今回は反周期投資、すなわち皆さんも大好きなお金がテーマです。
すでに
「AI関連銘柄」
は価格が雲の上。
落ちると滅茶苦茶痛い。
そこで私がやるのは
「反周期投資」
です。
以下に詳しく解説します。
この記事の目次
antizyklischとは?
ケチなドイツ人のお決まりの台詞が
“antizyklisch kaufen”
です。
“anti”は「反」です。
“zyklisch”は「周期定な」です。
一緒にすると、
「反周期的に買え!」
という事。
分かりやす言えば
「冬タイヤは夏に買え!!」
というわけです。
夏に冬タイヤが必要な人はゼロ。
需要がない時に買えば、安く買えます。
これが
反周期投資
その
「ドイツ人の教え」
を投資に取り込んだのが、
“Antizyklisch-Investmant”(反周期投資)
です。
例を出してわかりやすく説明します。
日本では今、
「金利上昇」
の真っただ中。
そう銀行業です。
三菱UFJの株価はここ半年
登り竜。
今後も登り続けるのでしょう。
でも株価の動向がはっきりしてから買うのは、
「トレンド投資」
です。
反周期投資 具体例
反周期投資はトレンド投資とは違い
「落ち目な銘柄」
を買います。
と書くと、
「そんな銘柄はごまんとある!」
という声が聞こえてきそうです。
反周期投資では落ち目の株価の中でも、
「将来は化ける!(かも)」
という銘柄を
「青田買い」
する投資です。
具体例を出します。
今、車メーカーの株価はボロボロ。
日産自動車に限らず、ドイツの車メーカーの株価も未だに底値圏。
例。
ポルシェは今週、
「2027年までの業績予測」
を下方修正。
株価は、
「過去最安値」
を更新。
もし
「復活の兆し」
が見えたら、化けます。
増加する電気自動車 新規登録台数
日本国内の電気自動車の充電インフラは、宝くじ並みに稀。
たったの4万台。
国土の広さが日本と同じドイツでは、12万の通常充電+3万3000の急速充電インフラが稼働中。
すでに日本の4倍だ。
さらに今後、加速的に増えていきます。
お陰で電気自動車の登録台数、2025年1月には過去最高を記録!
うんにゃあ。
あの米国でも電気自動車の登録台数が増えてます。
日本車の独占地域だった東南アジアでも、同じ。
ホンダ、スズキ、三菱自動車、日産など日本メーカーは中国の電気自動車メーカーに負け、タイ国内工場を閉鎖して撤退中。
加速化するEV化
2025年は
「あのトランプ」
にも拘わらず、
「電気自動車復活の年」
になる!
というのは誇張ですが、
“Tal der Tränen”(涙の谷)
は、もう通り過ぎた(筈)。
電気自動車の最大のネックは滅茶高い購入価格。
その原因は高価な充電池。
お陰で充電池を
「自社生産」
できるBYD & Xiaomiは強い。
しかし!
今、充電池の価格がまるで日産自動車の株価のように下落中!
2024年だけで20%も価格が下落。
おまけに価格下落が収まる気配がないっ!
「これが電気自動車の販売台数を後押しする!」
というのが巷の味方。
電気自動車復活に賭ける!
なれば当然、
「今、反周期投資で株価が底値の内に関連銘柄株を買い付ける!」
のが最善。
とお悩みの貴兄。
私は電気自動車部品に特化して、株価がボロボロの自動車部品メーカーのシェフラー株を追い買い。
というのもすでに10月に
「下方修正」
した業績目標をさらに30%も下回る業績発表。
株価が石のように落ちたよ!
保有する株は全部で2万3000株。
化けるとデカイよ
でも化けないと
「目も当てられない。」
ので真似をされませんように。
反周期投資 自動車メーカーなら、、
もし電気自動車が復活するなら、自動車メーカーの株を買えばいい。
なにも寄り道して、自動車部品メーカーの株を買わないで。
日本に住んでいると、
「電気自動車」
と聞くと、
「テスラ」
あるいは
「BYD」
が真っ先に頭に浮かぶ。
が、テスラはマスク氏の
「極右政党の選挙運動支援」
で
「反購買運動」
が起きている。
テスラは2024年、2023年比で40%も販売台数を減らした(欧州内)。
2025年1月に至っては、去年比で60%減(ドイツ国内)。
とりわけお金がもうかる企業へのリースに至っては、
「会社のイメージが悪化する。」
とフジテレビのように、次々にリース契約が解約されている。
それも欧州全域で。
テスラを抜いて
「電気自動車販売台数 No1.」
を奪取したのは、なんとあの落ち目のVW。
2位にはBMWが猛追。
テスラは3位。
順位をますます落とすることは間違いない。
そこで電気自動車の復活をかけて自動車メーカーの株を買うなら、
「VW & BMW」
がねらい目。
売れないメルセデス株
当初、
「トランプが就任するまでに売る!」
と天に誓って購入したメルセデス株。
残念ながら未だに売れずに、保有している。
やっと株価が59ユーロまで戻し
「200日平均突破まであと一歩!」
という所でトランプの
「関税の脅し」
でまた株価を下げた。
だから、就任前に売るべきだった!
と言っても、もう遅い。
次の機会は再来週。
メルセデスは2月19日、20日に投資家を招いて、
“Kapitalmarkttag”(投資家ミーテイング)
を開催する。
2024年の業績発表も20日に予定している。
株価低迷でご機嫌斜めの株主。
社長への圧力がかなり高まっている。
そこで株主へのご機嫌を取るため、
「株主へのご褒美があるのでは?」
を密かに期待。
これがなくて
「ボロボロの決算」
だったら悲惨な日になります。
明日はどっちだ!
[…] 「反周期投資のイロハ」 […]