11月初旬、蒐集したレンズを鞄に詰めて飛騨古川に撮影旅行に行ってきました。
キレキレの写真が撮れました。
一人で
「う~ん、シャープ!」
と悦に入ってないで、紹介します。
この記事の目次
飛騨古川とは?
飛騨古川は、岐阜県北部の山の中にあります。
行政区分で言えば飛騨市。
その飛騨市を
「細江」
「古川」
「国府」
などという地区に分けているんです。
そのひとつが飛騨古川というわけです。
それが飛騨高山は、高山市なんです。
飛騨市じゃない。
でも高山の観光局は、
「飛騨高山」
という呼び方を好んで用いています。
これって、
「不当表示」
じゃないの?
ドイツでこれをやると一発で訴えられます。
ご注意あれ!
飛騨古川は、その高山から北に10Kmほど。
もっと近いかな?
飛騨高山はあまりにも人気で、
「イモ洗い」
のような盛況ぶり。
そこで落ち着いて写真が撮れるように、飛騨古川に行くことに。
さらに!
飛騨古川にはお寺が多い!
信者じゃないが、レンズの性能を試すには
「ギザギザ」
のお寺の構造はうってつけ!
行き方
先回に続き、激安の高速バスで行きます。
が、
「飛騨古川に行きたい!」
なんて人は皆無。
そこで名古屋市内から、まずは高山市を目指します。
高山駅でローカル線に乗り換えれば、20分程で到着します。
高山までバスで3時間もかかるので、朝一番のバスに乗り込みました。
「きっとガラガラだろう。」
と予想していたら、80%近く席が埋まってました。
皆さん、同じことを考えた?
高山駅到着。
バスがちょっと遅れたので、電車が出るまで3分しかない!
これがドイツなら、
「10分以内の遅れは、遅れじゃない。」
という規定があるほど、電車は必ず遅れます。
あと3分でも、全然余裕をかまして歩いて行けます。
が、日本人は超~几帳面。
「待ったなし!」
なので、小銭を抱えてダッシュ!
まるで自衛隊時代の朝の点呼。
幸い、切符売り場には人っ子一人もおらず、間に合いました!
着いた飛騨古川駅は、
故郷、岡山の西大寺駅よりも小さかった~。
飛騨古川駅で降りたのは、5~6人。
観光客は私だけ。
無理もない。
飛騨古川 古い街並み
飛騨古川の
「古い街並み」
への行き方は至極簡単。
駅前、少し右手にバス・タクシー乗り場があります。
まだ午前中だったので山々の上には
“Wolkensuppe”(雲スープ)
がかかっていましたが、30分で快晴に。
この建物内に、トイレと観光案内所があります。
ここに立つと正面に
「信号のある交差点」
が見えます。
その信号の先に有名な
「白壁土蔵街」
があります。
徒歩でわずか10分ほどの距離です。
もっともそんなウンチクは無視して、適当に歩いても大丈夫。
このように、
馬や鹿でもわかるように、そこら中に標識が出ています。
私がこれまで訪れた観光地の中では飛騨古川が一番、
「方向音痴に優しい町」
でした。
白壁土蔵街
実は名古屋にも白壁町という地区があります。
全然白くなく、真っ黒でしたが。
古川の白壁街は本当に白かった~。
この水路に泳ぐ鯉は、
石碑に刻まれるほど、大きな観光資源のひとつ。
なのに、
厳しい冬で凍死しないように、移動されてました。
至極残念。
来年、リベンジです。
この白壁は、日本酒を作っている作業所の蔵の壁なんです。
当然、お酒を造っている香りが漂ってます。
通りの右側が酒造通り。
この写真を見てやっとわかったんですが、この屋根の下の丸い飾り物。
酒造所、あるいは酒屋の目印だったんです!
知らなかった~。
そう言えば、馬籠宿にもあったぞ!
近くには酒店も。
のんべえには、たまらない町。
私は禁煙・禁酒なので、あまり興味がわかなかったです。
円光寺
水路に沿って歩いていると、
「嫌」
でも見えてくるお寺が円光寺。
興味がないので、ウンチクは省略。
松の
「葉っぱのひとつひとつ」
が見えるほどシャープな解像度!
ドイツ人は、
「11月なのに、まだ木々が緑なんて!」
と、この写真を見て面白がっていました。
ドイツの11月は、
“Grau”(灰色)一色です。
立派な石道を歩いていきましょう。
まずは左手に、
鐘撞堂。
D780のイメージセンサーは、ソニー製の裏面照射型。
滅茶苦茶、ダイナミックレンジが高いです。
お陰で影になっている木材の一本、一本までくっきりはっきり。
キャノンだとこうは行かない。
肝心の本堂。
さらに寄る!
屋根の白い点々は、雪が落ちないようにする対策?
円光寺、実は水路から撮ると、綺麗に撮れます。
お、このアングルは”Voigtländer”の出番か?
キレキレ~。
「よくわからん。」
という貴兄の為に拡大。
素晴らしい解像度。
発色もタムロンの幻の神レンズに匹敵。
たったの320gなので、カメラバックには毎回、入れておきましょう!
続きは来週のお楽しみ~。