特需景気でDAX(ドイツ株式インデックス)株価爆発。
しかし米国から聞こえてくる景気後退の足音。
利益を確保して修正に備える?
でも修正が来なかったら、人生で最大のチャンスを逃す事に。
どうすればいい?
この記事の目次
ゼレンスキー大統領の大喧嘩
まずは
「順を追って」
説明します。
3月初め。
ウクライナのゼレンスキー大統領、テレビカメラの前でトランプと大喧嘩。
幾ら相手が
「あのトランプ」
でも、前線で戦っている兵士を考えたら、
「あの程度の屈辱」
は受け入れるべきだった。
これでウクライナの敗戦は決まった。
欧州株式市場はすでに、
「停戦ムード」
でお祝い真っただ中。
停戦が遠のくと、
「株価が堕ちるぞ!」
と思いますよね。
“weit gefehlt”(大違い)
です。
結果、
と軍需産業銘柄の株価爆発。
ドイツを代表する軍需産業、ラインメタルの株価は一時、20%も上昇した。
ほぼ全面高
そう鉄鋼。
これまで不景気で
「虫の息」
たっだドイツの鉄鋼業界が
「まさか!」
の復活。
しかし!
当然、ケミカル企業の株価上昇。
しかし!
生産を高めようにも、まずは設備投資する必要がある。
結果、銀行株も上昇。
この
「イケイケどんどんムード」
の影響下で
「こっそり」
自動車メーカーの株まで上昇。
ほぼ全面高。
DAXは2025年だけで20回目の過去最高値を更新した。
トランプ関税の導入
しかし!
ここでトランプが
- カナダ
- メキシコ
- 中国
への関税導入を発表。
通産大臣が、
「いやいや、そのまま施行なんてないよ!」
と言っていたのに、、
するとこのキチガイ、もとい米国大統領が
「次はEUだ!」
と息巻いた。
お陰でDAXは翌日、マイナス3.5%を記録。
2年振りの大幅な株安だ。
ここで
「遂に修正が始まった!」
と思いますよね。
でも現実は
“weit gefehlt”(大違い)
です。
超大型インフレ投資計画
ドイツ政府、正確には連立協議中の
「未来のドイツ政府」
が、80兆円の超大型インフレ投資計画を発表したんです。
加えて40~50兆円の
「特別軍事予算」
の計画も発表。
その規模を理解しやすいように、幾つか数字を出します。
先日、
「あの中国政府」
が全人代で発表した銀行救援策は
「たったの10兆円」
です。
また、日本の国家予算は115兆円。
すなわち!
ドイツ政府は日本の国家予算を
「はるかに凌駕する」
特別予算を発表したんです。
そう、特需景気の到来です。
特需景気でDAX 株価爆発
このニュースにDAX 株価爆発。
その中でも
「えぐい上昇」
を見せたのはインフラ関連株。
まあ、当たり前ですね。
セメント業者はこの日、DAX 一等賞。
これに銀行株が続きました。
この特需景気にもかかわらず、マイナスになった銘柄は私が所有する電力会社株。
超~ブル~。
来るか修正?
ここで問題は
米国の経済データは明らかに景気後退を示している。
サンフランシスコで休暇中の友人からは、
「ムードが良くない。」
と生の声。
どちらを向いても、
しかし!
ドイツ国内は特需ムード。
修正が来なかったら、特需景気を乗り過ごす!
どうする?
DAX チャート分析
こんな時、参考になるのがDAXチャート分析です。
「下の方」
にある緑の点線が200日平均。
DAXと200日平均の開きが3900ポイント。
比較の為に日経チャートも載せます。
日経インデックスの
「雲の上」
にある緑の線が200日平均です。
なんと200日平均よりも1760ポイントも低い。
これで、DAXがどれだけ株価爆発しているか一目瞭然。
でもこれは
“Jenseits von Gut und Böse”(善悪の彼岸)
です。
5分後に嵐がやっきてきてもおかしくない数値です。
こんな時にドイツ人はいつも、
“Die Sicherheit geht vor.”(安全第一)
と言います。
利益確保することにしました。
まずは株価爆発で
「実力以上に株価が上昇している銘柄」
から売ります。
Bilfinger 株価爆発
覚えてます?
去年、10月に
「事故物件投資」
で購入した銘柄Bilfinger。
特需景気で株価爆発。
「59ユーロまで逝ったら売る!」
と思ってたら、特需で60ユーロを突破!
チャート分析で
「次の抵抗線は70ユーロ」
と分析。
69.60ユーロで売りオーダー出してたら(青⇒)、
秒で売れました。
株価はなんと一時21%上昇。
く~。
安く設定し過ぎた!
でも、前日まで
「59ユーロで売る!」
という銘柄が73ユーロまで行くなんて予想できず。
利益率は5ヶ月で60%。
嬉しいけど、ちょっと悔しい。
株価爆発 Commerzbank
お次はイタリアのメインバンクから、買収攻勢を受けているCommerzbankです。
以前ここで、
「買収オファーが来れば、20ユーロ」
と書きました。
ところが株価は特需ですでに
「22ユーロの壁」
を突破。
この辺が潮時です。
今度は潮目を見てから、22,60ユーロで売りオーダー(青い⇒)
本当に
「秒」
で売れました。
私がこの株を購入したのは、
「リーマンショックど真ん中」」
の2008年。
そう、あれからず~と持ってたんです。
ほぼ17年。
その甲斐あって、利益率300%。
今宵は現金を握りしめて、お寿司屋に行ってきます。
1/3 現金化
とりあえず2銘柄だけ現金化しました。
これで投資額は投資資金の1/3。
すなわち!
もっとも!
いつ修正が来てもいいように、現金(たま)も用意。
もし来週も調子がいいようなら、さらに売却します。
もし売ったら、ここで報告します。
[…] このニュースに株式市場は狂喜、DAX(ドイツ株式インデックス)は3.4%も上昇した。 […]