今回は皆さんも大好きな
「お金」
の話です。
独裁者プーチンのウクライナ侵攻で日々殺されるウクライナ人。
これに加えてハマスにより惨殺されたユダヤ人。
そのイスラエルの反撃によって殺されたパレスチナ人。
こんな時期にお金の話は
「不謹慎」
だとは思いますが、謹慎してても戦争は終わらない。
おまけに
“Das Leben geht weiter.”(人生は続く)
なので、敢えてこのテーマで書きます。
この記事の目次
Trend is your friend.
株式投資にはいくつもの
「名言」
があります。
そのひとつが、
“Trend is your friend.”
です。
日本風に言えば、
「波に乗れ!」
です。
今ならAI(人工知能)関連銘柄です。
「AIを使って、、。」
と言うだけで、株価爆発。
その波にうまく乗り
「一儲け!」
というわけです。
が、トレンドは
「あっ!」
と言う間にすたれます。
短期決戦です。
私は長期投資型なので、
「トレンド銘柄」
には手を出しません。
いや、一度手を出したけど大火傷、、。
もう二度と、トレンド株には手を出さないっ!
来るか 2023年度クリスマスラリー
もうひとつのトレンドが、株価動向のトレンドです。
先回、
「10月の初旬くらいまで株価が落ちる。」
と書きました。
「それみたことか!」
といわんばかりに10月初旬、株価大幅下落。
すると、
「売られ過ぎだ!」
と
「買い」
が入り株価が回復中。
うまく行けば、月末からはクリスマスラリー!!
皆さん、ちゃんと買いましたか?
以下にここ一ヶ月で注目を浴びた株を紹介します。
シェフラー Vitesco買収!
2023年始に、
「今年の注目銘柄」
に上げていた自動車部品メーカーのVitesco。
専門分野は電気自動車の駆動系統。
電気自動車が急速に普及しているので、
「猫の手も借りたい!」
という繁盛ぶり。
一方、他の自動車部品メーカーは、中国メーカーに押されてジリ貧。
このままでは、
「ドカ貧になる!」
と自動車部品メーカーのシェフラーがVitescoに買収オファー。
流石、マダムシェフラー。
普段はケチなんだが、使うべきところでしっかり使う。
買われる側の株価は22%上昇。
く~。
私はシェフラーの株を夏に
「追加購入」
したばかり、、。
「買収の為、来年の配当金は半額に、、。」
なんてならないよね?
8%を超える配当金が出るので、買い足したのに、、。
ちょっと心配。
Renk や~めた!
独裁者プーチンのウクライナ侵攻以来、軍需関連株は高騰中。
これを見て
「今でしょ!」
と株式デビューを計画したのがアウグスブルクにある
「戦車用駆動装置製造メーカー」
の”Renk”
大金を使って上場の準備をしていたのに、10月初旬の株大安売りを見て、
「や~めた!」
と上場の数時間前に中止を決定。
その5日後、ハマスがイスラエルにテロ攻撃!
Hensoldt 株急騰!
「ハマスのテロ攻撃!」
の一報を受けて軍需関連株は軒並み上昇。
その中でも
「一番伸びた」
のがHensoldt株。
ロックフェラーの
「大砲が鳴り、道路が血に染まったら株を買え‼」
を字で行ってますね。
Renkの社長、間違いなく歯ぎしりしてるぞ。
あとの時上場していれば、
「ご祝儀」
にありつけたのに。
Birkenstock 上場がっかり
ドイツを代表するものと言えば
- ソーセージ
- ビール
- ビルケンシュトック
の3つ。
そのビルケンシュトックが米国で株式上場。
上場価格を
「控え目」
に設定したのに、買値がつかないという始末。
4時間後にやっと初値が付いたが、二けたのマイナス。
そもそも皆さん、ビルケンシュトック欲しいですか?
株でもスリッパでも。
20年前に
「最後の大流行」
をした後、
「20世紀に流行ったことのある遺物」
になりました。
だからこそ株式上場で
「会社運営の資金を手に入れよう!」
と思ったんでしょうが、20年遅い。
手を出さない方がいいです。
どっちも。
Novo Nordisk 次のブロックバスター!
皆さん、欧州で一番価値のある会社をご存じですか?
そう、あのヴィトンで有名なLVMHを追い越して、
「欧州で一番高価な会社」
になったのがデンマークの製薬会社 Novo Nordisk。
痩せる薬です。
ドイツ人は半数以上が肥満体ですからね。
ファイザーの
「勃起薬」
に続くブロックバスターです。
この成功で
「10年は食っていける」
という大金を手にしたのに、今度は腎臓薬を開発。
あまりに効果覿面なので、
「早期に治験を中止する。」
と発表。
この薬が市場に出れば、透析をしている人の生活が
「嘘!」
のように救われます。
まさにブロックバスター!
株価が上昇するもの当然。
負け組 FMC
何事も
「勝者の陰に敗者あり」
です。
Novo Nordiskの成功で腎臓患者が救われる一方で、
「透析を提供している医療機関」
にとって、そんな薬が認可された日には商売あがったり。
そんな医療機関がFMCです。
まるで
「石」
のように株価が落ちました。
新頭取就任で株価急降下!
今年の3月、銀行危機があったの覚えてますか?
その際、
「安過ぎる!」
と購入したのが不動産関連事業の融資をしている
“Deutsche Pfandbriefbank”
という銀行の株。
“Dividendenperle”(配当金の真珠)
と呼ばれています。
昔から買いたかった銘柄です。
なのに株価が安い時には金がない。
金があると株価が高い。
なかなか買えず、苦節5年。
遂にその日がやってきた!
配当率13%ですからね。
「買わない。」
というオプションはなし。
4月に配当金いただきました。
ごっつあんです。
もっとも!
金利の上昇で不動産業界は虫の息。
当然、その不動産業界を融資する銀行の業績が悪化するのは、言うまでもなし。
今週、
「ドイツ銀行から新頭取を招く!」
と報道されると、株価急落。
なんで?
理由はわからないが
「今でしょ!」
と追加購入。
2023年、2024年は株価回復する見込み薄し。
が、2025年には業績回復で化けるぞ!
それまでは
「毎年10%の配当金」
をもらって待てばいい。
10%ですよ?
なのに
「買わない。」
という理由があったら教えて!