今、ドイツでApple pay & google payで口座が空っぽになる事例が相次いでいる。
便利なので買い捲って、口座が空っぽになるのではありません。
誰かに勝手に使われて、口座が空っぽになる事例です。
あらかじめ断っておきますが、悪いのはアプリではありません。
皆さんが同じ運命に遭わないように、事例と対策を紹介しておきます。
この記事の目次
詐欺の始まりはいつも同じ
詐欺の始まりは、いつも同じです。
このような詐欺メールから始まります。
銀行だろうがアマゾンだろうが、このような
「ここからログインしてください。」
という
「ログイン ボタン」
を載せたメールを送ることはありません。
そんなメールが来たら、200%詐欺です。
以前はこの
「中国詐欺団」
からの詐欺メール、日本語が怪しかったです。
最近は日本語を勉強したようで、改善されています。
この詐欺メールを信用して銀行口座やアマゾンにログインすると、詐欺師に口座番号と暗証番号がバレてしまいます。
Apple pay & google payで口座が空っぽに?!
ただし!
ヨーロッパの銀行は、
「二段階の認証」
がお金の移動には必要なので、暗唱番号だけでは詐欺ができません!
味噌はここから。
この二段階認証を迂回するため、詐欺師が詐欺師の携帯電話にApple pay & google payをダウンロードします。
Apple pay & google payの使用を始める前に、あなたの認証が必要です。
ある日、
「アプリを使用するには、認証が必要です。」
という本物のSMSがあなたの携帯電話に届きます。
「なんのこと?」
と、不思議に思う方はゼロ。
ほとんどのユーザーは、
「何をいまさら?」
と認証します。
するとあなたは詐欺師に
「白紙小切手」
を渡したも同然。
Apple pay & google payは一度導入の際に認証すると、お買い物の際の認証は必要なし!
詐欺師はApple pay & google pay使って好きなだけお買い物ができます!
気が付けば、あなたの口座は空っぽ!?というわけです。
銀行に苦情を言うと、
「あなたがApple pay & google payの使用を認証しましたよね?」
と言われて、ぐうの音も出ない、、。
標的の的 Sparkasse
しかし!
本来ならば銀行の
「詐欺防止・監視AI」
が起動して、
「この客のお買い物行動がおかしい!」
とアラームが鳴ります。
だってデユッセルドルフに住んでいる客が、ベルリンやポーランドでお買い物したら、そりゃ~おかしいですよね!
それも毎日、数十万円。
が、Sprakasseはチェックしないんです。
口座が空になるまで。
他の銀行はチェックが入って、数回で支払いが止められます。
詐欺防止対策
もし、
「詐欺メールに騙されて、口座番号と暗証番号を入力したかも、、、。」
と身に覚えがある方、すぐに口座にアクセスして暗証番号を変えましょう。
「身に覚えのないApple pay & google payの認証をしたかも?!」
という方は、すぐに銀行に電話して、口座を凍結してもらいましょう。
その後、Apple pay & google payの認証を取り消し。
「認証を取り消しますた。」
と返事が来てから、口座の凍結を解除します。
冒頭でも書きましたが、銀行でもアマゾンでも、
「ここから口座にログインしてください。」
という詐欺ボタンのついたメールはお送りません。
ログインボタンのついているメールは全部、詐欺です。
応募もしていないのに、
「おめでとうございます。賞金10万ユーロが当たりました!」
「すぐ、お支払先を登録してください!」
という子供だましのメールに騙されちゃ駄目!