ドイツの達人になる 詐欺、盗難

ヨヘン シュヴァイツアー 商品券詐欺 その手口と対処方法

投稿日:2024年5月20日 更新日:

ヨヘン シュヴァイツアー 商品券詐欺 その手口と対処方法

ドイツではクリスマスにお世話になった人に、プレゼントを贈る習慣がある。

そのプレゼントとして人気なのが

“Gutschein”(商品券)

だ。

これを利用して利用価値のない商品券を売りつける

「商品券詐欺」

が存在する。

その中でも一番悪質なのが、ヨヘン シュヴァイツアー 商品券詐欺。

何故、商品券?

皆さんもきっと、プレゼントでがっかりしたことがある筈だ。

私の経験では女性は、

「私が一番好きなものを贈れば、感謝が伝わる。」

とチョコレートを贈ることがある。

子供の頃なら確かに大喜びしただろう。

が、大人の男性にチェコ?

これは女性に

「Tamiyaのタイガー戦車のプラモ」

を贈るようなもの。

花もしかり。

逆に男性が女性に贈るなら、

「チョコか花」

が効果的。

“Der Moral der Geschichte ist”(何が言いたいかと言えば)、

「相手が喜ぶプレゼントをするのは難しい。」

という事。

夢のない私は

「現金でいいんじゃない?」

と言うが、ドイツ人は

「それでは夢がない。」

という。

そこで人気を博しているのが商品券だ。

一番人気はアマゾンの商品券。

何にでも替えれる点が喜ばれている。

ヨヘン シュヴァイツアー 商品券詐欺

誰かが

「成功する商売」

を見つけると、それをコピーする者が現れる物。

その結果、今やドイツのほとんどの店で商品券が買える。

その

「コピー商品」

のひとつが、ヨヘン シュヴァイツアー商品券だ。

 

遊園地からバンジージャンプ、スポーツカーを乗り回す1日など、

「いろんな体験」

を贈ることができる。

これが見事な詐欺なんである。

ヨヘン シュヴァイツアー 商品券詐欺 の手口

ヨヘン シュヴァイツアー商品券詐欺の手口はこう。

ちょうど今、クリスマスの前。

皆が商品券を買う時期だ。

「お世話になったあの人に。」

と60~70ユーロのホテルスパ宿泊券を買う。

もらった本人は、

「滅多に外泊なんてしないからうれしい!」

とマジで喜ぶ。

ところがである。

予約しようとすると、

「宿泊料金の150ユーロをお支払いください。」

と請求される。

そう、

「商品券」

はただの餌。

ホテルの宿泊料金は丸々自分で払うことになる。

あるいはホテルが商品券の使用を拒否する。

正確には、

「お部屋は満室でございます。」

「タダで泊まろう。」

とする客をブロックする。

まあ、冷静に考えてみれば60~70ユーロでホテル、それも高級スパホテルに泊まれるわけがない。

スポーツカーも一緒。

どの店も、

「あいにくその日はレンタル中でございます。」

と言い訳して商品券の利用を拒否。

この詐欺の味噌は、

「あなたにもらった商品券、使えないよ!」

と苦情が言いにくい。

だから泣き寝入りする消費者が大半。

これを織り込みで汚い詐欺をやっているのが、ヨヘン シュヴァイツアーだ。

なんで詐欺をするの?

ドイツでは

「ヨヘン シュヴァイツアー」

の名前は結構、知られている。

だからヨヘン シュヴァイツアー商品券詐欺は、かなり効果的だった。

でも、そんなに有名なのにどうして詐欺をするんだろう?

真面目に商売をすればいいのに。

と思うのは日本人。

ヨヘン シュヴァイツアー氏は、かって名のないスタントマンだった。

そこで思いついたのが体験旅行。

「食べるのが楽しみ。」

という日本人と違い、ドイツ人は休暇先で何かを体験したい。

そこでいろんなアクションと旅行と組み合わせて販売を始めた。

これが大ヒット。

文字通り裸一貫で大きな会社を作り上げた。

が、コロナ前に会社は倒産。

でも名前が知られていたので、

「ネームバリュー」

に期待して、テレビ局のPro7Sat1が買い取った。

 

テレビ局はテレビの広告収入以外の、収入源を探していたのだ。

しばらくはうまくいった。

会社も黒字になって、

「買収は成功だった。」

と思われていたが、ここでコロナ禍がやってきた。

会社は大赤字。

2020年、21年、22年と巨額の赤字を出した。

その赤字を埋めるため、ヨヘン シュヴァイツアー商品券詐欺を始めた。

すなわち!

ヨヘン シュヴァイツアー氏、自身は悪くない。

悪いのはテレビ局です。

対処方法

もしヨヘン シュヴァイツアー商品券を

「買ってしまった!」

という場合は、

  • 犬に噛まれたと思って忘れる
  • 弁護士に対処をお願いする

くらいしか対処方法がない。

警察に詐欺の被害届を出す方法もあるが、警察が我慢強く話を聞いてくれない可能性も大。

(ドイツの警察は冷たいです。)

今、検察も動き出しているので、近い将来、ヨヘン シュヴァイツアー社が倒産する可能性がある。

倒産時の借金は数百万ユーロに昇る。

とてもじゃないが、60~70ユーロの商品券のお金は戻ってこない。

もしクリスマスに商品券を贈るなら、アマゾンの商品券にしておいてください。

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執筆者:

nishi

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