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バンコク旅行で大金を稼いでみませんか?

投稿日:2025年2月15日 更新日:

バンコク旅行で大金を稼いでみませんか?

「バンコク旅行で大金を稼いでみませんか?」

そんな宣伝を真に受けて訪タイする若者が後を絶たない。

ところが入国後、忽然と姿をくらまして、

「国際問題」

になっている。

あなたが

「被害者」

にならないように、ここで警告しておきます。

バンコク旅行で大金を稼いで豪遊しませんか?

台湾・韓国に次いで女性の

「旅行系ユーチューバー」

が多いタイ。

男性ばかりか女性にも

「誘惑」

が多いようだ。

結果、被害者には女性も居る。

と言うのも多くの若者は、窮屈な予算での自費旅行。

エアアジアの窮屈な席に我慢して

「浮いたお金はタイで使える!」

と意気揚々。

そんな若者が

「バンコク旅行で大金を稼いでみませんか?」

なんて宣伝を見て、無視できる人は居ない。

興味を持って問い合わせてみると、

「簡単なお仕事で1日10万円稼げます。」

という。

おまけに

「バンコクまでの飛行機代を出します。」

と言われる。

だったら断る理由はない!

バンコクに到着すると、、

あなたがそんな宣伝を見てバンコク到着すると、相手がちゃんと空港まで出迎えに来てくれている!

「なんて親切なの!」

と感激。

ところがである。

てっきりバンコクでの仕事かと思っていたら、延々と車で走る。

挙句の果てに連れてこられたのは、

“”scrammer factory”(詐欺工場)

が集中する

“Myawaddy”

あるいはその北にある

“Shwe Kokko”

の街。

そう無法状態のミャンマー領だ。

参照 : voanews.com

 

最寄りのタイの街はメーソット。

タイの各地を旅行したことがあるなら、行ったことがなくても

「名前は知っている。」

という方が多い筈。

暗躍する中国マフィア

ミャンマーは中国の植民地。

その中国政府の後押しを受けて、軍事独裁政権が支配している。

その軍事政権の残酷行為に住民が怒り

「もう我慢ならん!」

と立ち上がった。

その後、反政府勢力が結束、反撃に出ている。

お陰で政府軍は劣勢で撤退中。

その

「権力の空白地帯」

で勢力を伸ばしているのが中国マフィア。

その数は4万5000人と推測されている。

そう、

「バンコク旅行で大金を稼いでみませんか?」

という宣伝を出していたのは、この中国マフィア。

バンコクから車で到着すると、そこには巨大なオフィスビル。

ここで初めて中国マフィアはその

「正体」

を明かす。

「バンコクで闇バイトで大儲け!」

と浅い考えでやって来た若者は殴る蹴るの暴行を受け、戦意喪失。

あとは奴隷として働かされる。

そんな若者が数百人も缶詰にされている

「オフィスビル」

が、ミャンマー国境の街には林立している。

救出された中国人俳優

中国人マフィアに監禁されていた若者の一人が、中国人俳優だった。

タイ入国後、

「行方不明」

になっていたため、捜索が始まった。

タイ警察は彼も

「バンコク旅行で大金を稼いでみませんか?」

との勧誘に騙されて監禁されていた事を突き止めた。

詳しい作戦の内容は明らかになっていないが、タイから連絡を受けた現地の治安部隊が

「詐欺ビルのひとつ」

を強襲、そこで監禁されていた被害者261名を救出した。

参照 : Bangkok post

 

この中に行方不明になっていた中国人俳優が居た。

彼は解放後、一部始終を語った。

参照 : scmp.com

 

もっとも強制させられていたとは言え、彼らは

「詐欺」

を働いていたので

「被害者」

という言葉が正しいかどうか、、。

電力カット!

ちなみにタイ陸軍の

「救出活動」

で摘発されたのは無数にある

「詐欺コンプレックス」

のたったひとつ。

未だにミャンマーには

「バンコク旅行で大金を稼いでみませんか?」

との甘言に騙された若者が多く、監禁されている。

もっともタイ陸軍の

「救出作戦」

は思わぬ効果をもたらした。

中国人俳優があまりにも

「赤裸々」

に語った為、

「タイは危ない!」

との憶測が中国で一気に広まった。

その結果、中国人が相次いでタイ旅行をキャンセル。

観光が国家収入のタイには、滅茶苦茶痛い。

怒ったタイ政府、ミャンマーへの送電線をカットした。

日本人マフィアも暗躍中

実は同じ手口で

「日本人マフィア」

が暗躍中だ。

中国マフィアの手先になり、

「詐欺工場」

まで日本人を連れていっている。

もっとも日本人マフィアの多くは、タイのパタヤーで活動中。

パタヤと言えば欲望の街。

パタヤをニコンD780で撮れ!

そんな

「パタヤの街」

に魅力されて

「パタヤ移住」

している日本人の若者(それに中高年)が居る。

そんな中、

「リゾート地パタヤで大金を稼いでみませんか?」

と言われ、これに抵抗できる若者がどれだけいるだろう。

以前はフィリピンやカンボジアが

「主流」

だったのに、最近はタイで暗躍する日本人マフィアが増えてきた。

もっともタイ警察、

「賄賂にからっきし弱い」

という欠点はあるものの、意外と優秀。

お陰でタイの詐欺組織の多くはミャンマーのような

「一大詐欺拠点」

になる前に摘発される。

もっとも被害に遭うのは、

「闇バイトでお金をたっぷり稼いで、タイで豪遊したい!」

と考える輩。

監禁されて1年くらい詐欺工場で働かされれば、根性が直る?

というのは冗談です。

そんなウマイ話があるわけないので、お気を付けください。

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執筆者:

nishi

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