今回は皆さんも大好きな、
「お金」
がテーマです。
やっと
「2023年度の配当金」
が出揃ったので、
「なんぼになったか?」
“Kassenstrutz”(閉め会計)
したいと思います。
この記事の目次
DAX 過去最高値更新
日本でも
「33年振りの最高値!」
と騒いでいたので、
株価の高騰にお気づきの方も多いでしょう。
ドイツでは経済は
「景気後退のど真ん中」
にあるのに、DAX(ドイツ株式インデックス)が過去最高値を更新しました。
と聞き、
「私も儲けたい!」
と思ったアナタは、投資には必ずしも向いてない。
株は安く買って、高く売るから儲かるんです。
「過去最高値!」
と叫ばれている最中に買うと、
「高くかって、安く売る。」
羽目になります。
これが最も頻繁な
「株式投資初心者の失敗」
です。
投資家名言集
そもそも過去2年だけ見ても
- コロナ禍
- ロシアによるウクライナ侵攻
- 景気後退懸念
などなど、株を安く買う機会が目白押し。
なんで安く買える機会をわざわざ寝過ごして、最高値で買う?
ある投資家は
「大砲音が轟き、道路が血に染まったら、株を変え!」
と言い
「投資家名言集」
に名を残しました。
彼によると、
「バイオリンの音が聞こえてきたら、売れ!」
だそうです。
今の
「過去最高値更新」
こそがまさにそのバイオリンです。
この
「投資のベーシック」
を心に刻んでおけば、失敗が少ないよ!
Kassensturtz 2023年度の配当金収入はお幾ら?
基本中の基本が、
「安く買って高く売る。」
ですが、問題は
「どの銘柄を買うか?」
です。
そこで私が多くのケースで買うのは、
「配当金銘柄」
と呼ばれる株です。
欠点は配当銘柄は株価が高騰しても、それほど恩恵がない事。
高配当銘柄の多くが、
「オールドエコノミー」
の分野の会社だからです。
ハイテクじゃない。
(比較的)ローテクです。
利点は株式市場が
「大売り」
になっても、配当銘柄はあまり下がらない事。
だってそのまま持っておけば、数か月後には配当金が出ますからね。
今年は
「高配当銘柄のひとつ」
が株式総会を6月15日に遅らせた為、先週、やっと配当金が出揃いました。
幾らになったかな?
ドイツ銀行 配当金30セント/株
まずはドイツ銀行です。
今年の3月末に、
「銀行信用危機(小)」
が発生。
ユーチューバーなどが、
「ドイツ銀行がやばい」
と根拠のない嘘を拡散。
これを
「鵜呑み」
した名古屋人が、
「ドイツ銀行潰れるってよ。大丈夫?」
と心配してくれました。
日本人はフェイクニュースに弱いね!
「潰れる筈のドイツ銀行」
は2022年度の業績に対して、30セント/株の配当金。
グロス3000ユーロ出たんです。
が、
「税金」
をがっぽり引かれて、
「手取り」
は2205.99ユーロ。
来年は40セント出るから
「果報は寝て待て!」
です。
Bilfinger 配当金1,30ユーロ/株
私の投資の
「悪い癖」
が潰れそうな会社の株を
「安いっ!」
と買うこと。
倒産すれば紙屑ですが、化けるとデカイ。
そのひとつが”Bilfinger”という会社。
会社の社長が会社のお金を使い込み。
それも相次いで二人の社長が!!
ヤバい!
流石にそれは想定外。
「全損か?」
と心配したが、いい社長が就任して会社を立て直し。
しかし!
コロナ禍では、原油の価格が暴落。
エネルギー転換事業に重点を置いているビルフィンガー株、大暴落。
が、”SGD`S”の波で復活。
今、イケイケドンドンです。
去年は子会社の販売益を
「特別配当」
したので、配当金はなんと4.80ユーロ/株でした。
今年は一株あたり1.30ユーロの配当金。
グロスで3250ユーロの配当金。
ごっっつあんです。
税金が引かれると、2389,82ユーロ。
2023年度は
「業績好調」
なので、来年の配当は1.40ユーロ(予定)。
買値で換算すれば5%。
株価は
「大きく黒字」
に転換しているので
「売却して一発でかく儲ける」
か、
「毎年、おいしい配当金をいただくか?」
の二者択一で悩む日々。
リスクを冒した価値があったね!
“No risk, No fun.”
です。
Commezbank 配当金20セント/株
お次はリーマンショックで
「倒産寸前」
の危機に陥り、国が株価を取得して半国有化。
二束三文になった株を
「安過ぎる!」
と取得したものの、そこからさらに50%下落。
ひ~。
ところが中央銀行の利上げでカムバック。
「がっつり黒字株」
のひとつ。
今年、
「国有化から三度目の配当金」
が出ました。
たったの20セント/株ですが、
“Immerhin”(でるだけいい。)
頭取が
「2023年は業績がさらに改善している。」
と言っているので、来年は
「50%アップ」
の30セント/株を期待。
2023年度は総額1700ユーロの配当金。
がっつり税金を引かれて手元に残ったのは、1250,06ユーロ。
Pfadndbriefbank 配当金95セント/株
私が持っている株の中でも、最も高配当な銘柄が、
“Pfandbriefbank”
です。
株価は購入時より、落ちてもいないし、上がってもない。
商業施設の建設を融資する銀行です。
金利の上昇で
「大型テーマパークを建設しよう。」
という話は稀。
業績低迷中。
大砲が唸り、道路が真っ赤に染まっているからです。
来年になれば、中央銀行は利下げに踏み切ります。
金利が下がれば、業績改善は時間の問題。
そもそも不動産事業は、
「今晩のオカズ」
と異なり、
「数年先まで先送り」
が可能。
金利の上昇で先送りされていた不動産事業ですが、2年後には、
「抜て手に泡」
で復活します。
それまでじっと我慢の子。
だって配当率が12%ですよ!
配当金もらって3年寝かせておけば、化けます。
とりあえず今年は95セント/株の配当金。
総額2375ユーロ。
高い税金を差っ引かれて、、、、
あっれ?
3ユーロしか引かれてないよ!
2372,03ユーロ入金。
なんで?
手違い?
黙ってもらっておこう。
Schäffler 配当金45セント/株
お次は自動車部品メーカーの
“Schäffler”
です。
自動車部品メーカーとは書きましたが、産業用の工業品も多いです。
電気自動車への転換を完全に寝過ごした日本の自動車メーカー。
マダム シェフラーが
「未来は電気自動車にある!」
と早期に会社の方向転換。
お陰で
「電気自動車部門」
の業績はうなぎ登り。
なのに、
「景気後退で、業績予測が守られるか疑わしい。」
と株価続落中。
配当金がなかなかいい。
45セント/株払ってくれます。
今日の株価で換算して8%。
おいしい。
もうちょっと落ちたら買い足すぞ!
配当金は総額2500ユーロ。
税金をがっぽり引かれて、残ったのはたったの1838、32ユーロぽっきり。
DWS 配当金 2.05ユーロ/株
ドイツ銀行の子会社の投資会社です。
ロシアのウクライナ侵攻に景気後退不安が続き、
「富裕層」
が投資金を引き上げた為、業績悪化。
にもかかわらず
「配当金は毎年、上げていく。」
そうです。
「経常利益の65%を配当金に回す。」
という株主思いの会社。
その言葉通り、なんと2,05ユーロ/株もの配当金が出ました。
今日の株価で換算して7%。
来年は2,10ユーロ/株(予想)。
今年は3280ユーロも配当金が出ました。
税金をさっぴかれた後の手取りは2411,88ユーロ。
全部でお幾ら?
さて全部でお幾らになったでしょう?
総額1万6105ユーロでした。
手取りは1万2453.64ユーロ。
今日の為替レートで196万円。
200万円にわずかに届きませんでしたが、ごっつあんです。
来年は、
「配当金を上げる。」
という会社が多いので、200万円は突破は確実!
半分は株に投資。
シェフラー株が安いから、買い足す予定。
これで来年の配当金はさらにアップ!
残り半分はカメラと旅行に回します。
次は何処に行く?
今後の目標
今後の目標は配当金(手取り額)400万。
毎年、400万手取り収入があれば老後、
「雀の涙」
の国民年金なしで生活できるからです。
(掛け金払っているので、出ますけどね。)
それには今、
「大赤字」
の世界最大の旅行会社
“Tui”
が黒字になることが欠かせません。
この会社、コロナ禍で倒産しないように半国有化されました。
株が
「嘘のように安い!」
と購入。
が、株価がそれからさらに80%下落。
ひ~。
すでに黒字になって航空会社と違い、未だに赤字。
が、今年は違う!
Tuiによると、
「申し込み数が2019年よりも上で、もう売る物が残ってないから追加で買い足した。」
そうです。
今年はやっと3年ぶりに黒字を達成しそうです。
来年株を売却して、その資金を
「配当銘柄」
に投資すれば、
「配当金300万円」
は堅い。
あとの100万は、もうひとつの
「がっつり赤字株」
の
”Varta”
の復活にかかってる。
これにはあと5年はかかかりそう。
その前に倒産しなければ!
果たして?