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AI Nikkor 135mm F2,8 最も安価なレンズの写りや如何?

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「Fマンウント利用者が所有すべきレンズ10選」

の筆頭に挙げられるレンズがコレ、AI Nikkor 135mm F2,8。

  • 人気のないニコンのFマウント
  • マニュアルレンズ

という理由で、とってもお買い得。

なんと1万円を切ります(送料込み)!

F2,8のレンズが。

その安価なレンズの写りや如何?

AI Nikkor 135mm F2,8

このレンズ、そこそこ有名で多くの写真家が誉め称えています。

中には、

「とても丈夫なレンズで、あなたよりも長生きする。」

なんて人も。

それが本当かどうかはさておき、皆さんが生まれるず~っと前に販売されていたレンズです。

いろんな

「型」

があります。

最終バージョンは最後に”S”が付き、

“AI-S”

あるいは

“F2,8S”

と表記されます。

 

ちょうど上のビデヲで紹介されているのが、

「最新型」

のNikkor 135mm f/2.8 AI-Sです。

その最新型が製造中止になってから、10数年。

日本は湿気が半端ないので、カビやクモリのないレンズは稀。

「5000円で買えるぞ!」

なんて喜ぶと、間違いなくカビレンズ。

“S”が付かない

「古い型」

で程度のいい物は1万円前後で取引されています。

私は9800円(送料込み)で購入。

これまで買った中で最安値。

果たしてその写りや如何?

第一印象

第一印象

“S”がないバージョンです。

“S”が付くと、フォーカスリングのゴムが

「四層」

になり、下部の

「銀の絞りリング」

にカラフルな数字が刻み込まれてます。

古い型でも写りは同じなので、

「値段が気になる。」

という方は、こちらの旧型を。

全部、メタルで作られているニコンの職人技レンズ。

重量は435g。

外観は9800円(送料込み)なのに、そこそこ綺麗。

が、レンズを覗くと、そこにはしっかりゴミが付着。

それも複数。

レンズの底には埃がごっそり!

やられた~!

「わずかな埃のみ。」

と書いているから買ったのに、、。

(最近の)日本人はドイツ人と変わらんな~。

返品することも考えましたが、9800円(送料込み)では返送費用で1/3なくなる!

なので、販売者には苦情を入れるも、そのまま使う事にしました。

シャープ度チェック!

では、毎回同じ

「被写体」

を撮って、シャープ度をチェック!

シャープ度チェック!

ISO100 F5,6

拡大しなくても、

シャープなのがわかりますね。

まあ、135mmなので85mmよりは有利という点もありますが。

発色は Nikkor 85mm F2

には負けるが、悪くない。

では、看板を拡大してみましょう。

「Fマウントで一番シャープなレンズ。」

という人も居ますが、どうですか?

私が所有する中で、最もシャープなレンズのひとつ、tokina 100mm F2,8が挑戦!

ISO100 F5.6

拡大画像です。

う~ん。

135mmのほうがシャープかもしれない、、。

次!

ISO100 F8,0

拡大する前から十分にシャープ!!

拡大すると、

レンガが一枚一枚、識別できます。

右上の室外機も、はっきりくっきり見える!

ただ

「薄い霧」

がかったような画像が気になる。

次!

ISO100 F8,0

少し斜めに日が差してました。

こちらも

「薄い霧」

がかかったような写り。

発色は平坦。

明らかにコントラストが落ちてます。

シャープ度はどうでしょう?

ピントを合わせた看板を拡大!

ちょっとシャープ度も落ちてる気がする。

比較に

「ナノコーテイングで逆光に強い。」

というNikkor 24-120mm F4で撮影 & 拡大。

勿論、120MM、ISO100 F8,0 で撮影。

ズームレンズなのに、単焦点とほぼ同じシャープ度。

発色は明らかに上。

10万円もしたのに滅多に使わないこのレンズ、ちょっと見直したぞ!

Nikkor 135mm F2,8は逆光や斜め逆行になると、発色が悪くなり、シャープ差も落ちるようです。

 

9800円(送料+ゴミ込み込み)

なので、妥当かな?

今、17時になったので、試し撮り。

「薄い霧」

がなくなり、発色も改善。

シャープ度も改善したように見えます。

拡大。

まだ、

キレキレ!

とはいきません。

でも看板の文字が多少、改善。

試し撮り

ではアパートの周辺を歩き回り、試し撮りです。

ISO100 F2,8

開放から、そこそこシャープ。

影だったので、発色もなかなかよろしい。

少し絞ると、

ISO100 F4,0

シャープさがさらにアップ!

この辺がボケとシャープ差の両方を味わえる、

「スウィート スポット」

のようです。

次。

ISO100 F2,8

ご近所の玄関口にある花。

135mmなので、

「家屋不法侵入」

をせず、道路上からここまで寄れます。

次。

ISO100 F4,0

スウィート スポット大当たりっ!

ISO100 F4,0

背中からお日様が照っているので、シャープ度MAX!!

このレンズの強みは望遠ではなく、中遠から近影撮影にあるようです。

玉ボケ & お星さま チャレンジ

昼間撮影の特徴は、大体、つかめました。

次は夜間撮影です。

夜間撮影と言えば、

「玉ボケ」

です。

玉ボケだけのために、レンズを買う人も居ますからね。

AI Nikkor 135mm F2,8のボケは?

ISO100 F2,8

意外や意外。

9800円(送料+ゴミ込み込み)

なのに、中心部は綺麗な玉ボケ~。

目一杯絞って、お星様を出してみましょう。

ISO100 F16

お星様も綺麗。

それでいて、F16なのにそこそこシャープ。

まとめ

まとめると、

「弱点はあるが使えるレンズ」

です。

条件が揃えば、シャープ度ではトップ3のレンズに引けを取らない。

また、条件が揃えば発色も良し。

難点は、最小焦点距離が1.3mと結構、長いっ!

又、マニュアルフォーカス、ピントが合うまで2回転半回すよ!

炎天下はしんどい。

個人的には、Nikkor 85mm F2,0 の方が好き。

ただ値段も倍。

値段相応かと思います。

代案

「9800円なんて、お母さんに許してもらえない!」

という貴兄に代案。

実は、

AI Nikkor 135mm F3,5 というレンズがあります。

 

AI Nikkor 135mm F2,8の半額以下(送料込み)で買えます。

シャープさは全く同じ。

私も最初はこちらを買って、

「チープチャレンジ!」

しようかと思ってました。

結局、

「安物買いの銭失い。」

をしたくないので却下!

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執筆者:

nishi

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