ドイツの達人になる 犯罪・詐欺

ドイツ サッカー留学詐欺のトリックを公開!

投稿日:2018年1月17日 更新日:


目指せブンデスリーガ!

ルーマニアやブルガリアなどで、「ドイツに行って働いてみませんか。」という広告があちこちで見受けられる。こうした案内を真に受けて人材派遣会社に行くと、「週40回時間程度、ホテルやレストランで働くのが仕事。」と言う。その報酬はルーマニアやブルガリアの数倍。ルーマニアやブルガリアの農村、地方で仕事があればの話だが。

ドイツで半年も働ければ故郷で1年暮らせるだけのお金が稼げる上、両親をも助けることができる。そこでよりよって両親思いの若い女性が、この人材派遣業者に申し込むケースが多い。

搾取、人身売買

家族思いの若い女性を待ち受けているのはドイツでの過酷な肉体労働で、1日10時間コキ使われることも珍しくない。それでもお給料は払われればまだいい。往々にしてお給料の大部分を派遣会社がピンはねする。そして残りは現地での宿泊費、食費としてお給料から引かれてされてしまう。

ひどい場合はパスポートを取り上げられて、買春を強制させられる。逃げたり、警察に通報すると家族を殺すと脅されて、逃げる勇気のある女性は少ない。言葉もできず、パスポートもないので、害報告も出させない。まさに現代の奴隷制度だ。

これはなにも東欧に限られない。東南アジアから女性を高い報酬で釣って欧州まで連れてくると、買春を強制させているケースもある。

参照元 : Blick

オペア詐欺

その手段として悪用されるのがオペア制度。デユッセルドルフの高級住宅街のオーバーカッセルにあったオペア仲介業者は、申し込んできた女性をホテルに送り込み朝から夕方までこき使っていたが、勇気を出した女性の告発で業者は警察に検挙された。

似たような方法を取ってるのが日本で人気のインターンシップ。その方法は、ドイツ(欧州)のホテルやレストランでのインターンシップ。「五つ星ホテルで働いてみませんか。」と言う台詞がその特徴。これにご丁寧にも3000ユーロもの大金を払って申し込むと、現地では過酷な肉体労働が待っている。

数週間で逃げ出すケースがほとんどだが、騙されたことを恥じているためか、警察に告発をしないので警察も動けない。結果、大学生など、社会経験のない若者が毎年、騙され続けている。このような非道な手配をしている業者、毎日、平気で熟睡できるのだから、不思議で仕方がない。

黒い森にある五つ星ホテルがインターンシップの募集していたらご用心。いつも人材を募集してるのは、「ラッキー」ではなくて、ひどい会社、仕事場の証拠です。

ドイツ サッカー留学詐欺のトリックを公開!

最近ではサッカーを利用した詐欺が流行っている。日本でも人気があるドイツのサッカー、”Bundesliga”。「我が子をドイツに送って、将来は人もうらやむスーパースターになって欲しい。」とご両親からサッカー留学のお問い合わせをいただく。しかしまだ小学校、中学校の子供を、親の勝手な夢でドイツに送り出すのは、過酷過ぎます。

ドイツ語も英語もできないので、会話ができない環境におかれ、毎日がものすごいストレスです。人格を形成する大事な時期に、大きなマイナスの影響を残します。もし才能があるなら、日本でスーパースターになって、それから海外に移籍すればいいです。

スカウト詐欺

サッカーに熱中している若者に、「ドイツのサッカークラブに入ってみませんか。」とサッカーに燃えている若者にサッカー留学を売っている業者が居る。問い合わせをしてみると、ドイツの一部リーグで活躍してるチームが、才能ある日本人を探しているという。これを聞いて、「いや、私はプレミアリーグじゃないど嫌だ。」と申し出を断る人は居ない。

もう、「第二の香川になれる。」と夢心地だ。業者が送ってくる書類を見ると、サッカークラブのロゴ、クラブの代表の名前とサインが入っている。あとはこれにサインして送り返すだけで、ドイツにサッカー留学できるという。そんな夢のような話があるんだろうか。勿論、ありません。

これは有名選手に憧れる若者を騙すスカウト詐欺。その手口はいたって簡単で、「入学費、手配費用など込みで5450ユーロ+消費税をこの口座までご送金ください。」と契約書に書かれている。まだ二十歳にもなっていない若者には払えない額なので、両親に相談する。すると両親は、「やっとわが子の才能を認めてくれる人がいた。」と、この話にすっかり有頂天になってお金を払ってしまう。

ここからの展開は2通り。一番害が少ないのは、送金した途端に音沙汰がなくなるケース。ひどいのは本当にドイツまでこさせて、誰も知らない田舎のサッカーチームに放り込まれるケース。「話が違う。」と言いたいが、言葉ができない。最後にはお金が尽きて、ドイツで路頭に迷うサッカー留学者が続出している。

アフリカや南米からのサッカー留学被害者が一番多いが、日本人の被害者も出ている。ドイツのテレビ局がこのスカウト詐欺を追跡したが、詐欺を働いていたのはサッカーチームの知り合いの知り合いだった。勝手にネット上からチームのロゴと名前を拝借、偽のサインをして招待状を作成していた。

今でもこのスカウト詐欺は活動中だ。「でも、もし本当のスカウトだったら?」と夢を捨てきれない方、提出されたドイツ語の書類が読めないのにサインせず、バックグラウンドを洗ってください。声を掛けてきた人物が本当にサッカーチームのスカウトなのか、サッカーチームに問い合わせてその人の素性を描写してもらいましょう。「日本にスカウトなんか送っていない。」という返事が返ってくれば、100%詐欺です。

-ドイツの達人になる, 犯罪・詐欺

執筆者:

nishi

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