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赤ちゃんスキャンダル 政府与党政調会長辞任

投稿日:2026年7月21日 更新日:

赤ちゃんスキャンダル 政府与党政調会長辞任

政府与党の政調会長が、赤ちゃんスキャンダルで辞任に追い込まれた。

総務会長と言えば、党内で

  1. 党首
  2. 幹事長

に次ぐ、Nr.3 のポジションだ。

その政界の要人が辞任に追い込まれるには

「余程の事」

が必要だ。

一体、何をやらかしたのか、皆さんに紹介します。

Fraktionschef とは?

赤ちゃんスキャンダルで辞任に追い込まれたのは政府与党”CDU”の

“Fraktionschef”

だった

Jens Spahn 氏だ。

参照 : bbc.com

 

その

“Fraktionschef”

をそのまま訳すと、

「派閥リーダー」

となる。

この職務は党の国会議員の代表で、党の政策を取りまとめて連立与党と協議する。

これを自民党の役職に当てはめると、政務調査会長に相当。

 

この役職は政策決定は勿論、

「党首の選出」

でも、大きな役目を果たす。

言い替えると、党首と政務会長の仲が悪いと政策決定で

「内輪もめ」

で、議論が先に進まない。

さらにはこっそり議員票をまとめて

「謀反」

をおかしかねない。

以前、メルケル女史が党首に選出されると、政務会長の職にあったメルツ氏をクビにして、自ら党首兼政務会長に収まった。

この

”Demütigung”(屈辱)

がメルツ首相を

「復讐に追われる人物」

にしたと言われている。

政務調査会長 Jens Spahn

そしてメルツ首相が

「三度目の正直」

党首に就任した際、

フリードリヒ メルツ 3度目の正直でCDU党首に

やはり”Fraktionschef”の要職を奪い、自ら党首兼政務会長に収まった。

その後、首相に選出される

「大石内蔵助」

のように忠実な Jens Spahn 氏を政務会長に抜擢した。

氏は同性愛者である事を公言しており、男性と結婚している。

メルケル政権下では厚生大臣に就任。

コロナ渦では接待を受けた後、市場価格を大きく上回る価格で業者にマスクを大量発注。

その大部分は使用されることなく破棄された。

無駄になったマスクの調達費用は1兆円。

これに保管費用と焼却費が加わる。

これが有名な

「ドイツ版アベノマスク」

と言われる

“Maskenaffäre”(マスク スキャンダル)

だ。

参照 : Maskenaffäre

 

不思議なことにJens Spahn 氏はこのスキャンダルを

「記憶にございません。」

で生き延びたばかりか、メルツ政権では政調会長に抜擢される大出世を成し遂げた。

赤ちゃんスキャンダル 政府与党政調会長辞任

そのスパーン氏、

「赤ちゃんが欲しい!」

という強い願望があった。

ちなみにドイツでは10年程前にやっと

「同性愛者の養子受け入れ」

が可能になっている。

参照 : lsvd.de

 

が、スパーン氏には

「遺伝子上の結びつき」

が欠かせなかった。

もしこれが女性の同姓カップルなら、ドイツ国内で精子の提供を受けて出産が可能だ。

しかし男性カップルの場合は、

“Leihmutter”(代理母)

が必要になる。

言い替えると、男性カップルどちらかの精子で提供された卵子を人口受精、代理母の子宮にこれを

「移植」

する。

この代理母は

ドイツでは違法である。

 

そこでスパーン氏は米国で代理母を見つけて、出産してもらった。

信憑性の問題

それでもスパーン氏が一般人あれば、何も問題はなかった。

ところが氏は

「代理母制度は違法である!」

と声高に反対してきた”CDU”の政調会長である。

スパーン氏自身もこれまで、代理母制度には反対してきた。

なのに自分が、

「子供が欲しい。」

となるとこれまでの主張をひっくり返して、海外で子供を設けてしまうのでは信憑性に欠ける。

そんな党の公約を誰が信じるだろう?

 

が、スパーン氏はマスク スキャンダル同様に、

「何が悪いの?」

と、状況を全く理解していなかった。

赤ちゃんスキャンダル 辞任要求

状況を全く理解していなかったのは、首相のメルツ氏も同じ。

政務会長から

「パパになりました。」

と報告を受けた首相は、

「おめでとう」

と祝意を表明。

こうして始まったのが赤ちゃんスキャンダルだ。

その後、州選挙を控えている東ドイツの州知事から、

「これでは選挙戦を戦えない。」

とメルツ首相に苦情が殺到。

ここでやっと

「事の大きさ」

を理解したメルツ首相は、政務会長に辞任を要求した。

数時間後にはスパーン氏も

「事の大きさ」

を理解して、

「俺には家族の方が大事。」

と言い訳じみた辞任表明を出した。

参照 : zeit.de

広がる 赤ちゃんスキャンダル

スパーン氏の

「赤ちゃんスキャンダルによる辞任劇」

が報道されると、

「他にも代理母で子供を設けた(同性愛)議員が居るんじゃないか?」

と疑うのは、当然の成り行き。

するとすぐに見つかった。

そうもまた”CDU”の国会議員だ。

麻薬問題担当のシュトレーク議員が、米国で代理母を介して子供を設けていたことが判明した。

ところがである。

政府のスポークスマンによると、

「スパーン氏のケースとは全く違う。」

との事で、

「おとがめなし」

だそうだ。

一般人には

「違法です。」

と言っておきながら国会議員が次々に違法行為を行い、その上

「おとがめなし」

では国民の信頼をなくす。

2026年9月に極右政党の牙城、東ドイツの

“Sachsen-Anhalt”(ザクセンアンハルト州)

で州選挙がある。

政府与党は

「こてんぱん」

に負けるだろう。

教訓

今回の赤ちゃんスキャンダルから得られる教訓がある。

スパーン氏はマスク スキャンダルの際、全く反省の色を見せなかった。

しまいには、

「何処が悪い?」

と逆切れする始末。

氏が

「良識」

と縁がないのは明白だった。

にもかかわらず、メルツ首相は氏を政務会長に任命した。

このように

「失敗から何一つ学ばない人間」

を要職に就けるのは間違いだ。

必ず

「次のスキャンダル」

が来る。

その典型が福岡県議会の蔵内勇夫議長。

  1. 市民の税金を無駄遣いして
  2. あれだけ批判されながら

「海外旅行は辞めません。」

と言い切った。


こういう人物は何も学びません。

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執筆者:

nishi

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