
日本ではからっきし売れていない電気自動車。
しかしドイツでは
「電気自動車ブーム」
が到来。
皮肉なことにこのブームの
「火付け役」
は、地球温暖化を否定しているトランプだった。
この記事の目次
電気自動車ブーム到来!
遂にドイツにも電気自動車ブームが到来した。
“Kraftfahrt-Bundesamt”(連邦自動車交通局)
の2026年7月の自動車新規登録台数内訳によると、

ハイブリット車を含まない
「純粋な電気自動車」
の割合はなんと、29.3%にも上った。
数で言うと7万8609台だ。
言わずもがな、過去最高の登録台数だ。
一方、ガソリン車とデイーゼル車を合わせると30.7%。
電気自動車の新規登録台数が、内燃自動車を上回るのは時間の問題だ。
2026年8月10日、ハイオクの全国平均価格は2.14ユーロです。
日本円で

394円です。
さらに!
デイーゼルはガソリンよいもわずかに高い。
ざっとリッター400円。
これで毎回、満タンにできる人は多くない。
電気自動車ブームの立役者となった3っの要因
その電気自動車ブームの立役者は三つ。
最大の立役者は、よりによってあのトランプだった。
後先考えず始めたイラン戦争で、
米軍はミサイルが枯渇。
これ以上攻撃を続けられない為、一方的に攻撃を中断。
イランは賠償金を要求して、和平交渉を拒否。
結果、ホルムズ海峡は封鎖されたまま。
お陰でガソリン・デイーゼル価格は高値安定。
車が必要な消費者は
「嫌でも」
電気自動車を買わざるを得ない。
次いでドイツ政府が再導入した電気自動車購入補助金も、
ブームに一役買った。
第三の要素は電気自動車の性能が上がったのに、価格が下がってきた事。
これで一般庶民でも買えるようになった。
ドイツ車 中国勢に対抗できる?
最近、中国の電気自動車最大手”BYD”が日本にも、販売攻勢をかけてきた。
しかし”BYD”の最大の関心は、世界で三番目にデカい欧州のマーケットだ。
中国市場では苛烈な価格競争で利益が出ない。
米国市場では関税のせいで販売が困難。
そこで世界第三の車市場である欧州に目を向けた。
果たしてドイツ車は、中国勢に対抗できているのだろうか?
7月のメーカー別販売台数を見てみると、

中国勢トップの”BYD”が16位。
現状ではドイツ車がダントツで優勢だ。
しかし!
“BYD”は2026年の1~6月で販売台数が前年比で81.4%増。
1年後にはトップ10に入るやもしれず、油断は禁物である。
ちなみに電気自動車、車種別の人気トップ10は

1位から10位までドイツ車が締めている。
車に関して
「超保守的なドイツ人」
のお陰だ。
Skoda Elrog
ちなみに首位の
“Skoda Elrog”(シュコーダ エルログ)
は、”VW” 傘下のチェコのメーカーが販売している電気自動車だ。
気になる価格は3万4000ユーロから。
補助金を使えば、
「ほぼ3万ユーロ」
で買える。
もし子供がいる家庭なら、3万ユーロを割る。
日本で売れない電気自動車 何故?
ちなみに日本でも2026年7月、電気自動車は
「過去最高の登録台数」
を記録した。
その数なんと、1万1983台である。
ドイツの1/6以下だ。
念のため、言っておくとこの数字は
「電動自動車」
ではなく、プラグインハイブリットを除く、純粋な
「電気自動車」
の登録台数である。
この数字を見れば、
では何故、日本では電気自動車はこんなに売れないのか?
その理由は
- 充電インフラ不足
- ガソリン価格が安い
に尽きる。
日本はドイツより1/3も人口が多いのに、充電柱はたったの6万8000台。
国民一人当たり0.00054台。
少なすぎ。
一方、ドイツには20万を超える充電柱がある。
国民一人当たり0.024台。
要するに、
買っても充電できない電気自動車は誰も、買わないわけだ。
加えて日本ではハイオクが177円。
ドイツの半値以下。
一体、誰が充電に困る電気自動車に乗り換える?
言い替えれば、日本は世界第二の米国の車市場に集中して
これでうまくいく?
地球温暖化対策
今年の夏も暑かった、、
原因は二酸化炭素の排出増。
そこで欧州では二酸化炭素の排出を抑えるため、電気自動車への転換に舵を切った。
内燃エンジンでは世界一の技術があったのに。
だからガソリンやデイーゼルの価格が高くても、税金は下げない。
その代わり、
- 電気自動車購入補助金を導入
- 充電柱を全国で整備
して電気自動車の普及を助長、二酸化炭素の排出量を減少させる。
一方、日本は
- ガソリンの暫定税率の廃止
- ガソリン補助金政策
を実施、ガソリン価格を下げて内燃自動車の販売を促進している。
あまつさえ、電気自動車の増税を決定、
二酸化炭素の排出量を減らす努力を放棄。
日本の政策はおかしい。
この狂気じみた酷暑に襲われているのに!
あの中国でさえ二酸化炭素の排出量を下げる為、電気自動車を推奨しているのに。
編集後記
2026年8月の自動車登録台数統計によると、

電気自動車は全体の32.4%。
一方、ガソリン・デイーゼル車は27.3%。
それも5%もの差で。
ガソリン・デイーゼルの価格は未だに高いので、電気自動車ブームは終わりそうにない。

