
今回のテーマは、私も愛用するカメラメーカーのニコンです。
というのも今、
「過去最大の業績赤字(見込み)」
と、かなりの営業不振。
その原因は典型的なニコン病。
以下に詳しく解説します。
でもニコン信者の皆さまは、これ以上先を読まれませんように。
この記事の目次
ニコン 過去最大の業績赤字
ニコンは2026年3月で終わる
「2025年度の業績結果が850億円の最終赤字になる。」
と発表した。
始末が悪いのは数か月前までは、
「通期で200億円の黒字」
と発表していたこと。
先日、マテル社が
「似たような」
最悪の業績発表をした。
まだ12月の投資家ミーテングでは、
「すべて計画通り」
と言っておきながら、2月なって蓋を開けると
投資家の信頼をなくした株価は、一時31%も下落した。

こういう会社の株にはセルオフ投資家の私でも、
食指が伸びません。
何がマズかった?
では一体、何がまずかったのだろう?
最大の原因はニコンが2年前、
「大幅増益」
を期待して買収したドイツの
“SLM solutions”
が、期待を裏切り
“Rohrkrepierer”(砲身内で爆発する弾薬 ➡ 役立たず)
と判明した事。
買収額が840億円だったから、買収額を
「ごっそり」
赤字を計上したに等しい。
実はドイツにも
「ニコンのように役に立たない会社ばかり買収している大企業」
がある。
それはポルシェ一族の会社、
“Porsche SE”
だ。
一族の財産をさらに増やそうと企業買収するのだが、そこは投資のド素人集団。
度々、ニコンのように
「資産価格の調整」
を余儀なくされ、投資家に二束三文で売却している。
ニコンと違うのは、
「ありあまる金」
を所有しているので、屁とも思わない。
が、ニコンは違う。
基幹事業である半導体部門はオランダのASMLに
「周回遅れ」
にされ、落穂ひろいしかできない。
もうひとつの基幹事業である映像分野、早い話がデジカメでも減収減益。
全く、いいところがない。
CFO経営
そもそもニコンは
「CFO 経営」
を打ち出して
「収益性の改善、成長事業への選別投資」
を謡ってきた。
なのに、目標にかすりもしなかった。
問題はここから。
その
「CFO 経営」
を打ち出してニコンの過去最大の赤字を出した社長は、責任を取らずに会長に就任する。
2024年、小林製薬が紅麹関連製品で多くの死者を出した。
この時も社長は(すでに死亡事例が報告されているのに)責任を取らず、任期延長を社内決定。
あとでメデイアに
「ボコボコ」
に叩かれてから辞任した。
小林製薬同様、ニコンにも
「失敗しても責任を取らない風習」
がある。
そもそも新社長も
「”SLM solutions”買収」
に同意した取締役会のメンバー。
そんな人物が責任を取るどころか昇進して、
「経営体制刷新」
などと言うのだから、撤退を転進と言い換えた大本営と同じ。
何故、デジタルカメラ事業で勝てないのか?
ここからが本題です。
かっては
だが、今やその面影もない。
その原因は以前、詳しく解説済。
簡単に解説すると映像事業がキャノンやソニーに勝てないのは
「ニコン病」
が原因だ。
ニコン病
ニコン(映像部門の責任者)には、
「今、必要なものは何なのか?」
を見抜く能力がない。
ニコンの映像部門は
「隣の芝生は青く見える戦略」
を採用。
他社がヒット商品を出すと、マネをして
「似たようなカメラ」
を出す。
が、
実例を出そう。
ソニーのヒット商品
“FX3”
動画撮影でこのカメラに勝るカメラはない。
(この価格カテゴリーでは)
販売されたのは2021年。
それから4年後、ニコンが出した
「コピー機」
が
“Nikon ZR”
だ。
2025年10月に販売されたが、
「からっきし」
売れていない。

新型カメラなのにランキング40位。
これじゃ開発・製造費だけかかって、新型カメラ出すほいどジリ貧だ。
ニコン カメラの欠点
そもそもニコンのカメラが売れない最大の理由は、
事が原因だ。
問題は暗所でのAFです。
女の子の顔を認識してくれない!
だったら
と考えますよね。
が、ニコンはそう考えない。
目先の利益を追求するため、AF性能を改善しないで
「レトロカメラ」
を出す。
おじさんたちに限らず、一部の(変わった)若い人も、
「カッコいい!」
と買う。
結果、ニコンのカメラは販売台数でトップ3に登場する。
短期間は、、
が、
「性能ではなく、外見だけにこだわったカメラ」
の販売は、長続きしない。
価格.com で見ると Nikon ZF の販売順位は

すでに32位まで下落。
あのオリンパスにも負けている。
ニコンには
「オワコンにならないには、何が必要なのか?」
が、わかってない。
決算報告書
勿論、
「ニコン信者」
は、
「いやいや、販売台数は伸びているよ!」
と主張するだろう。
その通りだ。

投資家が
「絶対に勝ってはいけない銘柄の特徴」
をご存じですか?
それは
その
”Paradebeispiel”(典型的な例)
が楽天。
売り上げ増でも利益を増やせない会社は、売り上げが減少に転じたら奈落の底へ一直線!
これは
「将来のオワコン企業の兆候」
です。
なのにニコン信者は、
「ニコンのカメラの販売台数は増えているよ!」
と反論。
それが
「一番マズイ兆候」
とはつゆ知らず。
ニコン 復活唯一の道
それでもニコン信者は、
「2026年はZ9 Ⅱが出るから、収益も改善するよ!」
と神風を信じている。
見ていて可哀そうなほどナイーブだ。
彼らは
「出せば売れる。」
と考えている。
だったら
はどうなった?
販売価格44万円!
石のように売れなかった。
自社でできないなら、(旧)オリンパスにお金を払ってパテントを使わせてもらえばいい!
これをしないでまた
- 短期の売り上げ増のための安いミレーレスカメラ
- 高いだけで性能が劣る高額カメラ
を出すようなら、ニコンはオワコンです。
ニコンよ、いい加減に目を開けろ!
ニコンユーザーの(最後の)心の叫びです。

