト！
さっさとアップデートで直せ！
皆まで言えば、
「マイクロソフト ストア」
も
「アプリの検索」
をすると落ちる。
使えないぞ！ウインドウズ！
また、パソコンの電源を切りたいとき、
「シャットダウン」
ボタンが表示されない。
という不具合が散発的に出ています。
が、アプリのトラブルなので、パソコンではなく
「ウインドウズ」
が悪者です。
これを除けば、
「購入から1ヶ月、換装から2週間、大きな障害はなし。」
です。
