株式投資に欠かせない必要悪 株価の修正。
「嫌だ!」
と言っても必ず来る。
だったら駄々をこねても仕方ない。
ちゃんと準備をしておけば、修正(嵐)は
「塩漬け & 浅漬け」
銘柄を救うチャンスです。
この記事の目次
DAX 世界最強の株式インデックス
今年のDAXは最強です。
無敵艦隊のS&P500 & ナスダックの
「年初来最高値」
はせいぜい5~6%。
日経に至っては
“mickrige”(微々たる)
1%未満。
一方、
おまけに2025年2月にすでに19回も、過去最高値を更新!
うんにゃあ。
その真逆。
国内総生産は2年連続で減少。
「2025年で3年連続?」
と言われています。
DAX 好調のワケ
では何故、ドイツの株式インデックスは調子がいいのでしょう?
これがわかる人は、
「ドイツの達人」
です。
すなわち!
80%は外国での売り上げ。
この為、ドイツ国内の景気にはあまり左右されない。
加えてドイツ株は安い!
年末時点での話。
DAX銘柄のKGV(英語圏ではPER)はたったの12。
日経でさえ14+。
S&P500に至っては29(四捨五入)。
早い話が
というわけです。
長い目でみるとこの評価額の差は
「何かの機会」
で縮まります。
投資家が
「いくらなんでも米国の株価は高い!」
とこれを厭い、ドイツの銘柄が注目されたんです。
DAX 株価の修正に備えろ!
ドイツでは
と言います。
滅茶苦茶好調のDAXで見てみましょう。
赤色が200日平均。
青色が50日平均です。
2月18日、DAXと200日平均との差が3600ポイントに達しました。
双方の
「健康な差」
は2500あたりまで。
妥協しても3000。
これが3600まで来ると、株価の修正は待ったなし!
トランプが余計な事を言うと
「待ってました!」
と修正が始まります。
今回はトランプの
「輸入自動車に対する25%の懲罰関税」
が
「引水」
になりました。
水曜日に1.8%マイナス。
木曜日に0.5%マイナス。
でも金曜日は早くも回復基調。
これで修正は終わりなん?
総選挙リスク
ドイツでは今週末、総選挙。
数週間前から世論調査は
「微動」
のみ。
この世論調査の結果が投票でも出ると、ちとマズイ。
過半数が取れる連合の可能性は、CDU/CSUとSPDの大連合のみ。
選挙前、あんなに
「ボロクソ」
に非難していたのに、選挙が終わったら握手できるんだろうか?
できればいい。
できないと、
「3党連合」
になり、改革が行われず停滞する。
すなわち!
月曜日は選挙結果次第で、株価を大きく下げる可能性があり!
大きく上げるには、CDU/CSUの大勝利が必修。
ドイツの車メーカーが一番ヤバイ?
トランプの血迷った
「自動車関税」
が日本で報道された際、
「経済専門家」
は、
と主張。
これが真っ赤な嘘。
証拠。
BMWは
「会社で最大の生産工場」
を米国に持ってます。
結果、
「米国産輸出車No.1」
のタイトルを9年間持ってます。
メルセデスも似たり寄ったり。
唯一、VW(ポルシェを含む)はメキシコに集中しており、関税は痛い。
このように日本の
「〇〇専門家」
が言う意見はほぼ誤り。
私に言わせれば、
「週刊文集よりひどい誤報道」
です。
何も知らない人が聞いたら、信じちゃうよ!
さらに!
EUは今、
「関税が導入されれば、ケンタッキー産のバーボンとオートバイに50%の報復関税を課す。」
と告知。
そう、
「倍返し。」
です。
トランプ第一次政権時、
「ドイツ車は米国の安全保障問題」
と主張して関税を課します。
「そっちが望むなら!」
とEUは25%の報復関税で応酬。
これに負けて、トランプが関税を撤廃した経緯があります。
今回も似たような経過になるでしょう。
すなわち!
5月と言えば?
なれば当然、
「どの株を買う?」
となります。
ここで大事なのが時期。
今、2月末。
5月まであとわずか。
そう、
日本では
「たった3%」
でも
「高配当銘柄」
という名称をいただけます。
ドイツで同じ名称を得るには5%から。
修正で安くなったときに買えば、8~9%も夢じゃない!
メルセデス株 修正中
昨日、業績発表のあったメルセデス。
2024年は2023年と比較して売り上げが4.5%減。
営業利益に至っては28%減。
おまけに
「2025年度はさらに悪くなる。」
という予測。
もうボロボロです!
とりわけ電気自動車がフロップ。
もっともこんなブサイクな車に、誰が1200万円も払う?
同じ
「ブサイクな車」
ならトヨタでいいじゃん。
自業自得です。
しかし!
株主の怒りを恐れた社長、
「配当金は4.3ユーロ」
と発表。
今の株価で7.28%。
修正で株価が下がれば8%も夢じゃない!
さらに!
8000億円相当の
「自社株買い戻し」
も発表。
この発表のお陰で株価は
「トランプの関税の脅し」
にも拘わらず、マイナス3%で取引を終えました。
私は
「トランプの関税の前に売る!」
と狙って買ったのに、売り損ね。
私の買値だと配当率7.54%。
売らないで持っておく?
反周期投資 早くも成果?
2週間前、ケチなドイツ人を例に出し、
を解きました。
すでに動きがあったので、報告します。
2024年11月、会社の業績予測を下方修正した自動車部品メーカーシェフラー。
その3か月後、
株価、石のように落ちました。(赤⇒)
一時26%も下落。
すでに大金を入れているので、
「損切り」
の時期は7年前に逸しました。
「毒を食らわば皿まで!」
とさらに1万株を取得。
すると奇跡が起きました。
翌日から回復が始まった!
トランプの自動車関税の脅しも無視して上昇中!(青色⇒)
実はライバルが倒産したんです。
その後、別の自動車部品メーカーが業績を上方修正。
これが追い風に。
黒字まで34セント!
このように
修正をうまく使ってお金儲けしましょう!
修正(とりあえず)お預け
2月23日、ドイツで総選挙が行われた。
幸運なことに
「弱小政党」
の2党が
「5%の壁」
に衝突して国会当選から除外された。
その結果、
”Volkspartei”(国民政党)
と呼ばれる(かっての)2大政党の連立で過半数を取れることに。
「これで複数連立政権の悪夢から解放される!」
と、DAXは修正を辞めて上昇。
追い買いのチャンスは逃したが、株価が上昇することに不満なし!
[…] 「遂に修正が始まった!」 […]