観光 雨にも負けず

立山連峰 雄山を一気に山頂まで駆けあがれ!

投稿日:2023年10月28日 更新日:

立山連峰 雄山を一気に山頂まで駆けあがれ!

立山連峰とは言いますが、

「立山」

という名前の山はなし。

連なる山頂を合わせて立山連峰と呼ぶんです。

素人が目指すのはその中の

「雄山」

という山頂。

標高はなんと3003m。

が秘密を明かすと、すでに室堂の標高が2450m。

山頂までたったの553m。

楽勝じゃない?

立山連峰 雄山を一気に山頂まで駆けあがれ!

6月初旬は、

「芋洗い」

だった室堂駅。

7月下旬はこの有様。

ガラガラじゃない?

山登りを始めて、

「あ、お腹が痛い!」

じゃお話にならんので、まずはトイレ!

に行くと、携帯電話が置いてありました。

自宅の鍵付き。

そもそも立山まで来て、トイレで携帯みるか!

と思ったものの、これでは自宅にも入れない。

鍵開けを頼むと4万円では済まない!

放っておくと盗まれて、悪用されかねない!

武士の情けで、

「自宅の鍵付き携帯。」

を切符売り場に届けると、

「えっ!またかよ~!」

と、すごく嫌な対応をされました。

余計なことはしないほういいね。

立山教訓 他人はほっとけ

立山湧き水

先回、

「湧き水枯れてるじゃない!」

と愚痴った立山湧き水ですが、

7月は復活してました。

今回は水筒を満タンにしてきたのに!

そこでまずは水筒の水を半分飲み、

「500ml」

補充。

いざ!

と歩き出した時間は11時55分。

公式サイトでは、

「雄山山頂まで2時間」

だそうです。

登山初体験の私だと、どのくらいかかる?

なんでこんな登山道?

と歩き出したんですが、、、なんという歩きにくい登山道!

表面が凸凹です。

足首が

「カク」

と行きます。

「登山する前に捻挫させてやろう!」

という狙い?

それとも雪対策なん?

理由はわからないが、とにかく歩きにくい。

登山者は

「端っこの20cm」

に集中。

なんでこんな登山道にした?

空気が薄い!

初登山に

「わくわく」

していたのは、最初の200m。

400mも進むともう息があがってきた!

そもそも私の肺は麻酔医が、

「凄い!」

と関するほどの肺活量。

加えて週4回は筋肉を保持するためにジム通い。

週2回は

「有酸素運動の日」

「最低5Km走る。」

が日課。

なのに数百メートルで息があがるとは!

標高2400mは伊達じゃない!

そこで10分歩いて、1分休憩。

最初の目標の

「一の越」

がまだあんなに遠い!

正直な話、

「一の越まで行ったら、天候を理由に下山しちゃう?」

と考えたほどしんどい。

暑いの涼しいの?

そもそも

「きっと立山なら涼しい筈!」

と真夏にやってきたんです。

確かに何もしないで、

「立ってるだけ。」

なら涼しい。

気温は24度。

が、歩き出すと話は別。

体重90Kgの巨漢です。

真冬でも汗が噴き出る体。

ぜ~ぜ~言いながら歩くと、汗びっしょり!

そもそも

「登山で避暑」

なんて、

「ドイツでグルメ!」

くらい間違ってる!

一の越

一の越

ぜ~ぜ~言いながら、一の越到着。

本当にしんどかった。

一の越まで来た

「証拠写真」

だけ撮って、

「悪天候で登れなかった。」

と言い訳しよう!

と思ってたんです。

が、一の越は小学生で一杯!

そう遠足で来てるんです。

大の大人が小学生に負ける?

沽券に関わる!

うらめしそうに小学生を横目に見て、間髪入れずに登山再開。

ネットでは女の子が片手でアクションカメラを抱えて登山、

「あ~しんどい。」

なんてやっているので、

「女子供でもできる登山」

と思ってたんです。

が、現実は激しく違った。

何、この急こう配!!

聞いていない!

おまけに青空なんかとっくに消えて、真っ暗!

だから山の天気はあてにならない!

でも、今更引き返せない!

三の越し

雄山山頂手間の休憩所が三の越し。

ちょっと開けた場所。

が休んでいる暇はない!

ここで休んでいる20人以上を追い越して、いざ山頂!

あと一息!

と油断した途端、すっこけました。

幸い、擦り傷だけ。

山頂は深い霧の中。

誰も見ていないよね!?

すぐさま起き上がり、最後の一歩!

時間は?

13時35分!

室堂から雄山の山頂までかかった時間は1時間40分!

Huraaa!

初登山。

片手にカメラを持って撮影しながら登って、この時間。

すごくない?

一の越から30人以上抜いたよ!

体重90Kgもあるのに。

日ごろの鍛錬のお陰です。

山頂

いざ山頂に着くと、そこは

“Wolkensuppe”(雲スープ)の中。

うーん。

これなら一の越で引き返したほうがよかった?

山頂には小屋があるんですが、そこに至る道は有料です。

先に山頂に行った人を見ていると、お説教されてました。

それも15分間も。

それが終わったら三列に並ばされて、

「万歳!」

と叫ばされてる。

旧日本軍じゃあるまいし!

体の弱った所を狙って、マインドコントロールするのは宗教団体の十八番。

やだな。

と思ったのは私だけじゃないようで、横に居た方が

「登らねえよ!」

って、一緒に登山した仲間に語ってた。

まったく同感。

気温は18度。

Tシャツから

「汗がしたたる」

ほどぐっしょり汗をかいたので、しばらく涼みます。

これが晴天だったら、さぞかし綺麗だったろうに

下山

天気が良ければ、ここから

「山頂の尾根」

を渡って隣の大汝山(3015M)まで行けます。

でもこんな天気の中、無理をして

「元自営官、雄山で滑落!」

なんてニュースになったら末代までの恥。

初期の目的は果たしたので、大人しく下山することに。

すると急に青空が!

それはないでしょ!

まあ、すぐに雲に覆われるんですがが、時々、青空が出ました。

うーん、残念。

一の越から室堂までの道は、

本当に綺麗でうっとり。

景色に気をとられて、またコケました。

今度は痛い!

腕を打撲して出血、腕に立派な

「おでき」

ができました。

おまけに姿を隠す雲もなく、恥ずかし~。

幸い、それは想定済み。

持参していた絆創膏を張って、治療終わり!

室堂に帰るとバスが出る10分前!

雪の大谷

6月初旬にきたときは、

「雪の大谷までの遊歩道」

が設けられてました。

今回はなし。

それもそのはず。

真夏の

「雪の大谷」

はこれ。

見事に溶けてました。

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執筆者:

nishi

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