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マイクロソフト オフィス 正規版が1200円!何故、こんなに安い?

投稿日:2019年5月12日 更新日:

マイクロソフト オフィス 正規版が1200円!何故、こんなに安い?

日本で買うと、とっても高価な マイクロソフト オフィス 。

「もっと安く買う方法はないものか?」

と思うのは自然の理。

「そんな方法あるわけない!」
と思いますが、意外や意外、正規版を1200円で買う方法があるんです。

それも合法に!

「バンコクでパンテイップ(*1)に行けば売ってる!」

と思われた方、あれは違法です。

おまけにタイで売ってるDVDはウイルス込み。

仕事用のパソコンにダウンロードするのは危険。

そこで今回は合法にウイルスなしで、安価にマイクロソフト オフィスを購入する方法をご紹介します。

マイクロソフト オフィス 正規版が1200円!何故、こんなに安い?

偽物が多いEbay。

購入される場合は、ご注意あれ。

でもソフトに関する限りは、Ebayは宝庫です。

参照 : ebay.de

 

検索窓に、

「マイクロソフト オフィス」

と入れるとこのように商品が表示されます(*2)。

安いですよね~。

2010年版から、最新版までそろってます。

「こんなに安いのが、合法なわけがない!」

と気になった方、まさにこれをこれから説明していきます。

欧州裁判所 – 合法に購入したソフトの転売は合法

“EuGH”(欧州裁判所)は2021年、合法に購入したソフトの転売は合法と判決しました。

参照元 : Li-X

 

争いの元は、ネット上で販売されていたマイクロソフト オフィス。

Ebayで販売されているマイクロソフト オフィスは、企業用のボリューム版です。

これをひとつひとつに分けて、販売しているのであんなに安いんです。

マイクロソフトにとって、企業用のボリューム版の

「ばら売り」

は目の上のたん瘤。

「契約違反である。」

と、ばら売りのオフィス ソフトを無効にしたんです。

この措置の是非が、欧州裁判所で争われました。

欧州裁判所は判決の根拠について、

「製造元がソフトを最初に販売した時点で、製造元の著作権は消失する。」

と明言、企業用のボリューム版、大学などの教育機関用のライセンス販売も合法と判断しました。

欧州裁判所 – 合法に購入したソフトの転売は合法なり

ちなみにアドビのフォトショップでも判決があり、ここでも裁判所は、

「中古ソフトの販売は合法。」

と判断しました。

参照 : heiße.de

 

ただし条件があり、

「中古のソフトCD/DVD」

も一緒に売ること。

皆まで言えば、中古ソフトの販売主は製造元に、

「このソフトは使わないので、落としました。販売するのでライセンスを空けてください。」

と連絡する義務があります。

すると製造元は、ライセンスを解放する義務があります。

日本では大手企業が、法律を平気で無視している光景を何度もみかけます。

しかし欧州で大企業が違法行為行為を行うと、

「あっ!」

という間に訴えられます(*3)。

これはたまんので、裁判所の判決、すなわち法律は守られます。

というわけで堂々と合法的にマイクロソフト オフィスを購入することができます。

ただし問題がないかと言えば、そうではないです。

廉価版 マイクロソフト オフィス  の問題点

「じゃ、廉価版のマイクロソフト オフィスでいいじゃない!」

と思いますが、いろいろ欠点があります。

そうじゃなきゃ、ここまで安くはなりません。

インストール

中には3ユーロもしないプログラムもあります。

この値段では、CD/DVDが自宅まで送られてこないのは自明の理。

購入すると、

「ここからダウンロードできます。」

というリンクが送られてきます。

運がよければ、そこから好きなモデル(英語、ドイツ語、64ビット版)を選んでダウンロード。

あとはダウンロートしたパッケージを、ダブルクリックしてインストールするだけ。

プロダクションキーはメールに明記されています。

あとはここに明記されている方法でアクテイブするだけ。

 

皆まで言えば、

Produkt key ändern

をクリックすると、プロダクションキーが入力できる画面に移行します。

注意点

パソコン上に同じバージョンのオフィスが入っていたら、これを先に落としておいてください。

 

運が悪いと?

DVD Laufwerk

販売元により、さまざまなダウンロード方法を用いています。

私が買ったある販売先では、パソコンにデータをダウンロードするところまでは同じ。

これをクリックすると、

「DVDを入れてください。」

とメッセージが出ました。

最近のノートパソコンは、

「ウルトラブック ブーム」

でDVD機能なし!

大急ぎで外付けの

”DVD Laufwerk”

を買いに行きました。

DVD Laufwerkをノートパソコンに繋いで、ダウンロードしたデータをDVDに焼きます。

するとこのDVDが、マイクロソフト オフィスが入ったDVDに変身!

あとは正規版のDVDように、ダブルクリックしてインストールするだけ。

言語

廉価版のもうひとつも問題は言語。

基本的に英語かドイツ語の選択肢しかありません。

でも英語版でも、ドイツ語版でも、日本語入力はできます。

ドイツ語版だと、

「正書法」

のチェック機能があり、個人的には重宝。

「ドイツ語はわからん。」

と英語版を選んでも、1か月もすればメニューの英語に慣れます。

べーシックな英語だし、英語の勉強にもなるよ!

有効期限

廉価版の中には、1年の有効期限のソフトもあります。

これを買ったら、1年後、また最初からやり直し。

通常、3~4ユーロのソフトは1年版。

(例外もあります。)

なので商品の説明に、

kein Abo“(定期購入版ではありません。)

と書かれている商品を選びましょう。

するとちょっと高くて、9~12ユーロ。

それでも激安。

ライセンス数

通常、

「1台用のライセンス」

となっています。

ちょっと高い(18ユーロ)ソフトは、

「2台用ソフト」

と書かれています。

必ず、1台用ライセンスを購入してください。

2台目のライセンスが、数週間から数か月で無効になるからです。

マイクロソフトが、ボリューム版のインストールを制限している様子。

すぐに2台にインストールすればOKかもしれませんが、

「新しいパソコンの購入時に使おう。」

と数か月置いておくと、インストールできなくなってました。

廉価版なので保証や返金はなし。

日本での購入

日本のEbayにも、マイクロソフト オフィスが安価な価格で売りに出ています。

上に書いた理由から、主にEUからの出品です。

欧州では合法の判決が出ていますが、日本の判決は不明。

多分、欧州のような判決は出ていないと思います。

運が悪いと数か月後、

「このライセンスキーは無効です。」

というメッセージがでるかもしれません。

ご購入はご自身の判断と責任にて

ここだけの話

ここだけの話

ここだけの話ですが、大都市にお住まいならあなたの街に

「PCドクター」

の店舗がある筈。

こうしたパソコン修理屋はパソコンのデータ入れ替えなどを行うので、企業用のマイクロソフト オフィス廉価版をお持ちです。

こっそり、

「パソコンに入れてもらえませんか。」

と聞けば、5000円くらいで融通が利くかも?

注釈

*1     バンコクに住む人なら誰でも知ってる電気機器の販売のデパート。

 

*2    ドイツ語、あるいは英語で入れてね!

*3    いい例がグーグルに課された14億ユーロの罰金。

-PC & Windows, 雨にも負けず

執筆者:

nishi

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