減少に転じたコロナ感染者数。
先週は(まだ)1万4千人/日の新規感染者数。(*1)
すっかり気分がよくなり、
「来週は4桁だぞ!」
と、無謀な目標設定。
蓋を開けてみると、8530人。
マジで4桁逝った。
感染者数の減少が半端ない。
さらにっ!
火曜日は4000人ほどで、日本の感染者数よりも少なかったっ!(*2)
好奇心をかられた方は、先週の記事を参照あれ!
このニュースが、株価を(一瞬)押し上げる原動力になりました!
この記事の目次
DAX (一瞬)最高値更新 &(また)インフラ懸念で下落
月曜日、株式市場がオープンするとDAXは、(一瞬)過去最高値15531を記録!
その後、下落。
理由は(また)インフラ懸念。
いい加減、聞きたくないねこの言葉!
そもそも去年の今頃は、
「原油の先物価格がマイナスに!」
と、すべてが安かった時期。
コロナが収まり始めると(*3)、価格が上昇するのは当たり前。
その上昇した価格を去年と比較したら、
「昨年比で4.2%の物価上昇!」
も当たりまえ。
来月はもっとひどいよ!
しかし株価は心理的要素で大きく動くもの。
しばらくは乱高下が続きそうです。
今週、注目を浴びた銘柄を紹介していきます。
旅行株 TUI リバイバル!
先週、
「カナリア諸島が危険地域から解除!」
「旅行株、上昇するぞ!」
と書きました。
案の定、世界最大の旅行会社 TUI の株価は上昇。
月曜日は、
「海外旅行禁止令」
から解かれたイギリス人が、大挙してポルトガルに上陸。
今後、スペインが
「危険地域」
から公式に解除されれば、イギリス人はゴールドラッシュのようにやってくるよ!
そう、世界最大の旅行会社TUIです。
TUIにとってイギリスは、ドイツに次ぐ、第二の市場。
株価はこれまで5.26ユーロまで行くと、
「回れ右」
をして、南に舵を取ってきました。
この抵抗線を突破したら、6ユーロは難なく突破。
7ユーロまで回復したら、売却。
アパートを解約して、ドイツに帰ります。
ルフトハンザ 米国行きのフライト予約300%増
ドイツ人にとっても米国は、
「約束された地」
で、人気の旅行先。
欧州よりも感染が収まっているので、夏休みの旅行先として大人気。
ルフトハンザは、
「米国向けのフライト予約が、先週比で300%増えた。」
と、悲鳴を上げました。
それはUSAは未だに欧州からに入国を原則、禁止しているから。
「禁止を解いて!」
と、悲鳴を上げてます。
欧州の感染状況が改善しているので、6月には禁止が解かれる筈。
すると株価はもっと上昇するよ!
大株主 株を売却
ルフトハンザの大株主は、テイーレという人でした。
そう、過去形。
数か月前、死去。
遺族が、
「株価が回復したから売っちゃえ!」
と売却。
株価は急降下。
「旅行業は必ず回復する!」
「それまで待ちます!」
という方に向き。
でもルフトハンザは今、増資を計画中。
もっと落ちるかも?
私は、
「夏には14ユーロ!」
の目標を掲げています。
コロナ感染者数でも、当たったじゃない!
今度も当たる?
14ユーロまで回復したら、売却。
ドイツに帰って、BMW買います。
SUSE 上場!
ニュルンべルクに、SUSEという会社があります。
ソフトウエアを開発している会社です。
当初はリノックス用のプログラムに特化。
今ではさまざまな分野に進出。
木曜日、めでたく株式デビューを果たしました。
社長はご覧の通り、イタリア人(米国生まれ)。
SAPで顧客部門を担当、その後、SUSEの社長に。
他社が株式市場へのデビューを見送る中、
「雨天決行」
で上場。
株価は横ばい。
テクノロジー株は売られるご時世なのに、よく上場したね。
その勇断で、株価資産が10億ユーロを超える企業で、初めての女性社長になりました。
自動車部品メーカー Hella 買収
次はもっと景気のいい話。
“Hella”という自動車部品メーカーがあります。
日本にも支店があるよ!
ドイツでは車の照明(?)機器、ドイツ語で”Scheinwerfer”の製造元として有名。
持ち主が、
「売りたい。」
と、ヘッジファンドに相談。
株価急騰。
あ~羨ましい。
買収候補 Hugo Boss
ドイツの誇るファッションブランド、”Hugo Boss”。
日本では
「ヒューゴ ボス」
と呼んでいますが、正しくは、
「フーゴ ボス」。
コロナ禍で大赤字。
が、いち早く、ネット販売に転換。
売り上げは減ったが、自社販売でマージンが改善。
中国で強かったのも、プラス材料に。
これに加えて、ルイビトンで知られる LVMH、Kering(知りません。何処の会社?)、それに投資ファンドが、買収に興味を見せてます。
3人も、
「買いたい!」
という人が居れば、株価は憂いなし。
コロナ禍を消化後、順調に上昇中。
買収価格は50ユーロを超えるよ!
修正が来て、35ユーロを割ったら買い!
Grenke トンネルの出口が見えてきた?
去年、
「粉飾決算だ!」
といちゃもんをつけられ、株価暴落の悲劇を味わった Grenke。
半年経っても、株価回復せず。
今回、会計会社のKPMGが決算を再調査、
「問題なし。」
との”Testat”を公表。
株価は急騰。
嘘の嫌疑をかけ荒れる前の80ユーロに戻ることは、当分ないですね。
ロシアンルーレットが好きな方に向いている銘柄。
会社は何も悪い事をしていないのに、こういうことがあるから怖い。
逆に言えば、怪しげなリサーチ会社が、
「粉飾決算だ!」
と言い出したら、3日目が底値。
ここで買えば、一発大儲けできるよ!
ドイツ銀行 12ユーロ突破!
コロナ禍で4ユーロまで落ちたドイツ銀行株、遂に12ユーロを突破!
黒字まで、あと1.8ユーロ。
1万株持っているので、黒字になるとデカイ。(*4)
最初に買ったのは、リーマンショック前の2007年。
当時、98ユーロで買いますた。
一株あたり5ユーロの配当金が出たんだよ!
以来、14年間、
「あ、また落ちた!」
と、追加購入。
最初は50株だったのに、14年間買い続けて1万株。
ひ~。
「今年は黒字!」
と言い続け、早14年。
今年は黒字?
雄牛罠 / Bullenfalle
知り合いが、
「やめとき!」
というのに、ビットコインに投資。
大赤字。
だから言ったのに~。
知り合いがはまったのは、有名な雄牛罠 / Bullenfalleです。
矢印の箇所を参照あれ!
価格の落下が底を打ち、上昇(雄牛)に転じたように見えます。
「今だ!」
と投資すると、最初は上昇。
その後、でかい下落が続きます。
これが短期的な投資を行う人がハマる罠。
株(銘柄)をとりまく環境が改善していないのに、
「底を打った!」
と早とちりすると、この雄牛の罠にはまります。
注釈 – DAX (一瞬)最高値更新 &(また)インフラ懸念で下落
*1
最悪時は2万5000人/週。
*2
火曜日に発表されるのは、月曜日の感染者数の統計。週末明けのため、月曜日と火曜日の数が一番低くなります。
*3
日本と途上国を除く
*4
赤字になってもデカイ!