生活 雨にも負けず

目から鱗 あなたは幾つ知ってた?

投稿日:2024年7月20日 更新日:

目から鱗 あなたは幾つ知ってた?

今回のテーマは 目から鱗 です。

というのも日本は島国。

そしてその島民は、日本国内にしか目が向かず

「精神のガラパゴス化」

が極度に進行。

でも本人は自覚なし。

そんな日本人の私が外国に行き、

「目から鱗!」

を度々経験しました。

ここで幾つかその例を紹介してみます。

目から鱗 って?

きっとほとんどの方はご存じでしょうけど、

「実はそうだったのか!」

という体験、正確には

「目から鱗が落ちる。」

と言います。

諸説ありますけどね。

 

とりわけ島国日本に住んでいると、

「日本の常識」

「世界の常識」

だと確信。

まさか

「そんな事をしているのは日本だけ」

なんて夢にも思わない。

この為、何度も

「目から鱗」

を経験しました。

ここではその中でも印象に残った

「目から鱗」

を紹介します。

クリスマス関連

日本人は外国の真似をするのが大好き。

問題は真似をする過程で、

「日本化」

が行われる事。

例えばクリスマス。

日本のクリスマスの典型と言えば?

そう、クリスマスケーキ。

これは菓子メーカーが考えた宣伝。

この宣伝が大成功したため。

「土用の丑」

と一緒でほとんどの日本人は

「クリスマスにはケーキを食べるもの。」

と固く信じていますが、

世界広しと言え、クリスマスにケーキを食うのは日本人だけ。

 

言うまでもなく、

「クリスマスにケンタッキー」

は、世界中探しても日本だけ。

知ってました?

クリスマスクッキー

ちなみにドイツには

”Weihnachtskekse”(クリスマスクッキー)

を食べます。

日本のおせちと一緒で保存が効くので、事前に焼いておくんです。

 

家族で過ごす祝日

さらに!

クリスマスは家族で過ごす祝日です。

日本のように

「恋人の祭典」

ではありません。

日頃、離れ離れになっていた家族が

「お父さん、お母さん、元気にしてた?」

とクリスマスに会うんです。

なのに、

「クリスマスをドイツの家庭で過ごしたい!」

とお客さん。

しかしそんな家族の集まりに、外国人は歓迎されない。

なんと説明すればわかってもらえる?

皆さん、クリスマスにドイツ人を訪問することだけは避けましょう。

まだ正月の方がマシ。

バームクーヘン

日本でも人気のバームクーヘン。

原産地ドイツ。

 

先日、

「バームクーヘンの専門家」

がテレビに出演、

「正確にはバウムクーヘンです。」

と言ってました。

違います。

そもそもこの言葉は

”Baumkuchen”(木のケーキ)

という意味です。

“Baum”

「バーム」

でも

「バウム」

でもなく、

「バオム」

です。

ドイツ語の初級1,最初のレッスンで習います。

でも日本で

「バオムクーヘン」

と正しく発音すると、

「バオムだって!〇鹿じゃないの!」

と言われる運命。

哀しい。

目から鱗 メルセデスベンツ関連

日本では

「ベンツ」

という方が多いドイツの車メーカー。

その正式名称はついこの前まで

「ダイムラーベンツ株式会社」

でした。

メルセデスなんか、社名になかったんです。

なのに今の社長が

「メルセデス ベンツ株式会社」

と改名。

質問
ダイムラーはどうなったの?

 

メルセデスベンツ株式会社になる際、トラック部門を独立させて

「ダイムラー トラック株式会社」

と、ここにダイムラーの名前が移動しました。

歴史と紐解くとダイムラーさんの作った

「ダイムラー自動車会社」

とベンツさんの作った

「ベンツ ラインガス工場」

が合併して

「ダイムラーベンツ株式会社」

になったんです。

世界中探しても、メルセデスベンツを

「ベンツ」

というのは日本だけ。

メルセデスの語源は?

今では社名にもなった

「メルセデス」

ですが、語源はご存じ?

実は

メルセデスはスペインで人気の女の子の名前なんです。

 

日本で言えば

「桜」

みたいなもの。

では、

質問
何故、スペインの女の子の名前が社名になったの?

 

それはベンツさんのお陰。

新しい車を知り合いの娘さんにちなんで

「メルセデス」

となずけたんです。

以来、メルセデスはほぼドイツ語化。

でもスペイン語なんです。

インド料理関連

質問
インド料理と言えば?

 

日本国民の120%が

「カレー」

と言います。

そこで日本人の私はインド料理店で、

「インドカレーを食べたい。」

と言うと、

「インドにはカレーという料理はないんだよ。」

 

と優しく教えてもらいました。

日本人のいう

「カレー」

はインドでは

“Masala”(マサラ)

参照 : Masala

 

に相当。

例えば

「チキン マサラ」

と言えば、日本人の想像するチキンカリーに近い。

が、マサラとはそもそも

「香辛料を混ぜた料理」

の総称なんです。

知ってました?

カレーの語源

では一体、何処のどいつが

「カレー」

なんて言い出したのでしょう?

下手人はイギリス人です。

誰かがイギリスでインド料理屋を開いた際、

「〇〇カレー」

と命名したんです。

参照 : Curry

 

皆まで言えば、南インドに住む

「タミル人」

に言語には

「カレー」

という単語があるそうです。

ちなみにドイツ人はカレーを

「キュリー」

と言います。

🥒

と勘違いして、何を言ってるのかわかりませんでした。

書いてもらうと

“curry”

でした。

綴りは同じようです。

ナン

インド料理屋での目から鱗の話、まだこれで終わりではありません。

「じゃ、ナンも一緒に頂戴。これはインド料理でしょ!」

と言うと、インド人が笑いながら

「それはペルシャ料理。」

と教えてくれました。

なんと!

日本人が

「インド料理の典型」

と勝手に思い込んでるカレーもナンもインド料理ではなかったことが判明!

ケバプ

ケバプ

最近、日本でも人気が出てきたケバプ。

皆さんが食べているケバプはドイツが原産国です。

 

もっともドイツでは

”Döner Kebab”

あるいは短く

“Döner”

と言います。

参照 : Döner Kebab

 

ケバプという日本の呼び方は日本特有です。

トルコ語で

「ケバプ」

は、

「グリルした牛肉」

という意味。

でもトルコに行って、

「ケバプ頂戴。」

と頼むと、お皿に載ったお肉が出てきます。

“Döner”の発明

上述の通り、

「ケバプ」

はお皿に乗せて出す料理。

これを

「まどろっこしい!」

と、ドイツに住んでいたトルコ人がパンに挟んで提供。

これが日本で、

「ケバプ」

として知られる

”Döner”

の誕生です。

餃子の原産国である中国では、

「にんにくは餃子に添えて出すもの」

です。

それを日本人が、

「まどろっこしい!」

と、餃子に入れて提供を始めました。

同じ原理です。

トルコ人怒る!

しかし!

本家トルコ人は

「パンにケバプを挟むなんて邪道!」

とかなりお冠。

そこで

「お皿に乗せたグリルした牛肉のみケバプと呼ぶべき。」

とEUに名前の登録申請。

本家トルコ人にとってみれば、

「鶏肉ケバプ」

と呼ぶなんて悪魔の仕業です。

知ってました?

目から鱗 バービーはドイツが原産国?

バービーはドイツが原産国

女の子ならほぼ

「子供の頃に遊んだ!」

という経験をもつバービー人形。

実は原産国はドイツ。

目から鱗じゃないですか?

今、バービー人形のパテントを持っているのは(米)マテル社。

その創設者夫妻がスイスを旅行中に、

「かわいい!是非、米国で製造しよう!」

と購入したのが

“Bild-Lilly”

参照 : Bild-Lilly

 

という人形だったんです。

生産元はバイエルン州北部のど田舎ノイスタットの小さな工場。

モデルになったのはドイツの下品な大衆紙

“Bild-Zeitung”

に掲載されていたコミック漫画。

その後、バーバラ(短くバービー)と名付けられた人形は1959年に販売開始。

すると米国で大ヒット商品に。

やっと1964年になって、マテル社はビルト社からパテント権を購入。

そう、それまでは違法なコピー商品だったんです。

知ってました?

教訓

ドイツだけ、それも

「今、即興で思い浮かぶ目から鱗」

だけでもこれだけ。

イタリア、フランス、イギリスなんかに滞在すると、もっと出てくるよ!

やっぱり島国で満足していないで、

「外国に出ていろいろ経験しないと駄目」

と痛感。

「日本の常識、海外の非常識」

というのは、あながち間違いじゃない。

皆さん、若いうちにワーホリなどを利用して、海外に出ましょう。

ワーキングホリデー ビザ申請 よくある失敗例【7選!】

視野が広がりますよ。

商売のチャンスも見えてくるしね!

-生活, 雨にも負けず

執筆者:

nishi

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