日本で目につくのが女性の社会的地位の低さ。
大学入試でも、
「女性だから。」
と差別されるのは、先進国では日本だけ。
先進国では？
いやいや、
“Gender gap”（性による待遇の差）
は中国よりも悪いです。
どうすればこの
「世界的に悪い性による待遇の差」
を改善できるんでしょう？
この記事の目次
“Gender gap”（性による待遇の格差）
そんなことはない！
といい張る日本男性に見てもらいたい、男女平等ランキング。
日本がドイツの11位に負けるのはまあ、わかる。
あそこまで女性が強いと、ちょっとね、、。
が、日本は不名誉な120位。
日常感じている
「男女の格差」
がはっきり示されました。
問題なのはあの
「男尊女卑」
のアラブ社会のアラブ首長国連邦にも負けている！
それも大差で！
日本と同じく儒教文化の韓国でさえ、102位。
中国でさえ、107位。
日本は完全な途上国です。
あまさえ、女性専用乗り場があるのは
「世界広し」
と言えど日本だけ。
これを見る度に恥ずかしくなる。
男女を分けているのはタリバンと日本だけ。
なんでこうなん？
皆まで言えば、
「美人過ぎる〇〇〇」
というテレビ番組のキャッチフレーズ。
まるで
「美人じゃなきゃ価値がない！」
とでも言いたげな社会の風潮。
そういう見出しを平気で使うのは、女性を
「性の対象」
としか見ていない証拠です。
誰が悪い？
男女格差が一向に改善しないその原因の大半は、
「男性」
にあります。
言うまでもなく。
が、
「日本の問題」
が複雑なのは、
以前、
「日本でも男女別性を導入しよう！」
と自民党内で、一気に盛り上がりました。
自民党のおじさんが、これに反対するのはわかる。
が、女性議員まで男女別性に反対。
これでどうやって、女性の立場が改善する？
どうすれば女性の立場が改善する？
ドイツでも
「女性は飯を作って、子供を育てるべし。」
という風潮が60年代までありました。
バイエルン州に行けば、今でもあるよ！
これが
「68年世代」
の登場で大きく変わりました。
女性は職場で、裁判所で戦って、平等の権利を勝ち取りました。
だからドイツは男女平等社会の11位にランキング。
日本女性も平等の権利・待遇を求めて戦う必要があります。
日本社会の男女格差の問題は、まさにここにあります。
日本では男女格差が一向に改善しない理由
女性が課長、部長になり、プロジェクトチームを率いて新製品を開発。
男性の抵抗は必至。
しかし成果を出せば、男性も認めます。
そんな女性が社会に増える事で、女性の立場が大きく改善されます。
しかし！
私の同級生、仕事の同僚を見る限り
「結婚したら、仕事を辞めます。」
なんて女性が圧倒的。
そんな考えで、
「男女格差の解消」
ができると思ったら、大間違い。
これがネックで、日本では男女格差が一向に改善しない。
日本女子 安易な職に就かざるべし！
ドイツでも
「誰にでもできる仕事」
に従事する単純労働者のお給料は低いです。
そこでドイツはこれに対抗すべく、
“Ausbildung”（職業訓練制度）
を導入。
要するに
「食っていけるように」
手に職をつけるわけです。
だからドイツでは
“Was bist du?”（君は何？）
と聞かれたら、あなたの職業を言います。
一方、日本には職業訓練制度がないっ！
そこで商業高校を出た女性が、手軽につける職に就きます。
受付だとか、スーパーの店員とか、テーマーパークで縫いぐるみを被っているパフォーマーなどに。
しかしテーマーパークで縫いぐるみを被って手を振っていても、あなたの技能は一向に伸びません。
典型的な例が、東京ディズニーランドのパワハラ訴訟。
大好きなミッキーに憧れて、ディズニーランドに就職。
そこで
「死んでしまえ。」
などの罵詈雑言を男性社員から浴びせられるわけです。
男性社員がなんで、そんな罵詈雑言を浴びせると思います？
それは、
「ぬいぐるみに入る人間なんぞ、履いて捨てるほど居る。」
と思っているからです。
日本女性、どうか安易な仕事に就かないで！
「ディズニーランドが子供の頃からの夢でした。」
という方。
私も子供の頃は、
「東京大学を出て、日本の首相になる。」
が夢でした。
その夢の職場で地獄の思いをしないように、どうか自分の能力を伸ばせる仕事に就いて！
「今日は〇〇さんがいないから、仕事が進まない。」
と言われるようになったら一人前。
もし、
「今日は〇〇さんがいないから、あなたが代わりに。」
なんて
「代わりがすぐに見みつかる仕事」
をしてちゃ駄目。
20代、30代はまだいいよ。
40代、50代、60代になったらどうする？
「その頃には結婚して、とっくに仕事を辞めちゃってるよ～。」
なんて考えるなら、日本における男女格差の解消は永久に不可能です。
日本女子、自身の価値を上げるべし！
日本女子、自身の価値を上げるべし！
米国の有名な投資家が、
「宇宙人が地球に来たら、なんで金（きん）があんなに高いのか理解できないだろう。」
って言ってました。
話は最後まで聞きなさい。
金（きん）の価値が高いのは、希少だから。
石ころみたいにそこら中に転がっていれば、あそこまで高くはなりません。
同じことが、あなたに関して言えます。
あなたが
「希少価値」
を持っていれば、
「死んでしまえ。」
なんで罵詈雑言を浴びせられず、
「頼むから、ウチで働いてください。」
となります。
ではどうすれば、
「希少価値」
をつけることができるのか？
70 :100 :70 の法則
「日本に居たときは、全くもてなかったのに。」
とはドイツで会社勤務をしていた時の同僚（女性）の言葉だ。
毎晩、
「お誘い」
があり、自宅で飯を食うことがないという。
ドイツでは日本女性は稀。
ドイツに来るだけで、あなたの価値が増します。
これを
「70 :100:70の法則」
と言います。
70とは、
「鳴かず飛ばずの外見・才能」
を示す。
すなわち！
日本に居れば、100点満点中の70点。
なかなかお声がかからない。
いい仕事にもなかな就けない。
しかし！
というありがたい法則だ。
それは日本に帰国すると、あなたの価値はまた
「70」
に戻るというワケ。
もしあなたが商業高校を出て、
「簿記ができます。」
というなら、あなたはまさに金（きん）。
日本の会社で3年働いて、経理の経験を積み、ドイツ留学資金を貯めてください。
そしてドイツ留学！
1年かけてドイツ語を学ぶ！
その後、就職活動をすれば、あなたの価値は金（きん）に匹敵。
日本では
「門前払い」
の商社から、
「是非、ウチに！」
と引く手あまた。
なのに日本でぬいぐるみを被って、手を振ってる場合じゃない！
日本女子、自身の価値を上げるべし
できる社長の社員選び
不謹慎なのは承知の上で、仕事のできる日本企業の社長さんに聞いた話を紹介しておこう。
デユッセルドルフにあった日本の某ヘルメット会社を訪問した。
「バイクに乗ってました。」
というと、すっかり意気投合。
するとその社長さん、
「ウチの社員、どう思います？」
って聞いてくるんです。
滅多に言葉に詰まらない私が、言葉に詰まった。
「どう思う？」
と言われても、体重は私よりも20kgは重そうで、親じゃないと
「かわいい。」
とは思えない顔。
正直に
「丈夫そうですね。」
と言うと、笑いながらこう諭してくれた。
社長さん曰く、
「美人は仕事ができない。」
という。
美人は、
「君は何もしなくていいから。」
と周囲に甘やかされて育ち、
「仕事のできない人間になる。」
のだという。
その一方でブス & デブは、
「自分でやれ。」
と言われて、全部、一人でやってきた。
結果、
「ものすごく仕事ができる。」
という。
そこで面接では、
「ブス & デブを最優先する。」
という。
「で、仕事はできましたか。」
と聞くと、
「それが素晴らしいんだよ、西さん！」
と感激しているような口ぶり。
加えて、
「美人を選ぶのは、仕事のできない上司の証」
だそうだ。
社長さん曰く、
「そんなに美人が見たければ、仕事を終えてから、そういう場所に行けばいい。」
という。
もう25年も昔の話だが、未だに忘れることができない
「身に染みた話」
のひとつだった。
