今回はドイツに住む長所 & 短所を取り上げます。
あまりに心地いいので一度住むと
「もう帰りたくない！」
と思うのは難民だけじゃない！
でもドイツはパラダイスじゃない。
「ドイツに住む短所」
もたくさんあります。
あなたにとって、どちらがより重要か？
により、ドイツ（人）に順応できるかどうかが決まります。
この記事の目次
ドイツに住む長所
私にとっての
「ドイツに住む長所」
を上げると、
- 法律のわかりやすさ
- 成熟した社会保障制度
- 町が綺麗
- ドイツ車が安い
です。
以下に解説します。
法律のわかりやすさ
ドイツでは何がいいのか、悪いのか、法律家でなくてもわかります。
例えば日本では
「売春は違法」
と言いながら、売春が横行。
警察官まで堂々と買春している。
あるいは、
「軍隊を持たない。」
と憲法に謳っているのに、軍隊を持ってます。
まあ、
「自衛隊は戦時には役に立たないから、軍隊とは呼べない。」
と反論するなら、認めざるを得ないが。
なんで日本はこうなのか？
それは
だから（故）安倍首相がよくやったように
「法律の解釈を変えた。」
と言えば、これまで違法だったことが合法になっちゃう！
こんな国は法治国家とは呼べない。
一方、ドイツでは
「法律は時代に合わなくなった。」
とわかると、じゃんじゃん変えていきます。
だから
「売春は合法。」
と法律に書かれています。
同性婚もしかり。
これを法治国家と呼びます。
だから法律の専門家でなくても、何がいいのか悪いのか、とってもわかりやすい！
成熟した社会保障制度 ドイツに住む長所
今でこそ社会保障制度は大きく削られましたが、私が会社員をやっていた頃は、
「揺り籠から墓場まで」
の社会保障制度が充実。
ドイツでは仕事をしなくても、社会保障制度で生きていけるんです！
だから高校（ドイツではHauptschule）を落第後、
「働いたことがない。」
というドイツ人が大勢います。
日本では外国人に嘘を言って、
「あなたは生活保護、もらえないよ。」
と嘘を言う小役人が居ますが、ドイツは法治国家なので外国人でも同じ権利を享受できます。
私は起業する前、1年半くらい失業保険をもらってました。
3ヶ月に一度、
「職安」
に行って、お説教を聞くだけ！
それだけで、働いていた頃の70％のお給料が出ちゃう！
今でこそ社会保障制度は削られました。
それでも
”Bürgergeld”（ドイツの新しい社会保障制度）
を申請すると563ユーロ（9万3000円）もらえます。
決して高くはないが、
私は失業中、義歯を入れました。
もし洗濯機が壊れたら、申請すれば新しい洗濯機がもらえるよ！
この為、
「社会保障が充実し過ぎで労働意欲を損なう。」
という議論が絶えません。
町が綺麗 ドイツに住む長所
ボッフムとかゲルゼンキルヘンなどのゲットー（ほぼ無法地帯）を除けば、ドイツは町が綺麗！
何処に言っても！
とりわけ川沿いが綺麗！
これでもか！
と花を飾り、観光客を歓迎してくれます。
一方、日本の川沿いは殺風景の極み。
なんで同じ人間なのに、ここまで違う？
ドイツ車が安いっ！
日本じゃ高くて手が出ないが、ドイツで買えばBMWも国産車！
日本よりも格段、安く買えるよ！
例。
名古屋の知人（お金持ち）が、
「BMWに車を注文したが、定価で割引なし」
だったそうです。
その理由が、
「車が売れていて在庫がない。」
だそうです。
これが真っ赤な嘘。
今、ガソリン車なら17～18％の割引です！
このようにドイツの事情を知らないと、
「〇ナセ」
の従業員に、いいように騙されます。
ドイツに住むなら、やっぱりドイツ車だよね！
それも日本では乗れない高級車！
ドイツに住む短所
次はドイツに住む短所です。
どんな物にも
「裏面」
があるように、ドイツでの生活も例外じゃない。
私にとってもドイツに住む短所は
- コンクリ頭のドイツ人
- すぐ病欠する
- 役に立たない官僚
- 飯が激マズイ
です。
以下に説明します。
コンクリ頭のドイツ人
ドイツ人は何に関しても意見を持ってます。
日本人のように
「知らない。」
とは言いません。
問題はここから。
ちゃんと調べることもせず、
「テレビの特集番組」
を見ただけで、
「俺は日本の専門家」
と威張ってます。
これがほぼ100％間違い。
そんな
「ドイツあるある」
のひとつが、
「キリスト教はイスラム教よりも優れている。」
というドイツ人に共通する自意識。
そもそも国歌が
「世界に冠するドイツ」
ですからね。
とりわけ教養の低い人は、
「ドイツ（人）は世界一」
と信じており、何を言っても無駄。
もっともそれは日本の右翼と同じ。
なので我慢するしかない。
すぐ病欠する
ドイツ人の平均病欠日数、ご存じですか？
2023年の病欠平均が20日です。
頻繁に月曜日に病気になります。
あまりに頻繁に病気になるので
“blau machen”
というドイツ語が出来ているほど。
この為、週末をカウントするとドイツ人が働くのは1年の内、10か月だけ。
1ヶ月は病欠。
さらに1ヶ月は有休です。
仕事でドイツ人にメールを送るも、
「2週間返事が来ない。」
なんてざら。
そしてドイツ人は、
「バツが悪い。」
って感情がない。
逆に2週間も病欠して、威張ってます。
救いようがありません。
役に立たない官僚
ドイツの官僚は
- 市役所
- 税務所
- 外人局
まで全く役に立たちません。
デユッセルドルフで転出届をするには4時間待ちです。
加えて仕事がお話にならないほどできません。
私が自営業ビザを申請したアウグスブルクの外人局。
担当のおばちゃんは自分のパソコンにログインできず、
「どうやるの？」
と上司に相談。
おまけに
「国民皆保険に入ってから、また出直せ！」
の一点ばり。
そこで国民皆保険に行くと、官僚のおばちゃんは、
「まずは自営業ビザを取ってから。」
の一点張り。
これを外人局で伝えると、
「そういえば、この前も同じケースだった。」
との一言。
経験が全然、生かされていないんです。
毎回、同じ無理難題をふっかけてきます。
私は口が達者だからいいですよ。
他の日本人だったら、どうするの？
加えて小役人はいつも威張ってます。
それとも外国人を嫌いなだけか？
とにかく最低です。
飯がマズイ
といいます。
イタリアがいい例。
言い換えれば、
ドイツとイギリスがいい例。
ドイツ飯、マジで不味いです。
デユッセルドルフにあるダイキン工業の駐在員から
「ぴったりの逸話」
を聞いたので紹介します。
日本から来た社長が、
「おいしいドイツ飯が食べたい。」
と無茶苦茶な事を言い出したんです。
すると担当の駐在員、
「うまいドイツ飯はありません。うまい飯か、ドイツ飯、どちらかにしてください。」
と返事したそうです。
社長は、
「だったらおいしい方がいいなあ。」
と返事。
お付き添いの日本人は
「ドイツ飯の悪夢」
から逃れることができました。
幸い、私は自炊が好きだからいいですよ。
自炊が出来ない人にはしんどいです。
まとめ
細かい点を上げればキリがないですが、
「これだけは言っておきたい！」
という点に絞るとこんな感じ。
あなたは日本とドイツ、どっちが合ってますか？
私は毎回、名古屋で役所に行く度に
「嘘！」
のような丁寧な対応に感激。
それでも私には、
「はっきり白黒つけるドイツ」
の方が好き。
ズバリすぎて面白かったです！！
これでもかなりセーブして書いたんですよ～。